DRRV11037
2024-03-26 17:37:44
24435文字
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楸谷徹の設定資料

1. 性格 2. 対人関係 3. 環境
4. 習慣 5. 才能 6. 価値観
7. 嗜好 8. 身体的特徴 9. 対比
10. 制作経緯


対人関係


人見知りをするほう。本編序盤ではやや緊張している。

一対一の会話しか得意ではない。
大勢と関わるのは好きではなく、安心できる極少数と過ごしたがる。たとえ大人数で行動していても、親しい唯一の相手にだけ話しかけつづけ、その気はないのに徐々に相手をグループから引き離して孤立させてしまうことがある。

一対一で話すと、自然と相手のノリに合わせて振る舞うため、関わる人間ごとに異なる切り口の自己を見せる。一人一人をよく観察し、会話内容を詳細に覚えている。洞察力が高く、(完璧にではないが)相手の感情を見抜くことに秀でる。

ホストとしてのコミュニケーションが板についているため正常な人間関係が築けない。たとえば友達を「互恵関係の類語」と認識するなど、常に互いの利益を重視している。


・礼儀
“正しいか間違いかを考えず、目の前の相手には敬意を払うべき”という価値観を持ち、礼儀が行き届いている。

・理不尽耐性
もともとは理不尽な他者への耐性が高かった。外付けの自己肯定感が高まるとき、理不尽耐性は低下する。

・嘘
嘘は得意。しかし無闇矢鱈に嘘をつくことはなく、普段は正直に生きている。
相手が相手自身に嘘をつきさえしなければ、どのような感情表現をしても受け入れる構えがある。

・悲観主義
つい人間の闇ばかりに目を凝らしてしまう性質があり、弱みや悩み苦しみを拾いやすい。どんな人間も根源には悲しみがあると信じてやまない。



劣等感

キラキラした成功者たちに強い憎悪を抱いている。“成功者”に分類した人間には全く共感しようとせず、理解する努力を放棄するため解像度が低くなる。凡人や敗者のほうが好みに合っており、丁寧で親切な対応を見せる。

特に、自分より頭が弱い(と見なせる)存在や、子供などの弱者に対して酷く優しい。元来の敗者好みに加え、優越感を刺激され機嫌が良くなるためである。

相手を喜ばせることで、己の有能さを示すことを好む。しかし相手が自分より幸せになることを嫌がる。



伝え方

〈不満〉
姫以外の他者に対し、必要に応じて自分の不満や苦労を伝えることができる。自分が悪人であることを自覚したうえで自分が可愛い人であるため、図々しくなってでも、嫌なことは嫌だとはっきり主張する。ただし、周囲に話せば改善される可能性が見いだせた場合に限る。
そのうえ、しばしば伝え損ねてもおかしくない。不満を伝えるのは最近始めた意識的な努力である。

〈悩み〉
変に黙っているより、力を借りたほうがマシな展開になると考えている。ただし、自分が悩んでいることを自覚できた場合に限るし、やはりどうにもならないことは話さない。
楸谷は、悩みを相談するのに適した他者を見つけられないことが多い。解決策に集中するにはあまりに繊細で傷つきやすい一方、他者の共感や憐憫で気分が良くなるタイプでもないから、悩み相談でも何を言われても良い気分にならない。

〈甘える〉
彼は相手に合わせた方法で甘える。
たとえば四葉相手の場合、相手が忙しいときに限って「僕と仕事どっちが大事なんですか?浮気しないでください、ねぇ」と作業を妨害する。そこですぐ応じずに、作業が一段落したとき構おうとすると、彼はもうすっかり拗ねていて振り向いてくれない。「嫌でーす」「○○しないと許してあげません」など、本当は何とも思っていないのに、相手を振り回すためにわざと面倒な要求を設け、試し行動をする。(逆に言うと、好きな人に対して、彼は忙しくても必ず時間を割く。)
他に、ソファに寝転んで相手が座れないようにしたり、ドアの前に立って進路を妨害したりすることも考えられる。或いは、親しい相手を呼びつけるだけ呼びつけて、用件が無いこともあるかもしれない。楸谷は構ってほしいわけではなく、相手に“構いたい”と思われたいだけであるから、思ってくれた瞬間に満足する。
もちろんこれは一例で、相手が他の側面を引き出すことができる。





