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異世界系列
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ハコニワのノア-乙女ゲーの世界に転生したけどなんだか様子が変です-
らいのあです
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プロローグ
よく晴れた清々しい程の青い空、見慣れた町並み、耳に障る雑踏。
私はお気に入りのぬいぐるみと共に散歩していた。
良いスポットを見つけてぬいぐるみがよく映えるよう、携帯で写真を撮るのが目的だった。
満足した出来栄えのそれをSNSに共有する。
『らいぬとお出かけ中~!新しいお洋服もお披露目しちゃいますね♡オシメイトさんで購入したぬい服ですが、らいぬの綺麗な金色と明るいカラーがマッチして素敵です』
『らいぬはおひさまよりぼくのほうがかがやいてるよ!とカメラを独占してきますw近すぎて映ってない!映ってないよ!』
アップすると早速いいね!が一つ。
私のアカウントのFF(フォローフォロワー)は同じジャンルの仲間しかいない。
好きな相手は違えど、数少ない仲間たちだ。いいねしてもらえるとすごく嬉しい。
最近オカルト好きの方面で流行り始めた「呪いの噂」に負けず、これからも同志として頑張ろうなみんな。
「らいぬ、よかったね~今日もバッチリ決まってるって!」
頭の中で彼が喜んでいる声が聞こえた。
「
……
あれ?」
ぽつっと雨粒が当たった。空は晴れているのに、だ。
「ええ、天気雨ってやつ?もう
……
。ごめんねらいぬ
……
今日は帰ろっか?窮屈だけど鞄に入っててね。絶対私が守るから!」
専用のぬいぐるみ専用の鞄に入れてあげた。
段々強くなってきた雨に、私はぬいぐるみの入った鞄を抱きしめ、走り始めた。
すれ違う人たちも口々雨に不満をこぼしている。
帰路の途中、赤信号に当たってしまった。
(早く早く
……
早くして~
……
!)
足踏みしながら待っていると奥から様子のおかしい車が猛スピードで走ってきているのが見える。
え、嘘。あの車まさかこっち目掛けて突っ込んできてない
……
?
に、逃げ
―――
……
。
肉と鉄は衝突し、鈍い音を最後に意識が途切れた。
ゆったりとした足取りで誰かが近づいてきたことも知らないまま。
らいぬ
……
ごめんね。あなたをこんな酷い有様に置いて行くことになって
……
。
「
……
――
やっと、望愛の魂を帰してあげられる」
「望愛。今度はゲームじゃなくて本当の俺を、愛してね」
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