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DUNGEON DE RONPA 2nd



✣エピローグ

ダンジョンで集団失踪事件が起こった。
二度目のそれは、世界中を震撼させた。

全てのダンジョンの入り口は閉鎖され、彼らを探すために捜索部隊が突入した。

以前の失踪事件では、当事者たちの奮闘により、世界が危機に瀕することは免れた。
しかし、今度はどうなるか分からない。なにより、彼らの助けになりたくて、捜索部隊の隊員たちは寝る間を惜しんで捜索に勤しんだ。

ただ、ダンジョンは広く、まだまだ解明されていない場所も多かった。捜索は難航を極めた。
もう少し人員を投入していたらまた違った未来もあったのかもしれないが、時すでに遅し、だろう。

もはやこの世界に人間は存在しないのだから。

最初の会敵はダンジョン内でのことだった。
隊員の一人が、人影のようなものを目撃した。失踪した彼らが見つかったのかと思い、近づいた隊員は赤子を捻るかのように殺された。

人間のように見えたものは、人間の形をしたただの怪物だった。

今まで見たこともないモンスターの姿に、捜索部隊の面々は驚きつつも応戦した。
しかし、銃弾を跳ね返し、花を手折るかのように人間の首を折るその怪物に部隊は全滅した。

その怪物は、やがてダンジョンの外へ這い出し、人々を蹂躙した。

まだ、この一体だけなら。人類は追い込まれたかもしれないが、滅亡することはなかったのではないかと思う。
しかし、怪物は文字通り数えきれないほど這い出してきた。世界の終焉を歌うように。

こうして、怪物は人間に成り代わった。
先日、最後まで潜伏を続けていた生き残りを見つけて殺し、ようやく「人類の選別」を終えたところだ。

「俺たちの元になったのが、実は人間って本当なのか?」
「ええ、本当ですよ。とても優秀な方たちでした」
「そうね、人間の中でもとりわけ優秀な奴らだったわね」

目の前の男女はニコニコと笑いながらそう言った。

「彼らが最後まで愚かで助かりましたよ」
「あら、貴方が成功したのは私の下準備あってこそよ」

モノリィ、と呼ばれる彼らは実に楽しそうだった。

✣黒幕→ファルマー様
生存(ロスト)→不動雅彦様、来栖希依音様、詠風雅様、矢張理実様