つの
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DD習作(ほぼフラマト、ときどきマトフラ)



 寝台に伏した男の白くむっちりと柔らかい尻肉を掴み、狭間を露わにすると「う゛〜」と獣のような小さなうめき声が漏れ聞こえた。そこでは桃色の粘膜が刺激を求めてひくりひくりと震えている。
 顔は隠れて見えないが、ダークブラウンの髪から覗く耳朶や、生え際の綺麗に整えられたうなじは紅潮していて、それを愛らしいと思ってしまう自分にフランクは苦笑する。
 俺もずいぶん甘くなった。

「排泄の必要が無いのに、なんでこんなもんが付いてるんだか」

 広げた舌で今はまだ慎ましいアナルをべろりと舐め上げる。彼の背からは黒く大きな羽根が生えていて、ふぅー♡ ふぅー♡と荒い鼻息に合わせて静かに上下している。
 そのまま尖らせた舌先で閉じた窪みをくじるようにすると、「っぁ♡」と早くも媚を含んだ小さな喘ぎが聴こえた。尻を揉みながら、唇でちゅっちゅっと粘膜同士を触れ合わせると、唾液に濡れたそこは呼吸するようにくぱくぱと小さく開閉し始める。

「ぁっ、は! ふら、ふらんく……ぅ」

 いつもは静かな低い声で話す男が、わずかに上ずった甘えた声で自分の名を呼ぶ。
 クラクラする頭を振って、指で濡れた狭間をぬるぬると弄ぶ。ぷくりと膨れたアナルを指の腹が掠めるたびに「ぁっ、ぁっ」と小さな喘ぎを漏らしながらマットの身体が震える。
 排泄器官というよりは性器のようだ。その考えを見透かしたように、答えは求めていなかった問いに応じて、マットが言った。

「僕らは相手の望む姿になることで、精液を得るから……ここに穴があるのは、君がそれを求めているってこと」

 マットが背後を振り向き、見えないはずの目をこちらに向けていることに気づく。その瞳は快感のためかぼやけて普段のヘーゼルの中にも蜂蜜の色を濃くしているけれど、赤い唇は蠱惑的にも、挑発的にも見える曲線を描いていた。

「は、」

 フランクは吐息だけで笑って、濡れそぼった後孔に中指を滑り込ませた。

「あっ――――!」

 それだけでさらに刺激を求めるように腰を掲げて、マットは高い声をあげた。指を舐めしゃぶるようにまとわりつく内臓の感覚を楽しみながら、ゆっくりと抜き挿しをする。

「これを欲しがってるのはあんたのほうだろ」

 滾る熱の存在を教えるように、太股に勃起を擦り付けると、マットの瞳にじわりと涙が浮かんで、それをフランクはとても美しいと思う。
 彼のエネルギー源である精液を与えるのには、事務的で簡潔な方法はいくらでもあるのに、こんな恋人めいたセックスを選ぶ理由を、二人はわかっていながら口にしたことはない。