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akinoshiroihana
2026-02-03 23:24:27
18106文字
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ノーマルぷらいべったーゲッターネタ倉庫4
2021-22
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プレゼント?あいつに?朝いつもきつそうだから?殺伐としてねえ、元気になれそうな音の目覚まし時計?
いらねえと思うんだけどな、あいつは目覚ましが鳴る前に起きて止めちまうタイプだよ
昔っから、それに最近もやっぱそうでさ
まったく罪もない、包むところもない口調で言い、欠伸をひとつして去る道着の男に、ほんの少し残るウッディでしんとした移り香に、なんで俺鼻が利くニンゲンに生まれちまったんだろうと號は悲哀を覚えた。
いっそ犬だったらよく気付いたなと頭を撫でられる回数が増えただろうし、ヤキモチをやいて彼らの間に身を投げ出して飛び込んでもそういうものであるとされそうだし、軍用犬であったら我慢しているのが可愛いいじらしい、と、恋人なんか以上に心を砕いてくれるタイプだ、神隼人は。
「(いっそ)犬になりたい」
雑種でもいい
食堂の三色丼を掻き込んでいたところに、そんなつぶやきをため息とセットで聞かされた凱はぎょっとした風に一瞬縦に伸び(つまり身を縮めつつ飛び上がりかけ)
極限に置かれても多分映画『戦争と平和』みたいに、犬の俺を抱き体温を分け合いつつ、歩数を数え歩き続けてひとり生還するタイプだあの人は。
「ああでも神さんが疲れないように、さっき出てた柴犬くらいのサイズがいい」
それでできれば、きちんと尻尾がくるんってしてるカワイイやつ
そんな事を一緒のトレーニング中、流れるアニマルプラネットを視聴していて耳にした翔は、この手の与太を聞くのは初めてではない、という風な目になった
ただの「好き」でいたいんだよ、それだけ、いやなやつになりたくないんだ、だから
ただの動物になっちまいたいこと、なかったの?あんたは
腰にしがみついたままのその彼の、形の良い額に指を這わせ、眠りに落ちていくまでを見守る
ただの主観が発端だというのに、そんなに傷付くもんじゃない。俺はそう
―――
そうだな
ないこともない、もう何も考えたくないと思ったことなら確かにある、だが何になろうと何も感じずに済むとは思わんね。だからお前は痛いのも嬉しいのも分かち合えるよう、まだ人間でいろ。
「俺達の頃は気持ちの整理もなにもつかなくてな、なにもかもそうだな、どいつとの触れ合いも結構全部プロレスみたいだったよ、お前ほど絵になるファイトにもできていなかった。」
なお今夜、本来の挑戦者的な道着の男は、突然入場口を封鎖されて部屋の前で大変怒っている、おいこらどうなってやがんでぃ、と。
* *
* *
*
⁂ おまえたち は * *
*
* * まだ、人間で いろ
静かな、美しい夜。
(了)
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