他キャラに対して

〈改瀬未遥〉
価値観が全く合わない。特に、努力を信じるか否かという論点で意見が衝突する。他にも、落ち込んでいる人を励ますか慰めるか、光と闇どちらに惹かれるかなどあらゆる点で対立する犬猿の仲。しかし改瀬は忖度無しの意見交換を好むので、満点の対応をしているといえなくもない。
改瀬からの偏見と敵意を敏感に感じ取ってしまい、繊細なメンタルやホストのプライドが傷ついている。それもあって改瀬のことを女扱いしないと決めている。改瀬は女扱いされないほうが居心地が良いので、満点の対応をしている。

〈三品博行〉
「えっ、ホスト?それって大丈夫なのかい?大学には進学しないの?ご両親の了承は……?」
三品は“夜職は親を悲しませる”と考え、彼の将来を強く心配している。それが楸谷の夜職に対するコンプレックスを刺激し、嫌味を言われた、自分は見下されている、と深く傷つき、内心では被害妄想と呼べるほどの拗れた感情を抱いている。
更に悪いことに、楸谷にとって三品は自分が求めてやまぬものを大体全て持っていながら、そこに価値を見出さなかった人である。彼は三品を成功者だと見なして憎んでいる。もしもコロシアイで三品が死んでくれたらと薄ら期待している。
三品はというと、たびたび相手から変な目を向けられる理由が分からないまま、努めてスルーしている。この感情を適切に表出させる方法が分からないが、三品は楸谷に対して哀れみと共にほんのり憧れを抱いている。あれくらい振り切れて堕落できたら楽なのに、と思っている。もしも三品がタバコを手に入れたら、吸い方を尋ねる相手は楸谷かもしれない。

〈天探司織〉
天探に分厚い仮面の奥を見抜かれてしまっており、良いように利用される。険悪な怖い雰囲気に耐えられないので、自分で直接彼女に逆らうことができず、天探の考え方を理解しない者をフォローすることで間接的に反抗する。
「お嬢」という呼び名は“姫未満の小娘”という意味が込められた、彼なりの反抗の印である。

〈四葉結〉
彼女の奉仕的な性質を見込んで、姫にしようと狙っている。コロシアイに巻き込まれたことで顧客を全て失った可能性が高い楸谷にとって、彼女の存在が唯一の希望(カモ)だからである。
加えて、自覚があるか分からない要素が3つある。まず、四葉を姫に見立てて日常と変わらぬ営業行為を続けることによって、安心感を得ている。次に、根本の性格がほぼ同じであるため、人として好きでもあり、一緒にいると安心するし気が合う。そして、四葉の肯定的・受容的な態度に母性めいた“安全地帯”を見出している。
楸谷がネガティブな方向に話を引っ張りがちで、しかもお互いに受容的であることから、二人は駄目なところも受け入れる甘やかし合いの関係にある。
ただし、すれ違いもある。楸谷は他者に対して“たくさん要求されたい”と願うが、四葉は“いてくれればそれだけで幸せ”と他者に多くを望まない。そのため親しくなればなるほど「結さんは僕を必要としていないのかも」と楸谷だけが不安な気持ちになっていく。

〈清忌レナ〉
楸谷のほうが身長が1cm高い。しかし彼は小心者であるため、清忌のほうが自分より背が高いものと錯覚して嫌がっている。

〈桜衣昼間〉
楸谷は、子供(彼に言わせるなら、自力で餌をとってこられず頭が悪くて自分を越えない存在)にはとても親切である。容姿の幼い昼間のことも子供と見なしており、“無邪気で可愛い、仕方のない子”とときどき無償で遊びに付き合ってあげている。
昼間からは、単純にからかい甲斐がある変なヤツだと面白がられている。昼間はもともと他者をごく自然に見下す癖があるほか、彼を深く理解するつもりもないため、楸谷のことをお金に興奮する売女か何かだと思っている。





