matukumo
2026-06-28 11:58:54
59460文字
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ゲーミング部の3人+αでTRPGやってみた!

ンドラ現代パロ
ゲーミング部の澄野君、面影君と、
部員ではない川奈ちゃんと、ゲームマスター(KP)飴宮ちゃんが、クトゥルフ神話TRPGを遊ぶリプレイ風小説です。
いつも拓歪を描いてる人ですが、今回はカップリング描写は無いです。仲はとても良いです。

・ト書き小説でほぼ台詞
・ダイスロールは実際に振っています
・ハウスルール適用や、神話生物への自己解釈や捏造あり
・自作シナリオによるパロディ(オマージュやリスペクトのつもり)、残酷描写、オリジナルキャラクターや劇中劇的要素、とにかく色々あります

基本4人が仲良く身内ノリでやってるよ!みたいな軽いノリで書いています。
よろしければどうぞお付き合いくださいませ。















飴宮「で、皆さんお待ちかね。
三日目の朝の行動、昼の行動を終えましたので〜


………お祭りの開始で〜〜〜〜す…………ハァ……人混みってウザいよね……屋台は輩が多いし……アホみたいに商品の値段は高いし……

川奈「飴宮さんがダレちゃった……

澄野「オレ達は荷物を持って神社にいるんだな?たしか祭りの会場は神社だもんな」

面影「水野君がスプレー缶+ライターの火炎放射用武器、私がもしもの時のロープに花火、夏ちゃんがカメラと虫取り網だね」

飴宮「虫取り少年ならぬ虫取り女子カメラマン」

川奈「恥ずかしいかも」

澄野「ぜ、全員リュック背負って入れてるってことでいいよな。素手で持ち歩いてたら危険人物だ」

飴宮「まあ妥当。

んで、神社本殿には巫女の演舞用、特設ステージがあって、通りとかには屋台が立ち並んでる感じだね。人がごった返してるから、特定の人物を探すのは容易ではないよ。【目星】にマイナスでもかけて判定するかもね」

面影「”山道”はここから離れてるんだよね」

飴宮「離れてる。しかも人気ナッシング」

澄野「犯人が出る場所は予想できてるんだから、そこに行けばいいんじゃないか?”山道”では既にあの子供……鳳大輝だったな。もうそこにいるかも」

面影「水野君は鳳君と”山道”階段近くで張り込み、私と夏ちゃんは井戸で待ち伏せだったね。いつ犯人が来るか分からないし、行ってしまおうか」

川奈「夏祭りを楽しむ余裕はないってことだ……

飴宮「じゃー問題なくタクは子供と合流して、それからあんまり時間も立たずに、夏とひずみは井戸の方に上がれたよ!このまま時間を進めてもだいじょぶ?」

澄野「念のため、草の影に隠れておきたい」

川奈「私達も!あ、スプレーはスプレーでも、虫除けスプレーも買えば良かったかも」

飴宮「夜の暗さも相まってなんとか隠れることが出来るとしよう。ここで【隠れる】技能判定しないとか、怠美優し〜」

面影(その方が色々都合がいいとかだったりして……)



 







飴宮「うい、そんじゃ拓海のタク!」

澄野「あ、ああ」

飴宮「タクは子供と一緒に”山道”の階段一番下、その近くの草むらに隠れて張り込んでる。そこへ、通りかかる白く、小さい影が現れる」

澄野「…………赤坂天音か?」

飴宮「拓海が、タクが、そう思った瞬間、赤坂天音の目線が、ぐるりとこちらを向いた。その時、頭がガツンと殴られたような、胸が激しく脈打つような、奇妙な感覚を覚えたよ」

澄野「なっ……オレの体に何が起きている……!?」

飴宮「デデン!!!赤坂天音の魅了対抗ローーール!!!

赤坂天音はAPP17の美貌を用いて、タクの精神に語りかけてくるよ!!
タクにはそれに耐えてもらいまーす!!
というわけで……
(タクのPOW11−赤坂天音のAPP17)×5に……
最後50を加えて……

うん、サイコロで20以下を出さないと、タクは直ちに魅了されまーす!!」

澄野「な、なに……!?いきなり計算式が……!!数学め……!!」

川奈「算数だよ……澄野……!!」

澄野「しかもサイコロは68だし……!!」

飴宮「きょーっきょっきょっ、じゃあ水野タクはぽやや〜んと夢心地になっちゃうね〜!よちよち〜!赤坂天音に頭を撫でられたタクは、そこにお座りしていい子で待つように……と手振り身振りで命令をされるよ……洗脳催眠たまんね〜〜〜!!!」

