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enoki181
2022-09-16 19:55:13
49074文字
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リプレイ
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【モノトーンミュージアム】奇妙な国に潜む影 ~呪われし地と囚われの花婿~【リプレイ】
シナリオクラフトのログ。紡ぎ手たちが因習村に乗り込んで花婿を救う話。
PL:成海さん、守部さん、柳さん、エノキ
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■ミドルフェイズ
▼シーンプレイヤー:エメリヤン・ストロガノフ
導入パート。PC合流のシーンなので全員登場です。
[ ヒルダ ] シーン:1 → 2
[ エメーリャ ] シーン:1 → 2
[ クロ ] シーン:1 → 2
[ ヘルマンクルーク ] シーン:1 → 2
GM:村では結婚式の準備が進められてるようだ。
大きなテーブルに料理と酒が並び、人々が浮かれている。
村人たちは勿論、露天商や占い師など外から来た人々も多い。排他的なはずの村人も気にしていないようだ。
“青き風の国”の者が数人、来賓客として招かれているだろう。
ヒルダ:来賓客として堂々と歓待を受けています。領主なのでね。
エメーリャと、調査要因を数名見繕い来賓客として紛れ込ませる。
適当に料理を食べながら報告を聞く。
「ふうん、なるほど。引き続き怪しまれないよう動け」
エメーリャ:ヒルダ様の従者然として御側に付き従っている。
頷いて周囲に気を配る。
「
……
女王と花婿がやって来るまで、もう少し時間がかかるようですね」
ヒルダ:「全くいつまで待たせることやら」
それから別の調査員が報告に来る。
見送ってからエメーリャにもそれを話す。
「どうやらこの村に投獄された人間が脱獄したらしい」
エメーリャ:さっと周囲へ目をやる。
「村全体としては気にかけていませんね。祝い事に水を差したくないということでしょうか?」
ヒルダ:「ま、そんなところだろうな」
さて、その脱獄犯、恐らくはそれなりのやり手だろう。
紡ぎ手なら抱え込みたいところだが
……
。
クロ:脱獄後だが何事もなかったかのように礼服に着替え、何食わぬ顔して会場に混ざっている。
案外人って服装で見てるからバレないんだよなぁ、これが。
ふと視界に見覚えのある金の髪が見えて近づいて声をかけようか。
「やあ、君は
……
ああ、花婿とは別の人だね。 けれどいい目をしている、すべてを見渡す目だ。普段は狩りでもしてるのかい?」
エメーリャ:「は、
……
!」
花婿、と言われた瞬間。さっと目の色が変わる。
「ああ、当たりだよ。狩りを生業にしてる、が
……
花婿に会ったのか?」
声を荒げたくなるのを抑え、押し殺したような声で。
クロ:「うん。君と似た容姿ではあるけど、彼は随分と綺麗だったよ。この村にやってきた当日だったから
……
一週間前かな?」
「どうやら、君にとって大事な人みたいだね」
エメーリャの様子を見てそう言うかな。
エメーリャ:「
……
アンタこそ随分イイ目を持ってるじゃないか」
ヒルダ:「さて、悪いけど口挟ませて貰うよ。あんた、脱獄犯だろ?」
クロ:「おっと。
……
マダム・ジャバウォックに突き出すのは勘弁してもらえるかな? この村の地下牢で一年過ごして婿入りの予定はないんでね」
ちょっと大げさに降参のポーズをとる。
「ところで、どこで分かったのかな? これでもうまく隠れてたつもりなんだけど。
……
それとも、見通す目をしてる貴方だからこそできた技なのかな?」
ヒルダ:「はは、安心しな。むしろ場合によってはこっちに協力してもらうつもりだからなあ」
そう言ってからクロの右手に指をとん、と乗せる。
「これ、仕込み義手だろ。牢獄は刃物に切り裂かれたようにボロボロになってたらしいじゃないか。だがこの場に大きな刃物を持ち込めるとは思えない。なら内側だ」
「そしてあんたは年に一度の祝祭に一切浮かれている様子はない。村人ではないってことだろう。ここで投獄される人間が村内の者とは思えない」
ヘルマンクルーク:するとここで、式場内に不思議な笛の音が聞こえてくる。
見るとそこには小さな人だかりができていて、余興のようなものをやっていた。
村人たちはその演奏にうっとりとも何とも言えないような、朦朧とした様子でそれを聞いている。
演奏が終わり、異国風の道化師が芝居がかったお辞儀をした、が
……
見るからに怪しい彼を放っておいても良いのだろうか?
