『箱庭の番人』設定

用語集および設定メモ


冥使

 めいし
 俗に天使や死神などと呼ばれている存在。
 現象界に赴き、流れに逆らい留まる魂を本来の流れへ還すのが役目。

 留まる魂のほとんどは未練など強い感情を持っているため、感情を知っている方が対処しやすいだろうという冥王の「毒を以て毒を制す」思考により、人間などの特に自我の強い魂から作り出される。
 基になる魂を霊子固定装置で、任務に適していると思われる年頃の姿(十代後半から二十代後半)に固定し、任務などの知識を入力することで冥使となる。
 固定されているため外見年齢は基本的に変化しないが、本人の意思である程度外見年齢を変更することは可能である。
 魂の記憶は生命活動停止時に失われるものであるが、冥使になれるほど自我の強い者は冥使になる前の記憶を持っていることも少なくない。
 特に、肉体を失って魂だけの存在になってから冥使になるまでの間の記憶は、冥使になった際も覚えている場合が多い。
 外見は生前の姿に準ずるが、肉体と魂の性別が一致していなかった場合は、魂の性別が優先される。

 感情があるため恋心を抱くこともあり、コミュニケーションの一貫として性行為すら行うことができるが、繁殖はできない。
 肉体がないとはいえ、休息なしに稼働し続ければ疲労するため、睡眠という休息は必要である。
 しかし活動に必要なエネルギーは、精神世界に満ちる霊子から得られるため、食事の必要はない。必要はないが、嗜好品として物質世界の飲食物を摂取することは可能。

 霊子で形作られた精神世界の存在であるため、現象界の存在からは基本的に観測出来ない。
 しかし稀に波長が合う場合があり、その際は姿が見える。

 冥使に明確な寿命はない。しかし不死というわけではない。
 性質上血縁はいないが、擬似的に家族関係を結ぶ者もいる。