面影「くっ……ちょっと見たかった……そんな水野君」

澄野「なんでだよバカ!!一緒にいた子供はどうなった!?」

飴宮「あー、お子は対抗自動失敗、階段を登りつつ手招きしている赤坂天音にふらふら〜っと付いていくよ。おねショタおねショタ!」

澄野「な!と、止めるぞ!もしくはついていく!」

飴宮「ざんねーん!タクは魅了されて命令されてるので、しばらく動けませーん!!きょきょーぅ!!」

川奈「お、落ち着いて考えてみよ。これで赤坂天音は失踪事件に無関係ではないことが分かったね」

面影「去年、まゆちゃんから三吉透君が走り出してしまったのは赤坂天音のこれが原因か……そしてその後は……どうなることやら」

飴宮「へい……じゃあほんの少し時間が経過するね。

祭りの大太鼓の音を合図に、演舞が始まった頃……。じゃあ、ここで”山道”に潜んでる全員、【聞き耳】オネシャスー」



水野【聞き耳】65%→出目48で成功
影山【聞き耳】25%→出目64で失敗
佐川【聞き耳】25%→出目98でファンブル



飴宮「じゃあ、タク……意識が遠くなりかけていたタクの耳に、ピリリリリという、音がわずかに聞こえる。
防犯ブザーの音だッ!あの子供が不審者に捕まったら鳴らすやつだよ。
祭りの大太鼓と音楽と演舞の音と一緒に、確かに聴こえてます。ちなみに会場には流石にこの音は届いていないよ」

澄野「もしかして、階段の方から聴こえるのか!」

飴宮「もち!長い階段の、上の方から聴こえるね。ただ、残念ながら防犯ブザーの音は井戸周りのひずみと夏には聴こえない。あと夏は指と指の間を蚊に食われて痒がってる」

川奈「すごい嫌なところ刺された……!」

飴宮「さて、この音でタクは我に返ったけど……どうする?」

澄野「階段を駆け上がる!」

飴宮「了解!
さて、息を切らして階段を登っていくとそこにはーーーー

細長い背丈をした、白いワンピースを着て、白い帽子を被った何者かが!!さっきまで一緒にいた子供を抱えていたッ!!

防犯ブザーは止められたのか、もう音は鳴らない!子供の小さな悲鳴と、荒い息遣いだけがこだまする……!!」

澄野「何してるんだこいつ!全力でぶつかりに行くぞ、どりゃあああ!!」

飴宮「盛り上がってるとこ悪いけどDEX対抗ロールです」

澄野「はい」

川奈「うわぁ!急に落ち着くな!」

飴宮「(追いかけるタクのDEX11−逃げる何者かのDEX11)×5で……最後に50足して……あ、何者かのDEXは子供抱えてるから少し減らしてもいいか。

……というわけで60以下出せば、追いつけるものとするよ!レッツダイスロール!」

澄野「この一振りでーーー!!!



……出目は57で、成功!!あぶ、危ない……!!」



飴宮「じゃあ、なんとかこの謎の人物に近づくことが出来て、子供を引き剥がすことができるね!そしてここまで近づいたら分かっていいでしょう。

…………謎の人物の正体は…………蒼井風でした!」



澄野「やっぱりか……川奈の見つけた証拠がでかかったな」

飴宮「子供を取られた風は、恐怖に顔を引き攣らせながら、一人で階段を駆け登っていくよ」

澄野「逃がすか!子供に警察にこのことを伝えるように言って、後を追いかける!」

飴宮「……警察ね、了解!(あっここで警察出すのか……そりゃそうか……このあとの展開的にどうしたらいいんだろこの処理……まあなんとかなるか……ていうかしなきゃ……)」

面影「(怠美ちゃんの顔が一瞬曇った気がする)」




飴宮「じゃあ暇してたと思うひずみと夏の方に、シーン変わります!白いワンピースと帽子を身に着けた蒼井風が、息を切らしながら登ってきたよ。行動どーぞ」

川奈「証拠は大事!!現れた瞬間、カメラを構えて撮影!もう逃げられないよ、と草むらから現れる」

面影「ロープを両手に握り、恍惚した笑みを浮かべよう」

川奈「隣の人、純粋に気持ち悪い」

飴宮「じゃあ、蒼井風は絶望した表情を浮かべて、ふらふらと彷徨い、井戸にもたれかかるように崩れ落ちる。観念したって感じだね」

面影「縛り上げようか」

飴宮「じゃー、ひずみが蒼井風をテキパキ縛ってる間に、タクが階段を登り終えてここで探索者全員が合流だね。縛り終えると、蒼井風はぼろぼろ涙をこぼしながら、罪を告白しだすよ」




