河童の皿箱
2025-04-02 09:15:59
11966文字
Public 旧作
 

赤気

娑楽斎とランブラのお話。



「ランブラ、今日も絵を描いているのね」

「アルシエル様。えぇ、せっかく教わったのですもの。次に会うときまでに腕を磨かなくちゃって」

その筆は?」

「ふふっ、筆洗も、パレットも、彼が一式貸してくれたんですよ。普段使わない画材で描くのも、面白いですわ。もちろん、いつものも使ってますけれど描けるものが増えて、おかげで描きたいものがいっぱいあるんです」

「すごく生き生きしてるわ、ランブラ。……次の天気予報の話なのだけれど、貴女にも空模様を描いて貰おうと思っているの。相談しても良いかしら?」

「えっえぇ、もちろん! あっ、少しだけお時間を片付けしてから向かいますわ!」