【失笑の歌と蒼い月】設定

一ページ目必読
※Ibパロ



【求道者展覧会-展示品一部紹介】




〈赤標識〉
頭部が警告記号になった、虚無を指差す軍服男の銅像。全身の左半分が焼け焦げている風になっており、足元には色とりどりの花が散らばっている。

〈崩れ緑〉
緑の牡丹を象った、繊細な作りの粘土細工。グチャグチャに潰れた風になっており、光の差し込み方でボンヤリと赤く発光する。

〈穴だけ黄〉
中に黄色い絵の具がたっぷり入った、心臓の形をしたガラス細工。よくよく見れば、黄色い絵の具に混じって青い粒が見える。

〈青溶解〉
溢れる中身で蓋が開いた、青い寸胴鍋。沸騰したように赤黄緑の絵の具が流れ出ており、非常に気味が悪い。

〈■■■■〉
白狼と大鷹を従わせる、顔が黒く潰れた男の絵画。作品名が緑のクレヨンで塗り潰されおり、読むことができない。後から貼り付けられたらしい紙には赤い文字で何か書かれているが、こちらも緑のクレヨンで塗り潰されており『ゼ■■・■■ガ■』しか読めない。


〈凶善人〉
片目にキズがある男が、マネキンの頭を拳銃で撃ち抜こうとしている絵画。マネキンは男に懺悔しており、囚人のような服を着ている。絵画の額縁には、頭のない小さなマネキンが大量に引っ付いている。

〈自由無関心〉
銃火器と刃物が出鱈目に生えたパソコンの模型。キーボードに触れれば、銃火器から威嚇射撃のような音が鳴る。

〈ルピポイ〉
奇妙な音を鳴らす、絡繰仕掛けのレトロな置き時計。手をかざした人間を感知し、体温などから状態を割り出し音を鳴らす。

〈歌石〉
真っ白な粘土で作られた、音楽記号を象った石。それぞれ石の裏側にはルーン文字が存在し、ルーン占いに使える。


〈英雄譚〉
バラが絡みついた本。花の部分が徹底的に折られており、イバラしか残っていない。本には『ヒーロー』という男が死に続けるだけの物語が綴られている。

〈最愛〉
カンジの肖像画。幸せそうに笑っている。

〈奈落〉
真っ黒な絵画。よく見ると、何かを塗り潰したようにも見える。
現世と《美術館》を繋ぐ、一方通行の門。ヒロの帰り道用に作られた。