matukumo
2026-07-08 15:21:23
34775文字
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ゲーミング部と漫研部員でTRPGやってみた!

また書いてました!!

ンドラ現代パロ(O山先生のifを元にしています)
ゲーミング部の澄野君、面影君、九十九兄妹と、
漫研部員の凶鳥ちゃんが、クトゥルフ神話TRPGを遊ぶリプレイ風小説です。
いつも拓歪を描いてる人ですが、今回もカップリング描写は無いです。仲はとても良いです。

・ト書き小説でほぼ台詞
・ダイスロールは実際に振っています
・ハウスルール適用や、神話生物への自己解釈や捏造あり
・自作シナリオです
・パロディ(オマージュやリスペクトのつもり)、残酷描写、オリジナルキャラクターや劇中劇的要素、とにかく色々あります

仲良く身内ノリでやってるよ!みたいな軽いノリで書いています。
よろしければどうぞお付き合い下さいませ。










面影「東京に住む君達は各々、様々な雇用形態でとある探偵事務所に所属している。正規雇用でもいいし、アルバイトでもいい。関連性があるなら、遊びに来ているだけの客人でも構わない。
……というわけでカコちゃん、イマ君、ジョウカちゃん、宮田君は探偵事務所にいるよ。特別何かしてるかな?」

凶鳥「季節は初夏とあったな。アイスコーヒーを頂くとしよう」

過子「自分が淹れるよ、家事は得意なんだ」

今馬「妹ちゃんにそんな雑用させられないっす!宮田さんお願いするっす」

澄野「オレかよ……いや別にいいんだけどさ」

面影「じゃあ、宮田君がアイスコーヒーを淹れてたら、お客様が来るよ。飛び込みの依頼人だ。名前は白鳥歩夢」

カコ『ど、どんな事件もカコっと解決……!百瀬探偵事務所にようこそ……!』

今馬「恥ずかしがりながらロールプレイしてる妹ちゃんを見るだけで白飯3杯は余裕すね〜」

過子「も、もう、お兄ちゃん……!」

凶鳥「どのような御仁でござるか?」

面影「うーん、お嬢様か……そうでなくとも身なりはいい感じかな。裕福そうな感じはするね」

今馬「良いブランドのバッグ持ってますね〜みたいな?羽振り良さそうで何より」

澄野「とりあえず、探偵事務所の所長だろうカコと、一応この中で一番まともな自負があるオレとで話を聞くぞ。イマはいいとして、禍津って一応部外者だよな?いていいのか?」

凶鳥「澄野殿、いや宮田殿と拙者の仲ではござらんか〜!一緒に暮らしてるのに!!」

今馬「そう聞くとなかなかロリコンすね、宮田先輩。カコに手は出さないでほしいっす」

過子「この世界だと自分は成人してるよ、お兄ちゃん……

面影「まあ、依頼人は未成年のジョウカちゃんのことはバイトかな?程度で気にしてない様子。依頼内容を話しちゃうよ。異論はない?」

凶鳥「無論でござる!」







白鳥(KP)『私は白鳥歩夢と言います。今回、お頼みしたい依頼というのは人探しなんです。島尾ラン、という私の友人を探してほしいんです』

カコ『島尾ランさん……いつから、どのようにいなくなったんですか?』

白鳥(KP)『一ヶ月前、北海道の小さな離島、”希良島”という場所に向かったきり、行方がわからないんです。何故そんな場所に行くのかと聞いても、当時はちょっとした観光旅行だ、としか言われませんでした』

過子「希良島(まれらじま)?……それって、そんなに有名な場所なの?」

面影「これは誤解を招かないために言いたいけど、実際の北海道には実在しない場所だね。このシナリオの中にはあるということで。
で、カコちゃんが気にしたことだけど、希良島という場所はあまり聞いたことがない。観光地だとしても、そこまで有名では無さそうだ」

今馬「ゆーてネットで調べたら多少はヒットするでしょう?なんか技能とか使います?」

面影「じゃあ、まず技能なしで分かることを挙げるね。
インターネットで見たところ、小さな島で、出てくる情報は限られている。
希良島は北海道南茂内町(なんもないちょう)に属する、小さな島だ。
漁業が盛ん、小さいながらも牧場がある、また、原生林がある。あと、所々にポプラの木が植えられている」

