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2025-04-04 14:06:13
10685文字
Public 演劇【推しの子】
 

虚ろの手紙

廻り金魚の後、旅を続ける匁から届く手紙。
※捏造に捏造を重ねているので訳がわからんところもありますが、わし時系列からなんとなくお察しいただけますと幸いです。

手紙(1)手紙(2)手紙(3)手紙(4)手紙(5)手紙(終)


これは紙片の狭間の記憶。

匁(3)


生きるのは孤独と同じです。
だから誰かと触れあいたい。
だから僕は僕ではない誰かに殺されたい。

あなたと旅をするのは本当に楽しかった。キザミ。でも。
僕の虚ろにあなたを埋めてしまったら、僕は、もう一度あなたを殺すでしょう。
流水死命と同じように、憎いと思いながら愛おしくて。

だから一人で行きます。
僕は、あなたの孤独を知りたい。

この刀とも。もう声は聞こえなくとも。僕は流水死命の主でいたい。
僕が壊れて次の誰かが受け継ぐまでは。

封じられた己の盟刀を見つめて、匁はそう言った。