ブレーザーがメフィラスの方を見た。
「ヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア─────────!!!!!!!!!!!」
突然の咆哮にテルアキ・エミ・アンリ・ヤスノブの動きが固まる。ブレーザーの頭部の青白いクリスタルは大きくうねり出し、その手にあるチルファードランサーの炎も触れるもの全てを焼き尽くすほどの勢いだ。その目も、脚も、ただ一点、メフィラスだけを捉えて駆け出して行く。

「
…!よそう、ウルトラマン!宇宙人同士が争っても───」
命乞いの言葉を言い終わるよりも速くチルファードランサーがメフィラスの脳天を貫いていた。さっきまでメフィラスという名の命だった【その塊】はひび割れて崩れ、爆炎を発して風によって空高く運び去られて行く。全てが終わり、ブレーザーは赤と青の軌跡を描きながら空の向こうへ飛び去って行った。
「
…今までブレーザーが吠えたことは何度かあった。池袋で特機団の隊員を庇った時、鬼湧谷でデマーガ親子を庇った時
…だがあれほどの激しい怒りを感じた咆哮は初めてではないか
…。」
アースガロン機長席でテルアキが静かに語る。
「まあでも子供を盾にするような相手ですし
…」
アンリは自分なりに考えた答えを言う。エミとアンリは静かにそれを聞いている。テルアキは言葉を続けた。
「
…それは【使命】なのか、それとも【本能】なのか
…?」
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