MN*B
2024-06-21 01:38:54
16745文字
Public 蠱毒な夢術廻戦:pixivバックアップ
 

E.12 乱入者

シリーズ中第26話になります。
注意書きは1ページ目、もしくはシリーズ概要の方にあります。

このシリーズの閲覧、ブックマーク、いいねを、いつもありがとうございます。
お待たせしました~!!

今回、メカ丸戦。それと獣鉤手の補足話みたいな…。
想定より長くなったので、ちょっとキリが悪いような感じになりました。

次回、タイトルからして不穏なのが透けてます。
内容は、たぶん交流会1日目が終了するかな~?くらいです。
上げるなら、やっぱり二週間後くらいになるかと。

 


#オリ主 #夢術廻戦 #パンダ(呪術廻戦) #究極メカ丸 #花御 #狗巻棘
2021年7月18日 23:53



 心地よい、秋の澄んだ風が流れる。
サワサワと木々が揺れ、葉の擦れる音が響く。
その僅かに差し込む木漏れ日で照らされるのは疑う余地もない、異形の姿。

冷や汗すら流れない。流せない。
おかしいそれが自分でもわかる。それでも俺はこの存在に、危機感を覚えない


「黒行け、逃げろ」

そばにいる玉犬は困ったように、クゥンと鳴く。
白がすぐ近くで破壊されたのを、俺はみすみす見過ごしてしまっている。黒までそんなことになって欲しくはない。

俺は借りてきたメカ丸の腕に目を落とし

「私はあなたと争う気はありませんよ」

独特の声が響き、俺はそれに思わず肩を揺らす。
俺も玉犬も、その場から動けないまま、相手のことを見据えた。

「あなたのことは真人から聞いています」

まひと?」

知らない名前が出てきた。俺に、心当たりは
脳裏に浮かぶのは、

「継ぎ接ぎ模様のある呪霊あなたとは、兄弟のようなものだと聞いています」

  「兄弟みたいなもんだって」

こちらの首を掴んで、いけしゃあしゃあと、のたまってくる"アイツ"。
つられて思い出すのは、今日交わしたばかりの会話。それに伴う感情。

"あの人"の死因呪殺に使われた"呪物"……そしてそれを教えたのも
俺たちが出した答えは、言葉にしなくてもわかるほど、明確に同一だった。


 すべてを振り払うように、右手に持ったものを相手へぶん投げる!
それを皮切りにして、玉犬が駆け出していくのが視界の端に映った。

「俺に、呪霊の兄弟はいないッ!!」

振りかぶったことにより、前へ出た右半身。それに隠れるように半身後ろへ下がった左腕
自分の意志で取り出し、呪力で具現化した拳銃それを左手で握りしめる。

俺は!」

この力を使いこなしてみせる!!