ヒルダ:「向こうにも面白い闖入者がいるみたいだなあ」
エメーリャ:笛の音に少しだけくらりとする。
「とり
……
?」
その足元を見て、隠して持っている銃を取り出しかけ
……
ハッとして止めた。
幻覚かと思ってもう一度見るが、やっぱり鳥の足だ。
「其達か
……
村外の者なら、協力体制を敷きたいです」
ヒルダ様へおうかがいをたてるように。
ヒルダ:「願ったり叶ったりだ。エメーリャ、行ってこい」
エメーリャ:「ありがとうございます」
ヒルダ様に一礼してからヘルマンへ近付いていこう。
クロ:「うん、いい余興をやってるねぇ。面白いことしてくれそうだ」
余興があった方を眺めてるかな。
ヒルダ:「で、もう一つ聞いておくことがあった。あんたは紡ぎ手か?」
クロ:「紡ぎ手ねぇ。ま、美しい物語を紡ぐのは好きだよ」
その質問に笑って返すかな。
ヒルダ:「なら良い。せいぜいハッピーエンドの物語を紡いでくれよ?」
クロ:「ははは。俺は俺の好きなようにやらせてもらうだけだよ」
ヘルマンクルーク:「ン!観客の方ですか?先ほどはありがとーございました!」
近寄りがたい容姿とは裏腹に、エメーリヤくんにニッコニコで話しかけて
「ワタクシはチップは受け取らない主義でして
……
あ、違う?」
エメーリャ:「ああ
……
いい演奏だったよ」
まあ、ほとんど覚えていないんだが。
さて、どう協力を仰いだものか。
キラキラ輝かせている瞳の中に悪意は見えない。其達の中には性根の悪いやつもいるが
……
さて
……
。
「
……
チップ代わりに余興はどうだ。アンタがハッピーエンド主義か、哀しい物語を許せない奴なら、楽しませてやれる用意がある」
ヘルマンクルーク:「ンー、そうですね
……
」
しばらく悩むような仕草をしたあと
「ワタクシは皆さんが喜んでくれて、美味しいものをいっぱい食べて、最後にゆっくり眠る姿を見るのが大好きな悪い子!」
「ぴったりの舞台をお待ちしていますね!」
エメーリャ:「ははは
…
そっか。なあ、俺と組んで人攫いをしないか
――
花婿を」
「協力者は俺だけじゃない。あそこにいるより、攫ってきた方が幸せになれる。美味いものも
……
多分、いいもんじゃないけど。食わせてやれる」
「そういうの、好みじゃないか。なあ、アンタ
……
名前は?俺はエメリヤン。エメリヤン・ストロガノフ」
愛称も好きに呼んでくれ、と伝えて。
ヘルマンクルーク:「楽しそうですね、フフ!では、今ひとときのお望みに応えましょう!」
本当はあの子に、砂糖菓子よりも美味しいものをいっぱい食べさせてあげたいし
「ヘルマンクルーク、お好きに呼んでください!よろしくです、エメリヤ」
ヘルマンクルーク:「ア、舞台はどうするんだって?ワタクシそもそも呼ばれてないんで気にしないでください」
と、ひょいと笛をしまって同行準備
エメーリャ:「ヘルマンな。うちの領主様と、恐らくスカウトされてる男にも挨拶してくれよ」
ヘルマンを連れて、ヒルダ様とクロの所に戻る。簡単に紹介するな。
エメーリャ:ああ、協力体制っぽい感じになってるし、クロにも名乗る。
「あの方を花婿と呼ばないでくれ。イワンだ。俺の大事な御方だよ」
ヒルダ:「話はついたようだな。ヒルデガルド・フラムスティード。ヒルダで結構だ。よろしく頼むよ」
エメーリャ:ヘルマンへの感情は【同志】でとっとくよ。俺の誘いにのってくれた、いい“悪い子”。
ヒルダ:クロには【期待】で取っておこう。
クロ:「いつの間にかスカウトされてることになってる。まあいいか、俺はクローディオ・クロックフォード。クロでいいよ」
ヘルマンクルーク:「どうもです」
お二人にも挨拶します。
ワー、美しい女性ですね。彼らはどんなハッピーエンドに導いてくれるのでしょう?
