MN*B
2024-06-21 01:38:54
16745文字
Public 蠱毒な夢術廻戦:pixivバックアップ
 

E.12 乱入者

シリーズ中第26話になります。
注意書きは1ページ目、もしくはシリーズ概要の方にあります。

このシリーズの閲覧、ブックマーク、いいねを、いつもありがとうございます。
お待たせしました~!!

今回、メカ丸戦。それと獣鉤手の補足話みたいな…。
想定より長くなったので、ちょっとキリが悪いような感じになりました。

次回、タイトルからして不穏なのが透けてます。
内容は、たぶん交流会1日目が終了するかな~?くらいです。
上げるなら、やっぱり二週間後くらいになるかと。

 


#オリ主 #夢術廻戦 #パンダ(呪術廻戦) #究極メカ丸 #花御 #狗巻棘
2021年7月18日 23:53



「アッハッハッハ!!まっ、衛がッ、ロケットパンチで空飛んだんだけど~っ!」

軽い軽いとは思ってたけど、あれで飛ぶほどとは!
僕はそう思って、腹を抱えて笑う。
もうかれこれ、数分は笑っているだろうかヤバイ、笑いすぎて涙出てきそう。

そんな僕を見ていた歌姫が、受け持ちの子がああなって笑えるのはアンタくらいよと、ドン引いている。

 僕はやっと笑いの波が引いてきて、大きく息を吐いた。そこで話しかけてくる歌姫。

「ねぇ、五条。アンタんとこの学生あれって4級と3級でしょ?」

彼女が言っているのは、おそらく真希と衛、そしてパンダのことだ。
画面の一つでは真希と京都校の女子が戦っている。もう一つでは、京都校のメカを打倒した、パンダと衛が映っていた。

「そうだよ~。ちなみに、歌姫んとこのロボットは何級だっけ?」

「メカ丸は準1級よ。呪力でガードしてるだろうけどよく受けきったわね、あの二人」

「パンダはパンダだし。衛は見た目よりタフだから」

それにしても二人とも香ばしくなってそうだね!と、僕は笑いながら付け加える。
こちらを横目で見た歌姫が、学生はパンじゃないのよと、呆れたように呟いた。
パンダだけに?これはさすがに言ったらキレられそうだ。

 そのパンダはともかくやっぱり衛は、どこか戦いに乗り気じゃないな。
彼って闘争心だとか意欲とか、そういう類いの部分が抜けがちだし。それに真面目だから、本筋 ゲームをほっぽりだしてガチンコバトルは向いてないよなぁ。

「みんなゲームに興味なさすぎじゃない?」

「なんで仲良くできないのかしら」

歌姫に似たんでしょなんて軽口を叩く。
私はアンタだけよ!と、言い返された。

 しかしわざと相手の攻撃を受けたのはなんだったんだろう?
それのせいで、今の衛はサングラスをかけていない。その視界は眩しいはずだついでに肘打ちされたときにも、軽く失明してそうだ。
 前からちょっと危なっかしいとこはあったけど、それが酷くなってる気がする。
呪力を扱えるようになったから、だとかそういう話でもないような

 僕が考えていると、冥さんが真希についてコメントしてくる。

「さっさと2級にでも上げてやればいいのに」

「僕もそう思ってるんだけどさー。禪院家が邪魔してるっぽいんだよねぇ」

それを聞いた冥さんは、小さく笑い声をこぼす。

「金以外のしがらみは理解できないな」

相変わらずの守銭奴っぷりだ。
そしてそれは今回、この事柄に関与しているのだろう。そう考えつつ、僕は話を切り出す。

「それよりさっきから悠仁周りの映像、よく切れるね?」

その代わり、よく映るのは衛辺りだ。だからこそ、先ほどの戦いも観っぱなしだったわけだが。監視か観察かって感じでもある。
僕は冥さんと話しながら、後ろを振り返る。

「いくら積んだんだか」


 いくつかある画面のなかに、悠仁の姿は相変わらず映らない。
そして、画面に映りっぱなしだった衛は薄暗い森のなかを走っていくのを最後に、その姿が見えなくなった。