恋愛観

恋は単純に酔っているが、愛は素面で狂っているような危うさがあり、深まるにつれて相手の自由や人格を毀損するものだと捉えている。
ホストの仕事で色々なことを経験をしすぎて、ときめきが薄れている。強いて付き合うなら心が健康な人を望む。

楸谷はひとりでにモテることができないため、客に恋したふりをして相手をその気にさせる色恋営業の使い手。ただし、本当の恋人自体は一度も作ったことがない。



〈付き合ったら?〉
色恋絡みの職業ゆえに、ホストを辞めてから結婚前提で付き合うしかなく、彼にとって恋愛とは一世一代の賭けである。
お金で愛を伝える方法しか知らないせいで、相手の家賃や生活費を出したり、欲しいものを何でも買い与えたりする。(※娯楽を全くしないので貯金額が億を超えている)
たっぷり貢ぐ分、相手も自分に誠実に向き合い、優先順位を明確にしてほしいと願う。浮気や移り気を絶対に許さない。
ホストで培った手腕を活かし、あらゆる手で惚れさせようとする。慰め上手、からかい上手、甘やかし上手、そして甘え上手だが、自分の弱さを見せるのだけは時間がかかる。弱っているときほど相手から離れる。
アセクシャルだが、相手を喜ばすためならば身体も捧げる。しかしそれは“貴方にならレイプされてもいい”くらいの重い覚悟であり、一方的な奉仕でしかなく、たとえ楸谷が喜んでいるように見えたとしても、本当に喜んでいるわけではない。



〈別れたら?〉
別れを切り出されると、自分の価値や人生を根本から否定されたように感じて大きなショックを受ける。そして、不満があるなら全部直す、もっと貴方に尽くすと交渉を試みる。
「貴方の欲しいものは全部差し上げますから。貴方は何も僕にくれなくていい!ただ僕の全部を貰ってください」
それも断られると、恋人というポジションに固執せず、ノーリターンで相手に奉仕する関係性を提案する。たとえば、自分の生活が壊れるレベルでお金を全部貢ごうとする。(自分が一番大事なものだから相手も喜ぶと思い込んでいる。) 見返りは要らないから毎月送金させてほしい、好きなときに呼びつけてほしい、セフレにしてほしい、など。
それすら断られると、取り乱すが、やっと諦める。
その後、精神的な症状が出る(恐らく解離性のもの)が、 病院嫌いゆえに放置する。自分にシャンパンボトル1本分の価値も見いだせなくなり、ホストに復帰できなくなる。
他者から必要とされるためと言い訳しながら、恋人と同じ性別の客を相手取るなかで最も評価の酷い風俗店に入り、 自暴自棄な売り方をする。自分の価値を下げたり望まぬことをしたりで遠回しな自傷をしながら、客に恋人を投影しその幻影に痛ぶられようとする。





セクシャリティ

〈パンロマンティック〉
相手の性別を意識せず恋をする全恋愛者であり、女性でも男性でもそれ以外でも全く関係なく恋愛対象になりうる。性別よりも、自身に大きな価値を見出してくれるか否かが遥かに重要である。

〈アセクシャル〉
他者に性的欲求を抱くことはない。性欲自体が薄い上に、それを他者にぶつけようという発想が皆無である。
許可なく触れられることも嫌っている。潔癖や性嫌悪のゾワッとする嫌な感じが理由であり、更には他者に自分の肉体を明け渡すことへ被支配的な感覚と恐怖心を覚える。握手やハイタッチさえ厭う。肩や指であっても、ほんの少し触られたことをずっと覚えている。
お金のためであれば、積極的に相手に触れたり接触を喜んだり、性的に見られることを喜ぶ振る舞いも可能である。そのときはお客用の性格が引き出された状態であり、半ば本気で楽しんでいる。後になってなぜそう感じたのか自分でも理解できなくなる。