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はしびろこう
2026-02-09 19:02:03
20954文字
Public
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治安悪ラヴァ
アシュヨダ前提🐮ラヴァわちゃわちゃ
アッパー集団🐮ラヴァが書きたかった
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——
ピッ
両足が離れ、全身を空中に投げ出しながら反転
——
全身が浮遊感に包まれる前に銃を構える。
——
ピッ
屋上に敷いてきた仕掛けがうまく作用し
——
粉塵が巻き上がったのを見て、屋上の手すりに弾を打ち込む。
ボッ
——
ピーン
——
カウントが切れた瞬間に、手すりから走った火花が延焼
——
粉塵爆発を巻き起こす。
ドォッ
——
!!!
屋上から噴火したような爆音、辺りを一瞬照らす昼間のような光
——
風圧で空中で体が吹っ飛び、先ほど一緒に落とした男の足を引っ掴み、最低限のクッションにして落ちる。
地面に風圧で叩きつけられたが、下の男がいたおかげで
——
まあ打撲で済んだことだろう。
は、と長く息を吐き、ドゥリーヨダナたちの方はうまく行ったろうか、なんて考えながら待ち合わせ場所まで行かなくてはと立とうとしたら、ドゥリーヨダナとカルナがこちらにかけてくる。
安心して脱力。
「おーい!アシュヴァッターマン、えらい高いところから落ちておらんかったか!?」
「旦那、こっちは首尾通りいったぜ、そっちは?ドゥフシャーサナは?」
「会えたぞ、まあ誘拐の報がでているから連れて帰るのは公安を通しての方が良かろうと話はしたし、首脳部は掃除したし安全は確保した。そろそろ撤退だ」
「いいのか?」
「オレのバイクは三人までが定員だ」
カルナの言葉に、それを伝えられたドゥフシャーサナを想像して笑う。
「しかし思ったより派手になったな、粉塵爆発一回見てみたかったがこんなに映えるとは」
「ヴィカルナもこんだけ光れば通報しやすいだろ」
「全くだ!あっはっは!さーて!後片付けを任せる奴らに捕まらないようさっさと帰ってコンビニスイーツ買って寝よう!」
「賛成!」
「帰り道は任せたぞカルナ!」
「まかせろ。がってん承知の助、というやつだ」
「どこで覚えたんだよお前それ!」
——
バイクにまたがり、雑談をしながら、エンジン音を闇世に響かせ、ろくでなしたちの夜はふける。
※
「些事」
天才というのは少し人とズレたところがあるというか、理解が早すぎてこちらに理解の時間を与えないだけなのだが、アルジュナと双子の弟、オルタについてもそれは言えるよなぁなんて思いながらこの後のことを考える。
施設の電気が消えたのが見えたということは、電気系統を壊したのだろう。
どのくらいで兄たちの安全を確保して出てくるのかはわからない。いつでも出れるように準備しておかねばならない。
夜も更けて、隊員たちの気も抜けている頃だが
——
俺たちだけはあの建物で起こっていることを知っている。
宗教団体のブラックボックスに
——
手を入れるためには第三者からの善意の通報が入るようなことが、起こるはずなのだ。
あのトンチキが何をするつもりかはわからないが
——
ドォオ‥
——————
!!
閃光と轟音が視界に飛び込んできた。ブワッ、こちらまで音の衝撃波と風の塊が飛んで、くくっている髪が靡いた。
「
————
は、?」
最初は建物が完全に爆発したのかと思った。だが煙と灯りが落ち着けば
——
とりあえず、形は残っている。
兄の安否と、色々な事件の証拠がドバッと頭を駆け巡る。
「あっ‥んのトンチキ野郎!!」
「粉塵爆発‥」
「はぁ?!粉塵爆発だったら何もかも吹っ飛んでねえか?!」
「いえ、室内や密閉空間ではないので
——
衝撃は上と横に逃げたでしょう。あれなら見た目ほど建物にも人にもダメージはいきません。火の粉も‥まあこの湿気なら大丈夫でしょう」
目を凝らせば、確かに燃えているのは屋上だけ、だが。
「
——
これじゃあ通報なんか必要ねえだろ」
肉眼で目視もできるし風圧も来るような爆発が起きたのだ。
行かねば税金泥棒と謗られることだろう。
「‥‥」
まあ間違いなく、これが合図だ。
だが合図が来たということは、滞りなく人質の無事を確保したということだ。悪辣だが、仕事はできるろくでなし集団なのだから。
つーかそれ以外いいとこねえんだからそれだけしか評価できねえ。だが。
——
ここからは、俺たちの仕事だ。
「一から三班、点呼が済んだら施設に繋がる道をふさげ!逃げるやつは捕まえろ!残りの四から七班は山道を潰しつつ建物に向かうぞ!」
「はっ!」
※
後日、小さい傷がたくさんできたし、建物から落ちもしたからと一応検査を受けておくかと病院にアシュヴァッターマンが連れて行かれたが、肋骨にヒビが二箇所入っており、痛えと思ったぜ、などと供述している。
(宗教施設から助け出されたドゥリーヨダナ氏は、助けてくれた警察に最大限の感謝を伝えています)
ちなみに、肋骨のヒビは包帯を巻いておくしかできない。折れていても似たようなもので、やはり巻いて放置するしかない。
包帯をきつめに巻かれながら、待合室のテレビで流れるニュースの音を聞いてもアシュヴァッターマンにはこれと言った感想はなく、そういやあの日食べたコンビニスイーツいたく旦那が気に入ってたな、などと考えながら帰りに買って行くことになった。
アッパー集団に先日の事件というはない。(毎日が事件のオンパレードで飽きねえよな)
おわり
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