matukumo
2026-06-28 11:58:54
59460文字
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ゲーミング部の3人+αでTRPGやってみた!

ンドラ現代パロ
ゲーミング部の澄野君、面影君と、
部員ではない川奈ちゃんと、ゲームマスター(KP)飴宮ちゃんが、クトゥルフ神話TRPGを遊ぶリプレイ風小説です。
いつも拓歪を描いてる人ですが、今回はカップリング描写は無いです。仲はとても良いです。

・ト書き小説でほぼ台詞
・ダイスロールは実際に振っています
・ハウスルール適用や、神話生物への自己解釈や捏造あり
・自作シナリオによるパロディ(オマージュやリスペクトのつもり)、残酷描写、オリジナルキャラクターや劇中劇的要素、とにかく色々あります

基本4人が仲良く身内ノリでやってるよ!みたいな軽いノリで書いています。
よろしければどうぞお付き合いくださいませ。










飴宮「さて、診療所に着きました。黒原譲治に会いに来たタク達は、この前のようにすんなりと会うことができるでしょう。ただ、譲治は何か荷物を持って、どこかへ行こうとしていた様子です」



黒原(KP)『……あ、水野さん。今日は、どうされました?』

水野『……今年は失踪者はいません、例の犯人が捕まりました』

黒原(KP)『……知っています。この村は、話が回るのが早い。誰なのかも、もう、知っています』

水野『黒原さん。どこへ行くつもりだったんですか』

黒原(KP)『…………

水野『警察へ殴り込みとか、そういうのは無謀だって、ちょっと考えたら分かりますよね。犯人の蒼井風はもう村にはいない、連行されている。そして貴方は、親しくしていた大切な人を奪われた』

黒原(KP)『…………

水野『貴方は、復讐をしようとしているんじゃないですか。蒼井風の、大切な人を奪うことで』



澄野「……飴宮。信用してもらえるか分からないけど、オレはここで正体を明かすぞ。警察手帳を出す」

飴宮「あいよ。譲治と、後ろで見てた夏が驚くね」

川奈「えっ水野さんって警察官だったんだ!?てなるね。エピローグ近くなってやっと」



水野『黒原さん。人の命を助ける仕事をする貴方が、そんなことをしたら駄目だ。貴方のその手は、命を奪う手じゃない……!オレは、警察は、黒原さんを罪人にはしたくない……!』



飴宮「拓海が珍しく頭使ってるし、リキ入ってるんで、ここは【説得】に成功率+30してあげよう。怠美、大判振る舞い!」

面影「ここで失敗したら台無しの奴だね!」

澄野「ハァ……ハァ……!!」

川奈「やめ、やめたげてよぉ!私まで緊張してきた、うぷっ」



水野【説得】45+30%
→出目58で成功



澄野「よ、よかった…………

飴宮「拓海はお笑いを分かっていないが、それもまた一興。譲治は涙を流し、荷物を落とすね。その中には、刃物だのロープだの、これから殺しに行くぞグッズが詰まってました」

川奈「あ、あぶな……!こ、これで、惨劇を引き起こさずにすんだ、んだよね?」

面影「たしかに巫女が言っていた。惨劇がどうのって。蟲や怪物のこともあったけど、人が起こす事件も食い止められたってことで、良さそうだ」

川奈「勾玉は、色々と危険な人を探すためのキーアイテムだったのかも……

飴宮「そんじゃー、エピローグ行くよー!」










飴宮「診療所の開く時間まで待っていたので、タク達は唯一のバスを逃した。
どうしようかと思っていたら、村のトラックに乗った白川瑛人がやって来た。理由を話すと、近くの街まで乗せていってくれることになり、タク達は荷台に乗る……

川奈「トラックの荷台って乗ってみたいけど、あれ駄目なんだよね、実際は」

飴宮「フィーックション!!!」

澄野「そんなくしゃみみたいに」

面影「まあまあ、束の間の旅を満喫しよう」


飴宮「荷台に乗りながらタク達は、村を、山々を見ていた。
今回の事件は、夏の陽炎のように、不確かで、ゆらめき、危ういものだった。
だけどその真相は、奥底に潜む神話的恐怖は、あの山の向こうに消えてゆくのだろう。

