osorakirei_
2024-05-20 18:18:49
19184文字
Public 小説
 

# いいねした人をイメージして小説の書き出し一文

※前提としてタグ改変をしています。書き出し一文でイメージが伝わるわけがないため、500〜1000(+100)の掌編として書いています。



月よ星よと

 太陽が徐々に姿を見せ始める時刻。それでも朝と言うには深く、夜と言うにはまだ浅い。薄闇が包むというのにいやに明るく見えるのは遮るものが存在しないからだろう。生い茂る木々、連なる家々、聳え立つビル。都市と呼ばれたこの場所にかつての栄華の面影はなく、見るも無惨に朽ちていた。時折脆くなった外壁が崩れ、辛うじて残していた形も倒壊する。舞う砂埃に眉を顰める者も、瓦礫が撤去されない事に声を上げる者も居はしない。時間だけが流れている。文化形成はままならず、コミュニティが崩落していく。
 地球は確かに青かった。しかしそれは『過去の事象』であり、歴史として扱われることももうない。荒廃した星は、思慮深い学術者の言説や、堅実なメッセンジャーを必要としないのだ。数多の思考が淘汰され、単一化される。多種多様な民族は消えたうえ、法も機能を放棄した。こうした独裁は望まれたものであり、危惧された未来であり、広がる現実である。治安が改善されたのはとんだ皮肉と言えよう。乱す者が居なければ当たり前に諍いは起こらないのだから。
 くすくすと楽し気な声が風に乗る。この星が求めるものは少女が望むものだけだ。黒い髪がたおやかに伸びては地面に影を作る、風に攫われた黒はあでやかに舞った。その様は妖艶の二文字が良く似合う。
 支配者は全てを追いやった。頭の固い御歴歴おれきれき、愚かな人間、視界を遮る建造物……云々。理性ない獣だって。世界を形成するには全てが必要だが、いまや世界である少女にはその全てが煩わしく邪魔でしかなかったようで一掃された世界を満足そうに眺めている。そして軽い足取りのまま隣へと手を伸ばした。
 重ねられた手は一つ一つ形を確かめるように絡み合い、引き寄せ合っては、唯一塵芥ちりあくたでない存在を認め合った。四枚鏡の紫は愛を捉えて離さない。
 小さな笑い声は続く。墨染めに遮られた内側の彼女達の色は窺えない。それはまるで秘密基地で内緒話を行うような、蜜事に耽溺たんできするような。とかく空気は神聖な。
 月が見ている。





・・・・・・ ○月さん
絶対年上 きょうりゅうちゃん 頭いい 料理できない スコーン(スコーン?)パンケーキ(パンケーキ?)
夜 宇宙 月面 女 世界滅亡 百合
月は本当の月か?比喩か?比喩にするなら絶対に女になる でも普通に荒廃した世界で二人で手を繋いで笑いあってる女たちは美しいよ 三人称にしたい 書ける?

くすくすと小さな笑い声は続く。
月が見ている。
・・・・・・

ぜったいにゆりがかきたかったです。
明言してないけど俺がそう言えばそうなので。俺って世界。まぁこの世界、もう少女に乗っ取られてますけど。
貴女以外は必要ないの。ふたりぼっちみたいなんてくだらないわ。二つより多くの数なんて元々存在しないのよ。