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2025-04-04 14:06:13
10685文字
Public 演劇【推しの子】
 

虚ろの手紙

廻り金魚の後、旅を続ける匁から届く手紙。
※捏造に捏造を重ねているので訳がわからんところもありますが、わし時系列からなんとなくお察しいただけますと幸いです。

手紙(1)手紙(2)手紙(3)手紙(4)手紙(5)手紙(終)


これは紙片の狭間の記憶。

匁(1)

「東京には戻りません。僕はこの先一人で旅をします」

匁はきっぱりと言った。

行けるのなら、地の涯までも。

渋谷にも、新宿にも、戻らない。
でも、あなたは帰らないと。新宿の将軍閣下、なんでしょう?

僕の中には虚ろがある。
僕はその虚ろに流水死命を埋めていたんです。

流水死命は僕だった。
僕は僕の盟刀を憎みながら愛していた。
流水死命は僕が受け取った唯ひとつのものだから。