風(KP)『……ごめんなさい。ごめんなさい。僕は……許されないことをしました。でも、もうどうしていいか、分からなくて、怖くて……う、ううう……

面影「怠美ちゃんの泣きの演技は真に迫ってるなぁ」

川奈「そういうのじゃない今は!分かるけども!」

佐川『……一体、これまでに何があったのか、教えてくれる?』





風(KP)『……4年前。零がいなくなった日です。

僕は、零を殺してしまいました。


あの日の夕方、零を、木の上から落としてしまったんです。山道で、大きな木の枝の上に、二人座って。二人で空を待っていた。

僕は、空が好きだ。双子だから、許されない。叶わない恋だ。それを伝えたら、零も、空を好きだって言った。頭が熱くなって、裏切られたような気分になって、なにがなんだか分からなくなって。

地上に、空を見つけた零が、手を振ろうと身を乗り出した時、僕の手が、何故か、零の背中を押してました。

零は、落ちて、死んでしまった。

空に、全部話すと、空が、死体を隠そうって。空と一緒に、零を運んで、この井戸に投げました。


でも、それで、終わらなかった。

その夜、怖くなって、ずっと怖くて、お祭りには行けなくて、この井戸を見に来た。



そこには、底には、


黒いなにかが、蠢いていた。

零を……食べてた。




それから、記憶が曖昧なんです。

覚えてるのは……虫の羽音と、誰かの声。

「人間を放り込んだことで、この怪物を目覚めさせてしまった」

「怪物を鎮めるには、来年も、そのまた来年も、同じような生贄を捧げなければならない」

「さもなくば、怪物は自発的に動き出し、この村全てを覆い尽くし、喰らい尽くしてしまうだろう」



だから、だから僕、毎年、小さな男の子を生贄に、生贄にっしたんですっ。

あんなのが村に出たら、大変なことになる……!!

逆らってはいけない、逆らえば、祟られる。殺される。そう、思ったんです……!うう……うう……!」


飴宮「……涙と鼻水で、顔を濡らしながら、風は悲痛な声を上げるよ」

面影「……井戸に黒い何か、か。これまでの情報の中でそれらしいものは…………

川奈「オノコトリコは違うし、蟲も違う……蛙の神は……多分違う……まさか、おたまじゃくし?」

澄野「おたまじゃくし……化物のことも問題だけど、問題なのは、まず間違いなくこいつはやってはいけないことをしたってことだ……。警察に自首してもらおう。それを言いたい」

飴宮「おっけー、説教ロールプレイどうぞ」


水野『……風。君が、いろんな間違いを犯してしまったのは、分かるな?日下部零のことも……他の男の子のことも』

飴宮「無言で頷く」

水野『泣くほど辛いなら、後悔してるなら、償うことだ。償って許されるとは限らない。一生許されない、と言ってもいい。それでも、後悔して、反省して、償わなければならないんだ。オレは、その手伝いをしたい』

飴宮「何度も頷く………………そこへ、一人、木々の影から姿を現したよ」



赤坂(KP)『……風君。貴方が……連続男児失踪事件の犯人だったのね』

澄野「こ、この女……オレを操っておいて……!」

川奈「え?流れ的に二人は共犯だと思ってたんだけど違うの?誘導するのが赤坂天音、実行犯が蒼井風」

飴宮「赤坂天音は、散歩してたら偶然この現場に居合わせたと主張するね。風はそもそも赤坂天音を見てない。まあ見えてなかっただけかも?きょっきょっきょ」

面影「……赤坂天音は、この場に出てきて何を言うつもりなんだい?」

飴宮「早く警察を呼ぼう、風を引き渡そう、そう言ってくるよ」

澄野「いや……問題はまだ残ってる。怪物とやらをなんとかしないといけないし……何より赤坂天音を操っている蟲のこともだ」

飴宮「拓海かっくいー!物語もいよいよクライマックスだよ!ロールプレイいってみよー!」



水野『いや……片付けなければいけないことはまだある。井戸の底の怪物のこと。それに……

オレを嵌めておいて、ただでは逃がさないぞ、赤坂天音。いや……赤坂天音の、頭の中の蟲!』



飴宮「水野タクが、赤坂天音に蟲のことを指摘した瞬間。
赤坂天音の中に、今、蟲がいると指摘した瞬間!

赤坂天音はけたたましく笑い出したッ!」



赤坂(KP)『あはは……あはははは!!下等な人間がよく見抜いたものだわ!

