木蔦(キヅタ)
2020-10-11 17:44:53
21169文字
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花吐き病⑦治る見込みがない長義と本丸の立ち退きを求めるまんばの話【ちょぎくに】




ちょぎくに
初夜ネタ

※長義視点になりますので、事実と異なる場合があります。その事を踏まえた上でご覧ください。


念願叶い、まんばと結婚した。今日はめくるめく初夜。
ドキドキと緊張する。

事前にローションは準備したし、勉強もした。まんばに痛い思いはさせたくない。すごく気持ち良くなってほしい。
シミュレーションもばっちり。

準備は万全だった。

長義が経験がないことを除けば。


「風呂出たぞ」
そう声をかけられて、長義はびくっとする。上気した頬、髪から滴り落ちる雫、露出した肌……、どこを取っても艶めかしい。
「わ、わかった、俺も入ってくる」
あまりの色っぽさにがっついてしまいそうになり、慌てて目を逸らす。そして風呂へ。

いつもより念入りに体を洗い、寝室に戻った。

そこにはパジャマ姿で、ベッドに腰掛けた彼の姿があった。

いつもはキリリとしているのに、目がとろんとしている。そんな姿を見せるのは自分にだけなんだと思うと高揚した。
そんな抜けた表情で長義を見上げてくる。かわいい。
「長義……
吐息まじりの声で呼ばれる。つんっと尖らせた唇がキスをねだっているように見える。唇はぷるぷるで今にも食べてしまいたい。

長義もベッドに上がり、国広に近づく。彼に覆いかぶさると、彼は目をそっと閉じた。
長義は口付けしようと顔を寄せる。



が。



( ˘ω˘ )スヤァ

健やかな寝息が聞こえてきた。
寝顔がとても可愛らしい。いつもより幼く見える。こんな無防備な姿を晒すのも長義の前だけ。

………( ´ ▽ ` )



まぁ、チャンスなどいくらでもあるからいいか、かわいい奥さんの寝顔を眺めながら眠りについた。





その後数ヶ月間プラトニックな関係が続くとも知らずに。














今日こそは、と長義は気合を入れた。毎日奥さんが可愛すぎて、つい寝顔を眺めるだけの毎日を過ごしてしまう。

「今日は早めにお風呂に入ろう!」
「どうしたんだ?調子でも悪いんじゃないか。もしかして拾い食いしたのか?」

体を心配してくれてる。とても心優しい。長義の奥さんは心が清らかだから純粋に長義を気遣ってくれている。もしや女神の化身なのではないかと思った。

「いや、そろそろ夫婦の営みをと思って……

恥ずかしいが、言わなきゃ伝わらないだろうと意を決して告げる。まんばはきょとんとしてる。その顔がとても可愛らしい。
「ああ、セックスか」
「そ、そうだよ。俺は国広としたい」
「ああ、いいぞ」
あっさり許可がおりる。呆気にとられた。

もしかして妻は純粋すぎてセッが何か理解してないのではないか?と心配になる。そのような知識に疎そうだ。

「抱いてやろう、俺に身を委ねろ」
「待て待て待て!!」
「なんだ?」
「俺が!抱くの!」
まんばは不服そうな顔をしている。拗ねたような顔もかわいいが、これは譲れない。
「大体どうやるのか知ってるの?」
「わからない」
うぶだなぁ、と自然と目尻が下がる。
「初めてで何もわからないから、他の長義にどうすればいいかレクチャーしてもら……
「 は ? 」

一気に真顔になった。

……おうとしたんだが、誰に言っても断られた」

ホッとする。

「すまない、あんたに任せっきりになってしまう。こういうのを俗にイルカと言うんだったか」
「まぐろねまぐろ。イルカは冷凍されないから。というか市場では出回らないよ」
「そうそうまぐろ」

とぼけたところもかわいい。というかまぐろで構わない。

こちらが何かしてあげたい。
して欲しくないわけではないが、主導権はこちらが握りたい(本音)翻弄されるまんばが見たい(本音)

「お前のためにちゃんと準備してきたから、俺に任せて欲しい」

恥ずかしそうにまんばが目を逸らす。初々しさがいじらしい。

「じゃあ、頼む……

\(^o^)/


お付き合いありがとうございました!お疲れ様でした!
盲目くんのフィルターがたいぶ入った状態の書き方になってますので、真実のまんばは別です。