『箱庭の番人』設定

用語集および設定メモ


拝み屋

 おがみや
 いわゆる霊能力者。術者などとも言う。
 幽霊(特に悪霊)を排除したり、それらの害から人間を守ったりしている。

 冥使を認識できる者が大半であるが、必ずしも冥使の存在を知っているわけではない。
 中には冥使が見えない者もいる。
 冥使の任務と被ることもあり、目的が同じだからと協力体制を取ったり、どちらかに任せることにしたり、対立したりと様々な関係性が生まれる。

 仕事の最中は無関係な人間が立ち入らない様に人払いの術をかけたり、下手に首を突っ込んでこない様に目撃者に記憶混濁の術をかけたりする場合もある。


転化契約

 てんかけいやく
 拝み屋でない人間が、冥使と協力して悪霊と戦う際に結ぶ契約。冥使と人間の相棒契約とも言える。
 周囲の人間の認識を誤魔化して、契約した人間が戦う姿を無関係な相手に認識させない様にするのが主な目的。
 拝み屋と冥使が組む際にも契約してもよいが、拝み屋は周囲への認識を誤魔化す術が自分で使えることが多いため、わざわざ契約を結ぶ手間をかけることはない。


エンゲージ

 えんげーじ
 冥使にとってピアス霊子固定装置は己の存在を固定するために必要不可欠である。
 そのピアスの片方を特別な相手に渡すことで愛を伝える風習が冥使にはある。ピアスを渡す行為は「自分の人生を半分あなたに捧げます」という意味になる。
 その昔、とある冥使がペアであり恋人である冥使とピアスを片方交換したという話が発端と言われている。
 ただし、その話は「相手のピアスを欲しがって交換に至ったが、最後は相手のすべてを欲して破綻した」という続きがあるため、相手のピアスを欲しがる言動は望ましくないとされている。
 あくまでも『自分からピアスを渡す』のが重要で、相手がピアスを受け取らなかった場合、無理に押し付けてはいけない。

 ピアスを渡した際、相手もピアスを渡してくれた(交換してくれた)場合、エンゲージとなる。
 ピアス霊子固定装置は個人個人にカスタマイズされているので、交換の際は調整が必要となるのだが、元の持ち主との繋がりは消えないため、交換した相手と(目には見えないが)霊子的繋がりが発生する。
 この繋がりにより、相手に危機が迫った時など素早く察知できるようになる。
 また、精神世界の存在である冥使は、強い想いによって限界を超えることもできるというが、エンゲージによって力を得ることができる。

 なお、ピアスは2個1対であるため、交換できる相手は生涯で一人だけしかいない。
 人間にもピアスを渡すことはできるが、人間は霊子固定装置を持っていないので、交換することはできない。
 その場合技術部に予備を要請することになるが、まず怒られる。
 気持ちを汲んでくれた人間が(現象界の)ピアスをくれた場合、霊子固定装置に改造することは不可能ではないが、ものすごく手間であり、技術部からお叱りが来る。
 転化契約を結んだ人間であれば、空間固定装置の一部機能(武器生成)を使うことができる。