Neko Bueno氏がTumblr上で公開されているアップデート情報やゲーム制作、公式グッズや情報等に関する質問と回答を翻訳しています。(最終更新2026/5/30)
2026/1/12
https://www.tumblr.com/nekoboydreams/805487861949497344/my-game-is-about-many-things-love-pain?source=share
(ゲーム内ボイスを担当されたファンの方の投稿を引用した製作者Nekoさんのコメントです)
この作品を「史上最高のゲーム」と呼ぶことはしません。
というのも、その言葉を聞いて私たちが思い浮かべるのは、スカイリムやポケモン、マインクラフトといった、より伝統的なビデオゲームであることが多いからです。
もちろん、これも一つのゲーム――「ビジュアルノベル」という形式のゲームです。
その意味で『The Freak Circus』は、ゲームというよりは、プレイヤー自身がその一部となる「インタラクティブな物語」と呼ぶほうがしっくりきます。
物語は、そこに登場するキャラクターと同じように複雑なものです。
中身のないテーマや薄っぺらな登場人物、早すぎたり遅すぎたりするテンポ、あるいは支離滅裂な展開といった、出来の悪い物語も世の中には存在します。
しかし、良い物語というものも存在します。キャラクターが自分自身の感情や洞察、好みを持っていて、その世界観やプロットがプレイヤーを没入させ、対立や葛藤が、その解決策も含めてごく自然で誠実に感じられるような物語です。
良い物語とは、時に混沌としていて、時に痛みを伴うものです。私たちが登場人物の痛み、喜び、怒りに心から共感できるからこそ、それはしばしば私たちの感情を揺さぶるのです。
そして、私は『The Freak Circus』の本質を「極めて優れた物語」であると評価します。
作者のNekoは、心に傷を負った者たちが互いに絆を深め、自分たちの生活を築こうとする物語を見事に描き出しました。
しかし、彼らのトラウマは癒えてはいません。それは今もそこにあり、人によって形や深刻さは違えど、一人ひとりを縛り続けています。
「悲嘆(グリーフ)」とは恐ろしい痛みです。私自身、家族との別れ、友人との離別、健康の喪失、親しかった人々とのつながりの断絶など、さまざまな形で経験してきました。それは一人の人間を変えてしまうほどの力を持っています。
この「悲嘆」こそが、『The Freak Circus』のテーマの一つだと言えるでしょう。悲嘆、そして「自律性(オートノミー)」。それらが私たちに、あるいは私たちの世界の見方や他者との接し方に、どのような影響を与えるのか。
凄惨なトラウマに直面したとき、どうやって前へ進めばいいのか? 大切な人を失ったとき、虐待され飢えを経験したとき、人はどう生きるべきなのか?
サーカスの面々は皆、何らかの形で悲しみに暮れています。そして誰もが、自律性――つまり「自分で決断を下し、物事に対して自分の感情を持つという固有の権利」に関して、何らかの傷を抱えています。
そこに現れるのが、主人公であるあなたです。
あなたの行動と決断によって、この物語がどう終わるかが決まります。
どのルートを辿るかによって、ピエロに恋をするのか、ハーレクインに恋をするのか、あるいは両方か、はたまた誰とも結ばれないのかを選ぶことができます。
これらはすべて個別のルートであり、キャラクターごとに語るべき物語や遂げるべき成長が異なるため、「悲嘆」と「自律性」というテーマの扱われ方もそれぞれ異なります。
もし、ピエロとハーレクインの両方と同時に恋に落ちるルート(ポリアモリー・ルート)を選んだ場合、彼ら二人の間にも同時に感情が芽生える可能性があります。その感情は以前からあったものかもしれないし、そうではないかもしれません。
また、それがロマンチックな愛なのかどうかの解釈はプレイヤーに委ねられています。
もし、このポリアモリー・ルートにおいて「ピエロとハーレクインが互いに、かつ主人公であるあなたに対しても恋愛感情を抱く可能性」を受け入れられないのであれば、このゲームはあなたに向いていないかもしれません。
それが不快で避けたいと思うことは、決して悪いことではありませんし、嫌いであることに理由は必要ありません。しかし、現在計画されている4つのルートのうち1つには、確実にその可能性が含まれています。
主人公であるあなたは、キャラクターたちがどのように痛みやトラウマから癒えていくかを選択します。>彼らが一人で、あるいは共に、あるいは主人公と一緒に、キャラクターとしてどう成長し変化していくかを選ぶのです。
なぜなら、これは単なる「デートゲーム」や「乙女ゲーム」ではなく、ビジュアルノベルだからです。これは一つの物語であり、しかも非常に優れた物語です。
あなたの選んだ物語が他の誰かのものと違っていても、それは全く構いません。心に傷を負った二人のキャラクターが、主人公の愛とぬくもりに包まれながら、同時に互いの中にも癒やしや許し、そして愛を見出す……そんな多角的な関係(ポリアモリー)の形が存在してもいいのです。
しかし、もしその「可能性」があるというだけで心から動揺してしまうのであれば、あなたの心の健康のために、共感と敬意を込めて正直に申し上げます。
あなた自身が求めているものに合致する、別のゲームを探したほうがいいかもしれません。
私の作品は、愛や痛み、苦しみ、相違、悲しみ、希望、そしてトラウマなど、多くのテーマを内包しています。
しかし何よりも、このゲームはダークなテーマを扱っています。精神的に不安定になるような描写(トリガー)も多く含まれており、以前から明言している通り、本作は成人済みの成熟した観客を対象としています。
この旅の途中で起こりうる過激な事象については、これまでも非常に明確に示してきました。
また、エンディングについてもさまざまな形を計画しています。
バッドエンドもあれば、救いようのない最悪の結末もあります。各キャラクターごとのエンディングも用意していますが、そのすべてが必ずしもロマンチックなものになるとは限りません。
現在ゲームは開発中であり、脚本も未完成で多くの変更が生じる可能性があるため、今の段階で誰に対しても何かを約束することはできません。
主人公(MC)がハーレクインとピエロの二人と同時に結ばれるエンディングについては、これまで何度か言及した通り存在しますが、それが最終的にどのような展開になるかは、まだ私自身にも確信が持てません。
もしこういった内容が受け入れられないのであれば、私のゲームはあなたには向いていないのかもしれません。
このゲームは私のサーカステントであり、私の世界です。私は自分が正しいと感じる方法で、この物語を語ります。
もしモンスターたちを受け入れることができないのであれば、私のサーカスに縛られないでください。その方がお互いのためです。
現在、Tumblrからは距離を置いています。伝えたいことはたくさんありますが、今の私の精神状態ではうまく言葉にすることができません。
近いうちに『The Freak Circus』のTumblr運営をサポートしてくれる人が付く予定です。もう自分一人で抱えきれる状況ではなくなってしまったからです。
当まとめはNeko Bueno氏が制作されたゲーム『The Freak Circus』 に関して、作者ご本人がTumblr上で公開している情報をまとめた非公式ファンサイトです。
・また、予告なく削除・非公開・限定公開などを行う場合がありますので、あらかじめご了承ください。
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.