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るいざき
2024-09-06 03:22:35
120816文字
Public
AC6_ラス6_銀環
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銀環 解√ラスティ+621♀ 🐺🐥
ルビコンの解放者END、その直後のお話。
ルビコン解放戦線の拠点へ合流したふたりは、ルビコニアンの抱える諸問題に巻き込まれていく。
ここに、安息は無い。
⚠️モブあり
⚠️児童虐待表現、精神的切迫、その他暴力あり
Prologue/
鉄錆
1p.
1/
狼は森をみつめる
p2.
2/
窮鳥
p3.
3/
比翼の君
p8.
4/
女王
p14.
5/
片翼
p16.
6/
曙光
p24.
Epilogue/
狼はかごとなる
p28.
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片翼
天高く、水面青く。彼方の星空は赤く明滅する。
永遠の世界、久遠の命、身体は容物に過ぎず、朽ちれば新たな器を求める。
そうしてどれ程たっただろうか。
無限の闘いを重ねて、累ねて、死骸の頂に立つ。死の匂いは油臭く、悦びも充足もない。飢えた犬は遠き忘れ形見すら取り落として彷徨い嘆く。
波形の声すら既に見失った。孤独だ。
「ようやく、見つけた」
それは突然訪れた。夕立のよう、不意に迫る不運のよう、あるいは死神の鎌。空ほどに青い光刃に切り裂かれ、わたしの歩みは止まる。
「かれに追いつける者はひとりだ。だが、かれが追いかけるのもひとりだ。」
彼は囁く。死骸の頂で、最後の一振が胸を穿つ。
「では、誰があなたを導くのだろう」
群青の鳥、その腹を貫く。黒い血は噴き出し滴りわたしの頬を濡らす。
「これで、漸く」
世界が終わる。
砕けた翠眼の内、いくつもの瞳がわたしだけを見詰める。開かれる瞳孔を見詰める。貴方の瞳は何色だった?
彼が終わる。わたしが終わる。さようなら友よ。さようなら、
……
もう声も名も顔も思い出せぬあなた。
犬でいたかった。烏でも良かった。
泣いても喚いてもわたしは人間だった。
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