osorakirei_
2024-05-20 18:18:49
19184文字
Public 小説
 

# いいねした人をイメージして小説の書き出し一文

※前提としてタグ改変をしています。書き出し一文でイメージが伝わるわけがないため、500〜1000(+100)の掌編として書いています。



ゆるしてください

 光を反射させた艶のある革、尖った爪先がゆっくりと左右へ振られる。ワイパーのような動きなれど汚れを拭き取りはせず、ただ広げるばかり。二度、三度、半円が増える度に小さく呻き声が上がった。
 革製品は手入れを怠るとすぐに劣化する。一般的なメンテナンスの工程としては毎日行うものと七日に一度程度行うものとあり、彼は日課として欠かさずその時間を設けている。靴を脱ぎ軽く汚れを落とし布で拭いた後シューキーパーへと収める、靴墨を塗布し時間をおいて磨く。前者は三分、後者は三十分にも満たないだろうが手間であるのは事実だ。紅茶のカップにお湯を注ぎ予め温めておくこと、前日に翌日のゴミをまとめておくこと、予定日付近に関係者へリマインドをかけること。同列である『一手間』は往々にして労力はかからずとも面倒なもので、だからこそ惜しまない方が物事は円滑に進む。世の中の大切なことは大抵が面倒くさい。
 革靴に血が付着する。彼は気にする素振りもなく、傷口に塩よろしく砂利を塗り付けていく。異物とみなされた細かな粒子は相容れず刺激に変換される。周囲には誰も居らず、ただ接地面の摩擦音と男の細い息遣いだけが漂っていた。薄い胸が上下する動きは弱々しい。硬く冷たい打ちっぱなしのコンクリート、流れる静寂、絶え間なく続くゆるやかな痛み。彼は何も言わずただ男を見下ろしている。瞳に温度はない故に弧を描く口許が不気味に映る。
 心身ともに異常に侵入された男はやがて喉奥を鳴らしては唸り、懇願を口にし始めた。無意味な謝罪混じりの声を聞き入れた彼は静かに足を上げ、寄り添っては膝をつく。抱きかかえる様に男の体を起こし一つ一つ念入りに傷の確認と手当を施した。労わるような言葉をかけながら。返事にもならない懇願が、彼が退室した後も続いていた。繰り返し、繰り返し。





・・・・・・ ○納屋子さん
アルセウス 放サモ 暴力 ひょろの男 プライドよわよわざぁこ♡だっさ♡
納屋 革靴好き うまい 季節でいうなら夏 プ虐 ログボ フォロワーに寝具送ろうとしてる 納屋カス
あかちゃん 芋虫 スーツ

納屋子さんのイメージとかじゃなくて単純に納屋子さんが好きそうな男の小説書きたいよ(!?)でも感情はいらないな そうなると三人称神、ですか……
プライド高い高いのスーツのひょろがり男が暴行されて命乞いする話!?
丁寧な男の丁寧な仕事ってなんだろう 時間をかけて拷問をするか何日かに分けてするか てか懇願する男の方をメインにするんだったらもう懇願させた方が良いのでは?
・・・・・・

すみません、納屋子さんが好きそうな男の小説を普通に書きました。嫌な有言実行だな。
丁寧であることを「丁寧」と書けば早いのはそうなんですけど、なんかそうじゃないしな……と思い、どうにか感じ取ってもらえるようにしましたがよくわかりませんね。あとこれ、彼の方は俺が好きな男です(!?)
作るのは一生、壊すのは一瞬。その一瞬に手間暇をかけるのが彼であり、それは自身に対しても同様です。かけた時間に執着をしない姿が、畏怖を煽ることもあるでしょう。どれだけ時間を使われていても彼はいとも簡単に手を離すだろうことが理解できてしまいますから。