akinoshiroihana
2025-06-05 21:49:10
14405文字
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名刺置き場11




●泰山木

『北米原産。モクレン科。6月に良い香りの大きな花(最大50cm)を咲かせます。綺麗な花。というのは昆虫に花粉を運ばせるための進化で白亜紀に初めて登場しました。タイサンボクはその時代からの生き残りで当時の特徴を残しています』

であるからその花は、現在の恐竜帝国の第二皇子の印にかたちばかり与えられていたという。

子供の数少ない私物に頼りない片仮名で油性ペン記名するのがあわれに思われたのか、だからといって平仮名でも考え物だったのか、当て字の漢字を用いるのは越権行為になる可能性もあったからなのか。それを聞いてあった神隼人は少し考える仕草をした後、銀の針を手にして子供のハンカチに白い盃のような花を縫い取った。よしこれでいい、当面はこれで行こう、と。

「というわけで先日式を挙げた際の引き出物のボンボニエールだ」
くれてやる、と投げてよこしたカムイに
「あっこらこんなあからさまに硬くて重いもん投げんなバカ!」
へえキョートの老舗の金平糖のマスカット味、と器はポイしつつ中身にはやぶさかでないのは拓馬、そして
『それをすてるなんてとんでもない!!!」
そうド●クエみたいな台詞の声無き悲鳴を上げたのはゲッターザウルスチームの三名、かもしれない

「で、式ってなんの式だったんだy」
「よせ拓馬、聞かねえ方がいい感じがビンビンしやがるし神さんどこいった」

アニアク十三話のあと、ほんの少しだけ手緩い「もしも」。