ヒルダさんへの感情は【期待】で取ります
クロ:エメーリャに【好意】で取っとこうかな。いい目をしてるね。
GM:騒ぎが一層大きくなる。
人々が一ヶ所に集まっているようだ。
「女王様と花婿様のお目見えです!」
歓声の中現れたのはふたつの人影。
マダム・ジャバウォックとその花婿
――
イワン・リゾルートの姿だ。
「おめでとう!」
「おめでとうございます!」
「元気な生き神様を産んでください!」
「幸せな花婿殿ですね!」
エメーリャ:「
……
!」
表情を一瞬固くするが、警戒されないようにすぐ戻す。
じっとイワンを見つめる。怪我はしていなさそうかな
……
少し安堵して。
ヒルダ:「たくっ、勝手に人のとこの領民を怪しい其達の花婿なんかにするなよ」
イワンの奴、目が若干怯えてるな。
さて、あの領主に何を言われたのやら。
クロ:「あーあ、綺麗な瞳が台無しじゃないか。審美眼があっても扱い方がなってない」
ヘルマンクルーク:「お綺麗ですね」
でも攫うんだなあ、とポヤポヤ考えてます
GM:それに兆候はあっただろうか。
それとも、突然のことだっただろうか。
『紡ぎ手が大いなる災いを呼び込むであろう』
この場にいる全員に響いた言葉は、御標であると理解させられるもの。
紡ぎ手の諸君には、これが歪んだ御標であることがわかるだろう。
ヒルダ:「来たか」
クロ:「うわ、面倒なの来ちゃったなぁ」
ヘルマンクルーク:スッと真顔に戻って、一同の顔を順番に見ます
エメーリャ:少し眉を顰めるけど、イワンから目を逸らさない。
GM:しん、と静まり返ったのは一瞬。
歓喜に満ちた空間は、狂乱のそれに取って代わる。
マダム・ジャバウォック:「
――
静かに」
大きな声ではないはずだ。
しかし、どこまでも通る声だった。
「ワタクシたちの村に仲間外れはいない、そうだね?」
「けれど、今日はお客人が多いからねェ
…
ワタクシたちの村から厄災を放つわけにはいかない」
「お客人方、信頼に値するワタクシの民が、アナタ達の身の潔白を証明するまで、宴を楽しんでいてくれるかい?」
「すまないが、ワタクシは下がらせて頂くよ。大事な婿殿に何かあってはいけない」
「さ、婿殿、こちらへ」
エスコートして村で一番大きな家の方向へ帰っていく。
エメーリャ:「まっ
……
」
声を出しかけて堪える。
これだけ警戒心の強い村人たちが大勢いる中だ、無理だ
…
!
ヘルマンクルーク:「
……
作戦会議でもします?」下がっていく二人を横目に
ヒルダ:「面倒なことになったな」
考える。自分とエメーリャは来賓客という扱いだ。まさか領主直々に招待した人間が厄災を招く紡ぎ手だったじゃあ決まりが悪すぎる。つまりは「身の潔白」が早々に証明される可能性が高い。
だがそこの二人は招かれざる客であろう。
……
だがそうだな、どちらの立場にもできることがある。
「手分けして伽藍を探すぞ」
クロ:「うん、それがよさそうだ。ここの領主は良くも悪くも頭が固いから、少なくとも宴が終わるまでイワンは無事だろう。
……
まあ、それでも急いだほうがいいけどね」
エメーリャ:宴を楽しめとは言われたが、もうそんな空気じゃない。
余所の客たちは村人たちによって待機場所をあてがわれていくようだ。
「
……
はい。また後程、情報を持ち寄ってから作戦を立てよう」
クロの言葉に拳を握る。
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