akinoshiroihana
2026-01-11 20:15:43
8311文字
Public
 

ラ―ヒュンワンドロ2026名刺原文






「緊張感が足らん」
「唐突じゃないか」
「いや獄炎に足りなかったものは何かと今更反省会をしてみたところ」
「今月は先生がこわい」
「そうか長じても人一倍敏感なお前がいち早く危険を察して怯えを見せる時の、あのカワイイ顔が本当に出なかったなとだな」
―――取り敢えずあのイベント終わるまでオレは読まない」」
「お前はあまりに小さな天使様であり自制が効き過ぎ、畏れも癇癪も筋が通り過ぎて
ダイ大でのあの美少女と見まごう怯え顔が全然出なかった!ショタなのに!純正ショタのくせに!」
「本編はそもそもサドっ気ある読者ホイホイなとこがあったらしいぞ」
「なんと。初耳。」

しかしいったいどういう話題だと呆れた風な銀髪の青年に、
「お前の震える手指の筋肉の無駄な緊張をほぐしてやって、無駄な痙縮を沈める間のおしゃべりだが何か?」
「パプニカの傷痍保険だけだと理学療法士に頼んで月十二単位四時間が良くてマックスだからオレが追加でやってるわけだが?」
「いっそまた入院するか?回復期病棟に捻じ込んでもらってあの女賢者に一か月五十単位十七時間ほど揉んでもらうか?」
つまり長椅子に身を横たえさせられた青年はただいま恋の駆け引きを楽しんでいるわけではなく、この二人はとっくに蜜月にある上での慰撫であり。

お前だけでいい、と青年は囁き、少し笑った。


●緊張