それでも、消えないものもある。

君達は、この夏に起こった出来事を、いつまでも決して忘れないだろう」









飴宮「……で、それぞれのエピローグがどんなもんか、ちょっとだけ処理していこうか。タクはそれから、どうしてる?」

澄野「風に面会に行くよ。償えって言った手前、面倒は見てやりたい」

飴宮「じゃあ、蒼井風は会いに来てくれた水野タクに、涙を浮かべて深く感謝を述べる。残された蒼井空と両親は、水月家に守られながら村で暮らしているけど、村から出ていこうとしてることを、空からの手紙で知らされたと分かるよ」

澄野「村八分か……辛いな」

飴宮「それに、空は手紙にこうも書いてある。近々、そっちに行くとのこと」

面影「……死体遺棄の自首、かもしれないね。死体がないから、起訴できるのか微妙なところだけど」

川奈「きっと出来るよ。罪を償おうとしてるんだもん、そうでなきゃ切ない」

飴宮「ひずみはどないする?」

面影「そうだね……時間の合間に手紙を書いて、送るよ。宛先は黄中良子さんと、その娘のまゆちゃんだ。バタバタしていて挨拶できなかったことへのお詫びと、それからの経過観察も兼ねてね」

澄野「なんとかカウンセラーぽいことしてるな」

飴宮「じゃあしばらくして、二人から、ちゃんと手紙が届くよ。心がすっかり元通り、という訳にはいかないけど、犯人が捕まったから、まゆの心は少しだけ落ち着いたね。診療所の先生も、前みたいに優しくなったって知らせもあったよ」

面影「それはなによりだ」

飴宮「最後、夏はどうしてる?」

川奈「私か……。カメラマンアシスタントの仕事に戻って、わたわたしてるかな。それで、撮った写真データを振り返るの。そこには”かげろふ村”で撮った写真がいくつかある。あんなに大変な目に遭ったのに、撮れたかもしれないスクープ写真は撮れなかったなと思い……いや撮らなくて良かった、って思うかな。

それでさ。最後に、村を出る前、水野と影山と一緒に、写真を撮ったってことでいいかな?」

飴宮「ぐっ青春が怠美を攻撃する……!いいよ」

澄野「いいんだ……ありがとう」

面影「記録に残るのは照れくさいな」

川奈「じゃあ、それを眺めて、大変だったな……と思いを馳せて、私のエピローグは終わり!」








飴宮「…………はい。と、ゆーわけで、シナリオ『山に消ゆ』終了しました〜!!!生存おめでと〜〜!!




一人くらい死んでも良かったんじゃね!?!?」

澄野「なんて言い草だ」

面影「半分くらいはおめでとうと思ってなさそう」 

川奈「デスゲーム好きならそりゃあそう思うよね」

飴宮「はぁぁ……じゃあクリア報酬のSAN回復イベントを行うよ。怠美、この段階が一番だるいんだよね……発狂が遠のいちゃうじゃん……



★クリア報酬

・風がさらう子供を助けられた→1D3の回復

・風を殺さずに済んだ→1D6の回復

・蟲の居所を突き止めることができ、倒した→1D10の回復



水野、10の回復→SAN53
影山、12の回復→SAN70
佐川、12の回復→SAN74



澄野「オレ以外、最初の頃よりSAN値?がすごい上がったな……

飴宮「全然さんちぴんちじゃな〜い!強すぎ〜!!」

面影、川奈「「私達が澄野(君)を守るよ」」

澄野「頼もしい……。でも、オレだってお前達を守るからな」

飴宮「ムキー!!次なんかないんだからね!ないんだからねっ!その時は技能成長させてから始めるんだからねっ!……はぁ……怠美は成長も進歩もしないのにね……いいなー探索者は……

面影「でも、私達はそんな怠美ちゃんのおかげで、この初めてやるゲームを無事クリアしたし、楽しめたんだよ?」

川奈「そうそう、ありがとう!沢山話してくれて!」

飴宮「ええー……?あん……その……そうねー……たしかに怠美喋りすぎたな……あれ……調子乗りすぎたかも……キモかったかも……

澄野「あっ、まずい、飴宮のテンションがそろそろ……

面影「はい、サイコロ」

コロコロ

飴宮「きょきょきょ……100ファンだね……怠美のSAN値は、もうゼロよ……。かくなる上は、筆箱の中のカッターナイフで…………

川奈「は、発狂しないで〜〜〜〜!!!」









ゲーミング部の3人+αでTRPGやってみた!









本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』シリーズの二次創作物です。

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