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木蔦(キヅタ)
2020-10-11 17:44:53
21169文字
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花吐き病⑦治る見込みがない長義と本丸の立ち退きを求めるまんばの話【ちょぎくに】
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ようやく昼休憩になった。外でご飯を食べるため、同僚達が次々席を立つ。
そんな中、長義は座ったままだ。
「あれ?お前、外じゃなかったんだっけ?」
「うん、弁当だよ」
室長の愛妻弁当か、どれどれ見てやろう、ハートとか作ってあったら笑ってやろう。先輩にあたる長義はまじまじと弁当を覗き込む。
開けたそこにあったのは、なんとも形容し難いものだった。
「え、食べ物
……
?」
「ね!まるで造形品みたいな出来栄えだよね!うちの奥さん料理上手なんだ!」
「料理上手
……
??」
嬉しそうに長義は言う。料理上手の定義がわからない。
「室長、独身時代、一人暮らしだったよな
…
?」
「毎日自炊して磨いた腕だよ!さすがでしょ??」
?????
「これって美味いの
…
?」
「美味しいよ。よかったら一口どうかな?」
見た目は酷かったが、長義がそこまで褒めるので、気になって食べてみる。
「うっ
……
!」
「言葉にならないほどの美味さ??わかるよ」
わかってない!!
口の中に宇宙が広がってる。
彼は味音痴だったのか。
あの室長と夫婦なのが彼でよかったな、と思ったのだった。
めっちゃ蛇足にお付き合い頂きありがとうございました!お疲れ様でした!
・しれっと結婚してる
・しれっと昇進してる
・極んばくんは本編で2回ほど料理を披露してる。つまりその頃から
……
・味音痴じゃなく盲目(盲目くんの味覚は正常です。ただ愛のスパイスに敏感なだけ)
・結婚しても「そのままの君でいて」と盲目くんがいうので。盲目くんはありのままのまんばが好き。
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