澄野「ポプラ?」

面影「北海道では街路樹にもなっている木だね。初夏になると綿毛が外をふわふわ飛ぶよ」

今馬「景観は良いとして、技能で分かることないすか?」

面影「それなら……
【コンピューター】−30だったり、【目星】【図書館】で少し情報が出るね。それぞれ情報が違うよ」

今馬「ふうん。【目星】するっす。目指すは50%以下すね」

凶鳥「拙者は【コンピューター】から−30で……えっと……!」

澄野「ジョウカの【コンピューター】は56だから、26だ、26」

今馬「ん、81で失敗」

凶鳥「97で失敗でござる〜」

過子「それ、ファンブルって言うんだよ……!致命的失敗だよ……!」

澄野「TRPG初めてで一番最初に出した出目がファンブルなのか……凶鳥……

面影「じゃあジョウカちゃんのスマホはウイルスを踏んだのか壊れるね。
今回のシナリオ、ジョウカちゃんのスマホは使えないものとします」

凶鳥「スマホが壊れたらパレスに行けないでござる!!」

今馬「元々行けないんすよ」

澄野「飴宮の時と違ってファンブルの結果が重い……!?面影、本気だな……!!」

過子「と、とにかく、二人が技能を使って調べ物してる間、自分と宮田先輩はお話を聞いてるね」

面影「まあ話……といってもシンプルだけどね。要は現地、北海道の希良島まで行って、島尾ランを探してきてほしいってこと。旅費はなんと、全部出してくれるそうです」

今馬「なーんか怪しくないすか?旅費まで出して辺鄙な島に行かせるなんて」

過子「うーん……お兄ちゃんが怪しんでるから、ここで【心理学】を依頼人に使ってみるよ」

面影「どうぞ。85%もあるから安心だね」

過子「……あ、あれ?90……

面影「残念。じゃあ、よく分からなかったです」

凶鳥「カコ殿の読心を防いだ……!お主、何者でござるか……!?」

面影(ごく普通の善意しかない依頼人なんだけどなぁ)

澄野「友人、てことだけど。どんな関係なんだ?」

面影「親友と言っていいね。それこそ人探しを依頼するほどに。仲はかなり良い方だと語るよ」

過子「島尾ランさんはどんな人?」

面影「スマホで転送して、写真の画像を見せてくれるよ。快活そうな笑顔を浮かべていて、依頼人と肩を並べている。年齢は依頼人と同じ32歳。ただ、仕事は分からないというのが変わった点だね」

澄野「親友なのに、仕事知らないのか?」

面影「あまり教えてくれなかったり、仕事の話をあまりしたがらなかった、とのことらしいよ」 

過子「ふむ……仕事の関係で、失踪したと見た!」

面影「(当たり)さて、何もなくて、依頼を素直に受けるなら、君達は北海道の希良島まで行くことになるよ」

凶鳥「スマホを修理に出してから行くでござる……

澄野「しゅんとしている」

今馬「持ち物とか武器はこの辺で調達すべきっすよね?」

面影「事後申告でも構わないよ、よっぽど変なものでなければ」

今馬「あ、自分ナイフは常備してます。小型の奴」

面影「全然変じゃないよ」

澄野「そうか?」

凶鳥「拙者は勿論、日本刀でござる!
愛刀の名は『在瀬犬(あるせいぬ)』と申す」

過子「日本なのに……アルセーヌなんだ……

澄野「銃刀法違反どうかいくぐってるんだ」

凶鳥「し、竹刀袋に入れて持ち歩くでござるよ!」

面影「途中で職質するイベント入れちゃおうかな」

凶鳥「拙者だけなんか攻略難易度が難しくない!?」

面影「……あ。職質どころじゃないや。君達、東京に住んでて北海道に向かうから、飛行機に乗る手前の金属探知機で見つかってお縄だね」

凶鳥「おろろっ!?」

面影「うーん、盲点だ。ちょっと待ってね、調べてみる……と、飛行機より船のほうがいいかも。遠回りにはなるけど、導入だし気にしなくていいよ」

今馬「武器の持ち込みは是非したいところなんで、船に乗っていきたいところすね」

過子「何があるか分からないからね……。自分は、戦闘キャラじゃないから、武器は持たないつもりだけど。小さな島なら、バイクで走り回るってイメージも湧かないし……

凶鳥「バイクで戦闘するのも世紀末覇者先輩感あってかっこよさそうでござる……ごくり」

澄野「オレもあくまで探偵業をしてるだけで、武器を携帯するイメージないな。オレも持たないでおくよ。何かあったら……まあ、【こぶし】で」

面影「持ち物はそんなところかな。じゃあ君達は船に乗って北海道まで行き、さらに北海道の南茂内港(なんもないこう)から出るフェリーに乗り、希良島まで行きます」

今馬「長い船旅っす」






面影「はい、希良島に着きました。
遠路はるばる、やってきた君達は、フェリーを降りて少ししてから、ふと気が付きます。
今日はなんだか、初夏にしては涼しい方だな、と。

そう思った矢先、目の前にふわふわと舞い降りる何かが見えました。
白く小さなそれは、季節外れの雪でした。


シナリオ『初夏の淡雪』、本格開始です」

凶鳥「札幌ジェイルでござるか!?ジャックフロストの大群はどこに!?」

澄野「今日ずっとペ◯ソナ5ネタが多いぞ!続編だし!読んでる人に伝わらない可能性が高いだろ!」

過子「澄野先輩、ツッコミがメタいよ……!作品名も出しちゃったよ……!」

今馬「鋭い指摘する妹ちゃんも聡明で可愛いね〜」