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enoki181
2023-04-14 00:27:15
74597文字
Public
リプレイ
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【CoC】ロトカ・ヴォルテラの愛堕討ち(柑爾×巴)【リプレイ】
PL:黝さん、エノキ(KP兼任)
シナリオ
https://booth.pm/ja/items/3563200
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KP:では、二人で劇場に戻ってくる。
HOごとに個別に描写していきます。
まずはHO2、巴くんから。
KP:劇場に戻った巴は会議へと参加する。内容は本日の公演について。その中で提案を持ち掛けられた。
「君さえ良ければ、芝浜をやってくれないか」
そう。十羅矢の穴埋め、そして彼の分を補うのは同じく桃樂亭の弟子である君しかいないのだと、 周りから推薦をされた。
しかし、それには大きなリスクが伴う。君に失敗は許されない。
KP:幸いにも、芝浜は君も気に入っている演目のひとつだ。稽古で何度もやったことがある。ぶっつけ本番には変わりないが、本番まで時間はある。やれる事をやれば、まだ可能性はあるだろう。
櫃島 菖蒲:「
……
俺がお前の実力を保証してやる。だが、やるかどうか選ぶのはお前だ」
「やるのは完璧な練習の成果なんてもんじゃなくていい。お前が今できるお前の落語を」
「どうする、巴。できるか?」
KP:櫃島は真面目な表情と厳格な声で告げる。
鈴鹿 巴:「やります、やらせてください。何度かやった事ある演目ですし、まだ時間はあるんで芝浜練習してきます!」
「久々にやりますけど、やるからには本気でやりますんで!」
前の落ち込んでいた時の俺とは違う、元の俺に戻って師匠にそう言う。
確か『芝浜』についても十羅矢と話をした事あったっけな、懐かしい。今となってはそんな話も淡い思い出にしかならないが、グッとこぶしに力を入れながらも、俺は前を向く。
櫃島 菖蒲:「そんなら、今から出来うる限りのことお前に詰め込んだる」
「芝浜はちょいとコツがいる。だけど、お前のアレンジも必要だ、早急に詰めるぞ」
「久々の稽古、泣き言は禁止だ」
KP:勝気な顔で笑いながら告げる。
鈴鹿 巴:「はい!師匠、よろしくお願いします!」
そう言って俺は師匠に深々と頭を下げる。
十羅矢の分まで俺がやらないと、がんばらないと。あいつがこれ以上心配しなくていいように。
俺がこの公演、きっちり成功させてみせるから。
KP:スタッフたちも君を差し替えにする形で進めるそうだ。
お客さんへのお知らせや進行表の書き換え。彼らも彼らで大忙しになるようだ。
KP:君は芝浜の稽古に取り組むことになる。
■INT×3
鈴鹿 巴:CCB<=45 (1D100<=45) > 85 > 失敗
KP:久しぶりの稽古かつ、あんなこともあった後だ。集中できなかったのだろう。
それでも、あとは本番までできることをするしかない。
KP:一方その頃。HO1の柑爾。
巴と共に戻って来た君は、劇場ホールの外に出ていた。
タバコを吸う為か、はたまた自販機で飲み物を買うためか。理由は自由に決定して良い。
金雀枝 柑爾:タバコを吸いに出る。
ホテルじゃ一本吸い切れてねぇからなぁ。
KP:突如、君へとかけられる声がある。
「なあ」
「お前、黒八鬼んとこの若頭だろ」
振り向けば、黒スーツの男がぞろぞろとそこに居た。貴方を取り囲むように。
君は彼らの襟元を見て気付く。極道だが、他の組、違う街の極道のようだ。
KP:「前からあの落語家の奴とよく一緒に居る金雀枝さんだろ」
「なぁ、あの落語家の用心棒かなんかか?悪いがアイツから手を引いちゃくれないか」
「アレをうちの親父が大層気に入ってるんでな」
どうやら、彼らの狙いは巴らしい。
金雀枝 柑爾:「
……
何だろうなァ。少なくとも用心棒じゃねぇが」
「話つけにきただけ利口だが、頷くと思ったのか?」
あーあ、またタバコを吸い切れそうにない。灰皿に押し付けて消す。
「アイツは俺のだ。とっとと失せろ」
KP:「黒八鬼は血の気が少ないと聞いていたのだがな、まぁいい、俺たちはこれに限る」
「渡す気が無いなら、渡すと言わせるまでだ」
男たちは君に襲い掛かってくる。
(イベント戦闘にするので演出で倒れます!)
