望野おもち
30059文字
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DRAPLS/Prologue④

楽しんで書けました。頑張って読んでください。
感想などは #DRAPLS を付けたりfusetterを使ったり何なりでお願い申し上げます。



東部地下都市 校則 ver.2

1. 東部地下都市(以下「当施設」といいます)は、人工知能アルターエゴ:ラプラスβ(以下「ラプラス」といいます)によって管理され、皆さまが安全で安定した生活を送れるようサポートすることを目的とします。

2. ラプラスは、当施設の管理および本校則の運用を平等かつ公正に行います。当施設の全ての市民は、ラプラスの判断および本校則に従っていただきます。これに対する拒否はできません。

3. ラプラスに対する破壊行為や反逆行為、またはそれに準ずる行為は禁止です。これらの行為が確認された場合は、校則違反として対応します。

4. 当施設内で絶望の残党が確認された場合は、絶望の残党対策規定に基づき、当施設は殲滅対象となります。ただし、「希望」によって残党の特定および排除を行う意思が示された場合は、ラプラスの判断により一定期間の猶予が与えられることがあります。

5. 午後10時から翌朝7時までは「夜時間」となります。夜時間中、ラプラスはスリープモードに移行し、「イージスの鍵」に関する機能を除き、多くの施設管理機能が一時的に停止します。これはデータの整理や機器の冷却を行い、電力不足や不具合を防ぐためのものです。また、安全確保のため一部区域への立ち入りが制限される場合があります。

6. 当施設内で殺人が発生した場合、ラプラスは厳戒態勢へ移行し、犯人が特定されるまで皆さまの安全確保に努めます。一定時間経過後、全員参加による「学級裁判」が行われます。

7. 学級裁判では、議論と投票によって犯人(以下「クロ」といいます)を決定します。投票結果は全員の意思として扱われ、結果に対する拒否はできません。すべての市民は、その結果に従う必要があります。

8. 正しくクロを指摘した場合、クロのみが処理されます。

9. 正しくクロを指摘できなかった場合は校則違反とみなし、クロ以外の全員が処理されます。

10. 前項の場合において生存したクロには特別措置として罪が免除され、ラプラスにより自由が与えられます。

11. 絶望の残党と疑われる人物を裁くため、「残党狩り裁判」を行うことができます。この裁判の結果および処理は、学級裁判と同等の扱いとなります。

12. ラプラスは、絶望の残党対策規定第12条に基づき、夜時間にランダムで「イージスの鍵」(以下「鍵」といいます)を付与します。

13. 鍵は対象者の個室を完全な密室とする権限であり、内部・外部のいずれからも破壊・侵入・脱出はできません。

14. 当施設において現在利用可能な鍵は3つです。

15. 安全の平等性を保つため、鍵を利用した方は翌日に続けて利用することはできません。

16. 鍵の利用記録はラプラスが管理します。公平性を維持するため、その内容は公開されません。

17. 全員の同意が得られた場合に限り、その夜の鍵利用者を指定することができます。

18. 鍵の利用についての自己申告は自由です。ラプラスはその内容について真偽の判断を公表しません。

19. 校則違反および裁判結果の執行は、すべてラプラスが公平かつ公正に行います。

20. ラプラスが必要と判断した場合、本校則は追加または変更されることがあります。

※本校則における「希望」とは、絶望の残党対策規定に定義される、特別な才能を持つ「超高校級」の若者を指します。