akinoshiroihana
2025-04-14 22:09:30
26278文字
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ノーマルぷらいべったーゲッターネタ倉庫2



歩行訓練

いやはやあんな地味痛いものだとは。東映竜馬実家が身障者サポート施設的なのを運営してるのは無印DVDのブックレットにありました
なお自分のリハビリがなかなかハードになってきてリョハヤ変換しても微妙な時期につき続編未定😂
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病室から車椅子を押されて出ると、「目線が全然違うや」とパジャマのままの隼人は呟き、どこぞの見舞客に連れられてきたのであろう、スモック制服の幼児と行き交えば、子供の目を輝かせた。
「『お兄ちゃん何かカッコいいのにのってる、ママあれ買って!』って顔だな」
「まさか」
「いいやそんな感じあったぜ」
大きく振り返る所作をした隼人につられた竜馬の目先には嬉しげに手を振る子供と大いに慌てた様子の保護者がいて。恐縮した竜馬が一礼するのに隼人は涼しい顔でまだ子供に手を振っているので、その小さな頭蓋をこつんとやる。
この得体の知れないタイプの人たらしつぷりは、もうほんの少しだけ時と場所を選んでくれないかと。

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リハビリ室の一隅、床に膝をついて、健康で力強い大腿の上に白い足首をのせ、静かに揉みしだく。
「なにもそんなかしずくみたいにしなくってもさ」
お前さんのファンの子達に恨まれちまいそうだ
「子供の頃から家の手伝いで教わってるし、物議をかもしそうになったのならもっと際どいのの覚えもあるさ」
「物議」
お前さんにも自覚があったってのは、そりゃしんどそうだなあと肩を竦める隼人の足先を両手で握り込んで「アキレス腱ちょっと伸ばすぞ」と告げた竜馬の掌の熱さと逞しいながらの柔らかさを、初めての部位で感じ、彼は僅かにふるえる。
「痛いか?」
「なんてことないさ」
「それで何だっけ、この状況は、俺がお前にお仕えしてるみたいで気が退ける?」
甘やかすのも可愛がるのも嫌いじゃないぞ、だからそれに付き合ってるとでも思ってくれたら。そうにこり笑って見上げる目のあかるさ強さ。
自分は使わない弁明と語彙だと隼人は思う。

それと、それに、
『痛いか?』
この問いが多すぎるぐらいなんだと隼人はなやましい。頑是ない子供同士ならともかく、自分達が言い交わすにしては、どうにもいやらし--不適切なようで。

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「痛ってえ……おいそれやめろよ、痛えってば」
「ダメだ、お前の鈍った方の膝が勝手に崩れないように俺の膝で押さえてるんだ」
お前みたいに背が高くって動かし方を忘れてる体は、バランスを崩してガクッと行くと怖いんだぞ
「確かに『動かない』って言うより『あら、アタシ何したらよろしいの?』って言ってるみたいだけどよ、今のこの足。
「隼人は今体のこの辺から先が記憶喪失」
「はン、」
「記憶喪失神隼人(17)」
「言い方だなあははは、あっ、痛いってば」
お前さんの膝丈だとどうも痛いところをぐりぐりするんだよ、と悪意無く足の長さの差に言及までする、いつになく明け広げというか無防備な彼に相手は覚えずどきりとし、
「いいから!
 身体をととのえるんだ、胸を張って尻の穴をキュッと締める感じで」
「 」
「それで前に立ててある鏡に映った自分をちゃんと見る、見たか?!」
……悪い、なんだかお前さんに猛烈に迫られて困ってるみたいなすげえ変な絵面になっちまってる感じだ」
「それは--困らせたくはないんだがなあ」
否定する箇所が違ってやしないかいとの問い、待ってくれいい言い訳を思い付くまで、との囁きだけが返った。

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「このマッサージって、準備体操代わりかい?」
「うん、あとそれに躾、かな」
「ん?」
「関節に悪いクセがつきそうになったらそれを体に忘れさせて再教育する感じで」
「なんか怖くねえかそれ」
「地味に隼人くん育成計画」
「やめろって」

その作画と声では、本気以外にならないじゃないか。


そんな具合の、リハビリのはじまり