金雀枝 柑爾:「わざわざ威張り散らす必要がねェだけで、牙を失ったと思われんのは心外だ
…
なァ!」
こちらから距離を詰め、頭突きを叩き込む。
足払いを掛け、拳を叩き込み、その場に転がした。
「これでさぇオヤジにどやされるかもしれねぇってのに。勘弁してくれ」
KP:背後から笑い声が聞こえてくる。
振り向くと棒付きの飴を食べながら笑いかける宇鷺がいた。
宇鷺 翔汰:「すげぇ執着。そんなに手離したくないの?」
「まるで
……
獲物に噛みついて離さない狼みたいだ」
面白そうにそう呟く。
KP:どうも鈴鹿巴は様々な人間から狙われているらしい。
君の内には、湧き上がる感情があるだろう。
厄介だと思うのか、煩わしいと思うのか、それとも。
金雀枝 柑爾:「お前に言われたかねぇ」
「手どころか目も離せねぇんだ。クソが」
自虐も交えて鼻で笑った。
KP:ではシーンを切り替えて。
とうとう公演も間近。君たち二人は舞台袖にいる。
お客さんは既に会場に入っており、厚めの幕の一枚越しの景色は既に満員となっていた。
KP:この後、巴は自身の演目である「時そば」を演じる。
[HO2] KP:金雀枝の自分を見つめる視線が嫌に強い。執着にも似た何かを感じる。何かに焦っているのだろうか。また、少しだけ服が乱れている。
[雑談] 金雀枝 柑爾:CCB<=55 幸運 (1D100<=55) > 26 > 成功
[雑談] 金雀枝 柑爾:悪くなさそう(※今日のダイス運占ってました)
鈴鹿 巴:「なに
……
?若さん、俺になんかついてる??」
やけに俺のことを見てきたり、俺が行動するごとに若さんが俺について行こうとするのが何だか不思議だった。いつもならそんなことはしないのに。
そういえば、と不意に四葉さんのメモのことを思い出した。若さん、俺のことが心配でずっと側にいるのかもな。現に十羅矢の事もあったし。
今だって舞台袖に一緒にいる。俺、次の演目「時そば」に出るんだけど、こんなところまで一緒なんて、普段はないからちょっとだけ恥ずかしい。いや、この照れは恐らくここに来る前のことを思い出して照れてるんだろうな。
うう、集中しなきゃいけないのに!
でもその時、俺は若さんの服が乱れている事に気付いた。気付いてしまった。
「あれ?なんでそんなに服乱れて
……
」
[雑談] 鈴鹿 巴:CCB<=80 幸運 (1D100<=80) > 64 > 成功
金雀枝 柑爾:「なんもつけられてねぇみたいだな」
じっとりと首筋を眺めて。
俺が上書きしたもんは見えないが、見てない間にちょっかいをかけられてはいないようだ。
「あー
……
ちょっとな。それより、お前、集中しろよ」
鈴鹿 巴:「つけられてないって何??!!俺ずっと稽古してたからそんなのないです~だ!」
べーっと舌を出しながら、俺は若さんにそう言う。
「い、言われなくても集中するよ。この公演はあいつの為にも成功させないとだし!」
うまく話を逸らされた気がした。まぁ、若さんが問題ないというのならそういうことにしておこう。俺はそう深く突っ込むのをやめて、公演に集中すべく両頬をパシパシと軽く叩く。
金雀枝 柑爾:「吠えれる元気があんなら大丈夫か」
クックと笑い。
「
……
いなくなった奴の想いを背負うのはキツイぞ。それでも、テメェが決めたんなら、行ってこい」
真面目な顔でその細い肩を叩いた。
鈴鹿 巴:「わ、わかってるよ!」
肩を叩かれて、いつもの若さんじゃないみたいで、調子を狂わされながらも俺は頷いた。
「若さんに言われなくても、あいつの思いを背負う覚悟はもうできてるから」
そして俺は若さんに背中を向ける。
「じゃあ、行ってくる」
舞台へと一歩足を踏み出した。
KP:■HO2:落語に関する技能
鈴鹿 巴:CCB<=80 芸術(落語) (1D100<=80) > 60 > 成功
KP:この後のプレッシャーに負けず、上手に演じることができた。
金雀枝 柑爾:舞台袖から語りを聞いている。
正面から見ておくべきだったか、と少しばかり後悔したが。
次もそのまま、ここから鑑賞することにした。
ここならアイツのより近くにいられる。
KP:巴は一度舞台袖に戻る。
さて、次は「芝浜」だ。
再び舞台に姿を現した巴は礼をし、自身のスタイルの語り口で噺を進めていく。
鈴鹿 巴:「『時そば』に続いてよろしくお願いします。『芝浜』も私がやらせていただきます。あー、私が誰かって、名前を覚えてらっしゃらない方もお客さんの中にはいるとは思いますが、これを機に覚えて言ってもらえると嬉しいですねぇ」
「桃樂亭、桃樂亭片喰と申します。以後お見知りおきを
……
」
「さて、皆様
……
」
たくさんの視線を浴びて、俺は尚も口を閉じることなく演目『芝浜』を披露する。
正直こんなに見られて公演するのは緊張する。だけど、これはあいつもやりたかった演目だ、気合を入れないと!
KP:■HO2:落語に関する技能
鈴鹿 巴:CCB<=80 芸術(落語) (1D100<=80) > 69 > 成功
KP:まさに暮れも押し詰まった師走の末。
裏長屋に住む棒手振りの魚屋の勝五郎は、腕はいいが酒好きで怠け者。
だが、今日はそうともいかない。
女房に急かされて仕方なく重たい腰を上げる時が来た。
勝五郎は暗い中を芝浜の魚河岸に仕入れに行く。三日後の大晦日と大寒が重なるこれまた一番寒い日だ。やっとの思いで来てはみた、ものの
……
ところが魚河岸はまだやっていない。時の鐘の鳴るのを聞きて
「女房め、さては時間を間違えたな」
仕方なく浜で夜明けの風景を見ながらろうそくに火をつけ心もとない暖かさの中で待っていると、 革の財布が落ちているのを見つける。
ずっしりと重く中には金が一杯入っていて
……
。
KP:桃樂亭片喰が芝浜を語っていく。
誰もがその声に聞き入っている。
二人の登場人物を、声や語り口調や扇子、或いは小さな身体の動きを用いて表現していく。
KP:その時だった。
突如、舞台の照明が全て消える。
KP:真っ暗になった劇場内は非常灯の灯りすら見当たらない。 一体なぜ。
柑爾、巴、それぞれが戸惑っていれば、甲高い笑い声と共に甘い香りが辺りに漂う。
KP:その匂いを嗅いだ途端、激しい頭痛が君たちを襲う。
頭を抑えて蹲ったその時。
ぶつり。
意識が暗転する。
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