MN*B
2024-06-21 01:38:54
16745文字
Public 蠱毒な夢術廻戦:pixivバックアップ
 

E.12 乱入者

シリーズ中第26話になります。
注意書きは1ページ目、もしくはシリーズ概要の方にあります。

このシリーズの閲覧、ブックマーク、いいねを、いつもありがとうございます。
お待たせしました~!!

今回、メカ丸戦。それと獣鉤手の補足話みたいな…。
想定より長くなったので、ちょっとキリが悪いような感じになりました。

次回、タイトルからして不穏なのが透けてます。
内容は、たぶん交流会1日目が終了するかな~?くらいです。
上げるなら、やっぱり二週間後くらいになるかと。

 


#オリ主 #夢術廻戦 #パンダ(呪術廻戦) #究極メカ丸 #花御 #狗巻棘
2021年7月18日 23:53



 話に聞いていたどことなく真人に似ている気がする彼は、持っていた何かの腕をこちらへ投げつけてくる。やけになったというより、感情的になったようだ。
同時に、そばに控えていた式神が駆け出していくのが見えた。が話の通りなら、それを気にしている余裕は

「俺に、呪霊の兄弟はいないッ!!」

バチリと、空気が相対する彼の気配が切り替わる。
当たり障りのない存在から、低級の3級程度の呪いへと変貌する!
後ろ手から前へ構えられたその手には、その気配には似つかわしくない、濃密な呪力ッ!!

彼が引き金を引くその前に
「そのときは無防備だし、撃つまでに少し溜めがあるんだ。そこにアレを打ちこめば花御なら大丈夫」その助言通りの行動を決行する!


 私は指先から呪種を、ソレ目掛けて撃ちこむ!!
正面から命中し、呪種がその中へ入りこむその途端、パァン!!と彼の手の中が弾けた。そこから現れるのは

「ナハっ!!」

「パックン花じゃねぇか!!?」

そんな驚愕の声を出した彼。
その言葉が示すのは、彼の呪力によって咲いた呪種の花それは一瞬で育ち、その身が落ちた地面に根を下ろす。今までになく大きな花になったのは、こちらにとっても驚きの結果だ。

その育った呪種は、彼の背丈ほどもあるまさに桁違い。彼も本来なら特級レベルだという真人からの話も頷ける。
そして、これだけの呪力消費3級程度ならば、もうまともには戦えないはずだが

 呪力によって咲いた花が、その凶悪な口を開き、彼に迫る!
瞬間その花の幹が半ばまで切りこまれ、次に丸い頭が衝撃を受けてたわむ。彼の蹴りが多段的に入ったのだ。

「ナハァっ!?」

ミシミシッと軋みを上げ、幹が折れ曲がっていく。
姿勢を正そうとする呪種に対し、彼は目にも留まらぬ速さで打撃を与えているのだ。
切りこまれた位置とは逆へ向かって力が加わったことで、呪種はどんどん反り腰になり遂には上下で真っ二つに分かれてしまった。


 呪種は崩れさり、後には何も残らない。
見事に蹴り倒した彼は、跳び上がった状態から体勢を立て直しつつ、地面へ着地する。

片手片膝をついた姿勢の彼低い位置からこちらを見てくる両の眼、そしてその気配は、まさしく呪いと呼ぶに相応しい。
しかも片腕に出る鋼と刃。なるほど、一風変わった状態だ。とり憑かれているように見えるが気配は確かに呪具。

正気、ですか」

「どういう意味だ」

刺々しい語調。顰められた表情。感情的だ。
しかし、その割には殺気立っていない。それこそ、その辺りの呪霊より余程、話が通じる。

これはどちらの言い分が合っているのか。
どちらにせよ何も変わらないが、少しだけ気になった。