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ssまとめ
2000字未満の文はこっちに入れようと思います。
新しいの書いたら追加していきます。
カプごちゃ混ぜです。
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ふかがも
日中の暑さは和らぐものの、夜でも暑さが気になりだした今日この頃。深水と蒲生は入浴を済ませて各々就寝までの時間を居間で自由に過ごしていた。蒲生は図書館で借りてきたミステリー小説を読み、深水は今日の昼食のメニューを基に考案した新しいレシピをノートに記入する。
深水がひと通りレシピを書き終わると、気が抜けたのか眠気に襲われた。
「ふぁあ、そろそろ寝ようかな
……
蒲生くんは?」
深水は一度のあくびでは足りなかったのか再度小さくあくびをする。名前を呼ばれた蒲生は読んでいた本から顔を上げてその様子を見ていた。
「ふぁあ
……
そうだな、俺も寝る」
蒲生が手で口を押さえながら答える。深水はその手の隙間から覗く大口を見つめ、目を細めて笑っていた。その表情に気がついた蒲生はあまりいい気がせずむくれる。
「なんだ、その顔は。俺だってあくびくらいする」
「馬鹿にしてないよ。蒲生くんがあくびをしたことが嬉しくて」
「嬉しい?どこにそんな要素があるんだ」
蒲生は右手を顎に当てる。目線が少し下がったが、本の方には向けられていない。
「あくびって先にした相手に興味関心があったり仲良くしたいと思っていると伝染することがあるらしいよ。だから蒲生くんもぼくに関心を持っているのかなって思ったんだ」
「なっ
……
!た、たまたまだ」
蒲生は顔が熱くなり自身の顔が赤くなっていることを自覚する。そこに気がつくと余計に恥ずかしさが増し、耳まで熱くなってきた。
深水は否定されたにも関わらず、変わらぬ笑顔で蒲生を見つめ続けている。他人の心を感じ取れる深水には否定しても無駄だと観念し、蒲生は照れたまま顔を顰めた。
「同居しているんだ。全く関心がない方が不自然だろ」
「ふふ、そうだね」
蒲生は深水が口元を緩めて笑うのを見て身の置き所がなくなり、勢いよく本を閉じた。明日図書館でその続きを読むことにして鞄にしまうと立ち上がって足早に部屋から出た。
「蒲生くんどこ行くの?」
「便所だ」
トイレの中に入ると少し大袈裟な音を立ててドアを閉めた。一応用を足したが、まだ顔の熱さが引かない。どうにも気持ちを鎮めることができず、かと言って赤い顔を再び晒すことは憚られるためしばらくの間トイレに篭る羽目になった。
2025.6.4
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