ロンド
25550文字
Public 奈落の大穴
 

Lost Children【再録】



     あとがき

 メイアビ本九冊目となりました。
 十二巻六十六話がまさかの単行本先行で、発売日にいそいそ紙の本を買いに行き、巻末で無事に墓に埋まりました。ここでドコカの続きが来ると思ってないじゃないですかー! オーゼンの背後にたたずむジルオ、岸壁街の住民視点だと何者かわからなくてゾクゾクします。
 アニメも決まっていることですし、映像化が楽しみすぎて震える。

 今回の逃避行本は、私が旅行が好きなので憧れを込めて書いています。ここ数年はなかなか行けていないのですが……。旅先で美術館を回って、土産物屋を見て、珍しくて美味しいものを食べて、本屋に吸い込まれて、ふらふらあてなく歩くのが好きです。今までで素晴らしく美味しかったもの、広島のはっさく大福、大阪の串カツ、ミュンヘンの屋台ヴルスト二本乗せ、釧路のクジラ肉の刺身、函館で凍えたときに飲んだコーヒーとシフォンケーキ、などなど。食べながらやばいなあと思ったのもいくつかあったのですが、中でもアウクスブルクで食べたダンプフヌーデルは、旨そうな匂いを放っておきながら激甘で微妙に胡椒の香りがして完食が苦しかったです。意地で食べました。
 次は国内なら金沢、海外ならフランスのモンサンミッシェルがいいなぁ。憧れです。いつかアイスランドに行ってオーロラを見るのがひそやかな夢です。

 作中に登場する秘境や町、あるいは食べ物などにはいずれもモデルがありますが、モデルとはいくらか変更した設定になっています。また、外伝的に語られるアビスの世界や、つくし先生の別作品『ギアーズメイデン』の設定(『ドアビートルリコ』収録)から膨らませた小話も創造しつつ織り込んでいます。推察しつつ楽しんでもらえたら嬉しいです。

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