akinoshiroihana
2025-10-31 01:18:47
17272文字
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名刺置き場13

ゲッター25年後半



*原文が見つからなかったので名刺画像から文字化してみた號隼。見つけたら後で誘導すること
製作時期は23年7月



「心外だな」
『うわ軽っ」との評価に、毎度の過剰労働から不整脈を起こすも、自分で医務室までのストレッチャーを呼んだ男がしかし、眉根を寄せている。現在心拍が正常でないからその端正な顔は過去の大小すさまじい古傷が浮かび上がりさえして土気色なせいかといえば、そっちは知ったことではなく、現状、気の利いた若手の部下に抱え上げられ、つまりは「お姫様抱っこ」になっているのが気に入らないらしい。
「お前の事だから『冷蔵庫より重いか軽いか』ぐらいで判断しているだろう」
「あああれはね、対角線を意識すれば持ち上げんの楽だよな」
それにある程度協力態勢になってくれる相手だったら、女の子でも100kg越えの相手でも、ちょっとは動かせない事ないかな神さんだって今咄嗟に俺に合わせてくれたじゃん…………………うわ、ぐんにゃりすんな、重くなった!と若者は悲鳴を上げる。
「全盛期の同僚にだって言われた覚えがないぞ」
むしろ針金体型の癖に重い、と驚かれさえした
「そりゃ神さんが抱っこいやがったんだろ、今みたいに」
脱力したにゃんこみたいに、と言い足した後で、そんな局面も発生するだけの闘いがあったのだろうと若者は思う。が、
「お前が今何を考えたかわかるぞ」
あいつにはこんな具合に手厚くはされてない、それに言われたのは二人して体育の授業で柔軟運動をしていた時だ
あの戦いの合間には浅間山の麓の高校に共にいっちょうなえに通いもしてな
を吐くから、
腕の中、両手の指を組み合わせてすっかり大人しくなってしまった神隼人がノロケとはまるで自覚無しの、遠い日を慈しむノロケ
一文字號は。天を仰いだ。