DRRV11037
2026-02-05 13:21:14
18106文字
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DRRV 1章 日常編




side: 四葉結

私は、三品くんと小栄くんと一緒に片付けを最後まで手伝ったあと、倉庫で30分ほど探し物をした。

寝間着にできそうな衣類の入った箱を探していたのだ。
昨夜のことを思い出すと恥ずかしくてたまらなくなる。制服姿のまま、ベッドに倒れ込んでぐうぐうと朝まで眠ってしまっただなんて。目を覚ましたときにはひどく焦った。大慌てでお風呂に入って着替えて、髪を整えるのももどかしく部屋を転がり出ていったの、楸谷くんにはバレてたかな。ともかく今日はそんなことはしない。私は密かに誓いを立てる。

これなんか良さそう」

羊みたいにもこもこしたパジャマが見つかった。手触りが良いし、薄い桃色がとても可愛らしい。これに決めた。

私はパジャマを胸に抱えて倉庫を出て行く。

寄宿舎への道すがら、数人と出会った。
すれ違う度に二度見されたけどあまり気にしない。

ガラス戸を抜けて寄宿舎に入ると、ちりりと微かな違和感が目についた。
小栄くんの部屋の扉が僅かに開いている。不用心だ、閉め忘れかな。あとで会ったら教えてあげなくちゃ
そんなことをぼんやり考えながら、私はルームキーを使って自室の扉を開けた。起き抜けの乱れた姿をそのまま残したベッドを丁寧に整え、布団を敷き直すと、その上にパジャマを置く。

……。私はたっぷり十秒間、それを眺めた。

……

やっぱり気になる。

私は踵を返して部屋を出ていく。あの小さな違和感をどうしても見過ごせなかった。

例の扉に近づくと、変わらず数センチほど開いたままになっている。

どうしたんだろう?
というよりどうして私はこの程度のことを怖いと感じているのかな?何を想像しているの?そんなこと、起きるはずがないのに。

私は耳をそばだてた。ギシギギと、なんとなく耳障りな嫌な音がする。
でも、話し声は聞こえない。

もちろん、もちろん分かっている。
勝手にひとの部屋に入るのは良くないと分かっている。でも、それでも

私はひんやりと冷たいドアノブに手をかける。