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浅羽ネム
2024-01-28 21:21:37
12269文字
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ウルトラマンブレーザー
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禁じられた遊戯
ヒルマジュンに囁く声は神の導きかそれとも悪魔の誘惑か。
非公式ウルトラマンブレーザー二次創作小説「禁じられた遊戯」
父と子、ふたつの思いがぶつかり合う。
【要注意】ここに出るメフィラスはあの外星人とは別個体です。「二代目」なので結構格は低いです。あとマンダリン草に捏造設定あり。きっとタロウ世界のマンダリン草とはまた違う習性なんだよ!
なお19話と20話の間の時期、11月中旬の出来事として書いています。
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1時間後。下校途中のジュンは鞄に入れたあの名刺が柔らかな光を放っていることに気づいた。
「ヒルマジュンくん、決意は固まりましたか?」
声の主はあのグレーのスーツの男だった。なぜ右手が何かを掴む形を留めているのかジュンにはわからなかった。
「ヒルマジュンくん、貴方は親の言うことを聞く良い子だ。学校帰りに友達と買い食いなどやったことはないでしょう。今日は私の奢りです。好きなものを注文すると良い。」
秋の日が落ちかけて星も見えかけて来た頃、メフィラスはジュンと共に街外れの喫茶店に入った。ジュンを壁から少し離れた席に座らせ、周りに何もないその壁を見てほくそ笑んでいる。
『今貴方は別の位相空間にいます。貴方からは私や息子さんが見えているはずですが息子さんからはあなたの姿は見えません。そこから息子さんの大事な決意を見守ってください、ヒルマゲント隊長。』
メフィラスのテレパシーが脳内に届き、ゲントは脱出を試みるが体が動かないことにはどうにもできない。いつもならこんな時には左腕に光が現れるのだがこの状況は【彼】にもどうにもならないようだ。
「おじさんどうしたの?」
右手を何かを掴む形にしながら壁を見て笑うメフィラスにジュンは問い掛ける。
「ヒルマジュンくん、失礼いたしました。【大切な人】への確認が必要でしたので。」
メフィラスは左手でシャツの襟を直しながら答えた。
〈ジュン、ジュン!そいつの側にいちゃダメだ!すぐに逃げるんだ!〉
口を開けないゲントの叫びは心の中に留まるばかりだ。
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