はしびろこう
2025-08-05 12:16:46
14774文字
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讐アシュくん

カルデアに、復讐者のアシュヴァッターマンがやってきた。全年齢のやつはここに。アシュヨダの香りがします。
ちよどさん【@tiyodo.bsky.social 】とお話しした内容とかもバリバリに含まれてまする(許可済みです)



 ――ビィーーーーッ
 ――召喚ルームで英霊が召喚と共に暴走!霊基――アシュヴァッターマン!!
 
 アシュヴァッターマンが自分が暴れていると警報を聞いたのは、ドゥリーヨダナの部屋で茶を飲み話に花を咲かせていた時だった。
 すぐさまドアを開け召喚ルームへとかける。余談だが、ドゥリーヨダナの部屋は周回に行きやすいようにとめちゃくちゃ管制室や召喚ルームに近い。
 そのことも相まって、戦闘が好きなサーヴァントが集まる前に一番に召喚ルームに駆けつけられた。
 そこで目にしたのは――
 
 ドゥリーヨダナも、スピードに関してアシュヴァッターマンがに後塵を拝することとなったが、アシュヴァッターマンが暴れているとなればわし様の出番であろうと後をかけてきた。召喚ルームのドアの影から飛び出した瞬間――目前のアシュヴァッターマンの横をすり抜け、一目散に自分が突き飛ばされ、壁に叩きつけられたかと思いきや、腕が回されて単純に英霊と壁にむぎゅっと押しつぶされた。
「っはぁ?!」
「あ、くそッ」
 先に部屋に入っていたアシュヴァッターマンの舌打ちが聞こえる。だが、今自分を突き飛ばしたアシュヴァッターマンは英霊としては種火一つとっていない状態であり、ダメージにはなりえなかった。
 
 ぎゅう、縋るような英霊は、髪は伸びてぼろぼろ、唇もガサガサ、わし様を抱きしめる手の爪はひび割れて、指もどうしたらこうなるのかわからないくらいガビガビで――額には、大きなえぐれ。――ああ、そうか。
 
「ごめんドゥリーヨダナ、そのまま押さえておいて」
 
 マスターの少年が困ったように近寄るが、抑える必要などなかった。
 自分を宝物のように抱えて離さない男は、間違いなくアシュヴァッターマンだ。
 復讐者アヴェンジャーの霊基の、である。

 20250717.