そう、私は赤坂天音であり、赤坂天音ではない。この村を影で支配していた存在、と言ってもいい。
そこの愚か者に、毎年生贄を捧げるよう囁いたのも私よ。

冥土の土産に教えてあげるけど……怪物に生贄?そんなもの必要無かったの!!

あの怪物はアイス工場の冷凍倉庫、その近くにある抜け穴からこの井戸を住処としている。
そこにちょっとした一手を加えれば、すぐ退治できたのよ。あははは!そんな事も知らずに毎年毎年、苦労して生贄を井戸にぶちまけて!私が誘導してやったとも知らずに!あはははは!』

佐川『そ、そんな……酷い……!たしかにこの子は悪いことをしたけど……アンタはそれ以上の悪だよッ!!』

影山『……胸糞悪いね。とっとと害虫駆除を始めようか、水野君』

水野『……お前の支配もここまでだ、虫野郎!』

赤坂(KP)『いいえ、私の支配は続くわ。新たな事件がこの村を恐怖させるの。

観光客3人と、村人1人……首を掻きむしって死ぬ事件のね!!』



飴宮「その時、赤坂天音の頭から、まるで透明な壁を通り抜けるように、それはずるりと現れた。

蠅や蜂のようにも見えるその蟲は、十本の脚があり、三つの口があり、半円形の羽を生やしている……!!




さーて、お待ちかねのドデカイSANチェック〜!!!

タクは確か、ちょっと減ってた数値から引くことになるね。
成功で1D2、失敗で1D10の消失だよー!!きょきょきょきょ!!!」

澄野「……なあ、こんなタイミングで思ったんだけど、SANチェックって実際どうやばいんだ?」

飴宮「SANチェックはねー、例を出せば、運が悪いと発狂して自傷したり誰彼構わず殺そうとしたりするよ」

川奈「こんな大事な時に!?」

飴宮「常人ってバケモノみたら、怖ーい!!ってなるんじゃん?それが行き過ぎて怠美みたい、あるいはそれ以上に狂っちゃうってわけよ……というわけでサイコロ振った振った!」




・水野タク、SAN51
→出目5で成功
→−2
→SANが49

・影山ひずみ、SAN60
→出目95で失敗
→−1
→SANが59

・佐川夏、SAN65
→出目63で成功
→−2
→SANが63




飴宮「は???こいつら全然正気度減らないんだが???とくにひずみお前なんだなんだなんだその数値は」

面影「10面サイコロ振って出目が1だったからね」

澄野「こんなところで発狂してられないからな……!」

川奈「澄野、いや水野、夜に窓バンバンされた時の方が怖がってたよね……




飴宮「ふーんだ!いいもーん!こいつのDEXは31あるもーん!

”相容れない蟲”との戦闘、開始!!

順番はDEX順で、蟲→夏→タク→ひずみ。

まず、蟲は二日目、心理戦を仕掛けてきたひずみに向かって突進するよ。【回避】を使うならどぞ!!その代わりこのラウンドは行動できなくなるよん」

面影「【回避】初期値はDEX×2か。私のDEXは8だから16…………あ」

飴宮「失敗した!?失敗した!?」

面影「ちょうど16が出たから【回避】できたっぽいよ」

飴宮「ズコーーーッ!!!」

澄野「いいコケっぷりだ……

川奈「蟲の攻撃終わり!?なら出番だね!虫取り網を使って蟲を捕まえるよ!」

飴宮「ぐう、蟲はこのラウンド、既に動いたので【回避】できません!虫取り網の判定は……手先の器用さってことでいいか。DEX×5で判定ヨロ」

川奈「夏のDEXは16!80以下で成功、だね…………出目6!余裕の成功だよ!」

飴宮「ほんぎゃー!!ヨユーで捕まっちゃった!!!蟲は虫取り網で絡め取られました!でもデカいから簡単に破られそうっ!次、タクの番!」

澄野「終わりだ……相容れない蟲!スプレー缶とライターを使って、火炎放射を虫取り網の中の蟲に向かって……放つ!」

飴宮「夏が虫取り網で捕まえて動きを封じているので、その火は命中することだろう……


蟲は日光と、そして火に弱いッ!
その弱点をしっかりと覚えていた探索者達は、華麗な連携により、弱点を攻めて攻めて、そして……蟲を駆逐することが出来た……!!

おめでとー!蟲との戦闘終了でー……



…………こんなはずじゃなかったー!!!!!!!びえーーーーーーん!!!!!!!」

澄野、川奈「「情緒どうした!?!?!?」」