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└| ∵ |┐
2025-04-04 14:06:13
10685文字
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演劇【推しの子】
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虚ろの手紙
廻り金魚
の後、旅を続ける匁から届く手紙。
※捏造に捏造を重ねているので訳がわからんところもありますが、
わし時系列
からなんとなくお察しいただけますと幸いです。
手紙(1)
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手紙(2)
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手紙(3)
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手紙(4)
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手紙(5)
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手紙(終)
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東京 新宿區 歓楽街
キザミ将軍閣下
本気なのか皮肉なのか顰めつらしい宛名で手紙が届く。
差出人の名はない。
————————
手紙(終)
匁からの手紙が届く。
文字は、やがて百目にも読み解けない程のたうち崩れて行った。
しまいには箋もなくただ目についたのであろう何かが送られてくる。
宛名はその度に違う筆跡に変わった。匁の手なのか誰かの代筆なのかもわからない。封筒の裏にはもう何の印もない。
初め季節に一度は届いていた手紙は、やがて年に一度、三年に一度、ふと思い出したかのように記憶の底からふらりと届く。
色づいた木の葉。
押された花びら。
桜色の小さな貝殻。
落ちた烏の羽。
玉虫の死骸。
滑らかな丸い小石。
朽ちた古裂。
石英の薄板。
茶碗の欠片。
真綿にくるまれた歪な真珠。
最後に入っていたのは色褪せ千切れた髪結の紐。おそらく元は匁が好んだ紫色の。
それきり手紙は届かない。キザミは手紙を待っている。
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