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お芋さん太郎
2022-06-03 21:08:54
21068文字
Public
twst
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ドキッ! 護衛なしでお友達と初めてのお泊り花火大会 in 熱砂の国
※ツイステ
※ディアソムニア寮
※オリキャラ
※アリアーブ・ナーリヤ
以前pixivに投稿していた作品です。
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狭い室内でリリアが目を細めてクツクツと笑う。
「それで? 結局どうなったんじゃ」
『どうもこうもないですよ! ジャミル先輩には絶対に気づかれました』
『副寮長! こいつ、手が震えちまって3回も撮り直したんです!』
『バッ、おま、言うなってそういうこと!』
「クフフ
…
よいよい。それで、どうじゃった?マレウスは」
『ダイヤモンド先輩にどんなポーズをしたらいいか聞いている寮長の神々しいことといったらありません! 逆光になるかと思いました』
『今日はいい夢が見られそうです』
『若様はいつでも』
『うるせーって!』
彼らが賑やかに戯れる様子は寮でもよく見かける光景だったため、手に取るように分かる。
戦争を経験し、シルバーをその手で育てたリリアには、子供らが自由に気ままに伸び伸びと成長していくことの尊さがよく理解できていたし、その難しさも身に染みていた。
だからこそ、マレウスを守るという使命のためにいつだって背伸びしがちなシルバーとセベクには世界の至る所から生徒が集まるNRCで楽しい体験をたくさんしてほしいと感じていた。
自身の揺るぎない目標のために犠牲にしたものは多くとも、学園を卒業し、たとえ住む国は違えども心を許し合える友を得ることは、彼らのすべてを大きく成長させ、かけがえのない生涯の宝となるだろう。
長く生きれば消えゆく絆も多々あるもの。
リリアは木の机に頬杖を突きながら、ただただ彼らの絆の永遠を祈った。
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