matukumo
2026-06-28 11:58:54
59460文字
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ゲーミング部の3人+αでTRPGやってみた!

ンドラ現代パロ
ゲーミング部の澄野君、面影君と、
部員ではない川奈ちゃんと、ゲームマスター(KP)飴宮ちゃんが、クトゥルフ神話TRPGを遊ぶリプレイ風小説です。
いつも拓歪を描いてる人ですが、今回はカップリング描写は無いです。仲はとても良いです。

・ト書き小説でほぼ台詞
・ダイスロールは実際に振っています
・ハウスルール適用や、神話生物への自己解釈や捏造あり
・自作シナリオによるパロディ(オマージュやリスペクトのつもり)、残酷描写、オリジナルキャラクターや劇中劇的要素、とにかく色々あります

基本4人が仲良く身内ノリでやってるよ!みたいな軽いノリで書いています。
よろしければどうぞお付き合いくださいませ。






〜怠美ちゃんの理想の戦闘風景〜



飴宮「【回避】にも、POW×5の精神対抗ロールにも失敗した影山ひずみは……蟲に寄生されましたぁ!!」

影山『……ぐっ……

澄野「面影が!!」

川奈「ど、どうしよう、どうやったら追い出せるの!?」

澄野「追い出す術は本に無かった……!オレ達はどこでもその情報を得てない!あるいは……どこにも、その情報は無い、だとしたら……まさか、もう……

川奈「と、とにかく虫取り網で影山の頭を叩いてみるよ!」

飴宮「なんともありませーん」

澄野「火を、影山に近づけても駄目か!?」

飴宮「びくともしませーん」



面影「……私の、ターンだね。寄生された場合はどうしたらいいの?」

飴宮「蟲との精神対抗ロールだね。頑張って打ち勝ったら、蟲に苛まれながらも、自発的な行動だけはできるよ。
(ひずみのPOW12−蟲のPOW17)×5、最後に50足した数より下の数を出せば成功」

面影「25か……。77で失敗」

飴宮「影山ひずみは……行動を制限、操作される!
両手が勝手に動き出し、爪先で、首を力一杯、掻きむしり始める……
ひずみに、1D3のダメージ」

面影「ダメージは1だけど……色々ときついかな。残りHPは10」

飴宮「きょっきょっきょっ、じっくり弄んであげるねぇ……!!あ、11の半分5でいいか。5以下になったら気絶するかどうか判定するね。

ラウンド変わって、蟲のターンだから、今度はこっちが逆。75以下で行動を操ることに成功するよ。18で蟲が成功、ひずみはまだまだ首を掻きむしる!」

面影「1D3……最大の3ダメージ。残りHP7」

川奈「そんな、……ど、どうしよう澄野!」

澄野「このままじゃ、影山が……面影が、死ぬ。死んでしまう……!」

川奈「うう…………わ、私、と、とにかく、面影が自分を傷つけるのを止めないと……!どんな技能を使ったらいい?飴宮さん!」

飴宮「うーん、この場合は【組み付き】かなー?」

川奈「初期値25%だけど出目10で成功したよ!これでいい?」

飴宮「【組み付き】ってややこしーんだよな。えっとーこっちで【回避】か【組み付き】の受け流し……【組み付き】受け流しでも無理な数値出たなー。夏は【組み付き】に成功、相手を抑え込むならSTR対抗ロール。

(夏のSTR12−ひずみのSTR9)×5+50だから……
65以下を出せば、この後ずーっと影山ひずみの肉体の動きを止めることが出来るよぉ」

川奈「よし!…………え、88!?」

飴宮「ざーんねーん!夏の腕は振りほどかれて、ひずみの身体はまた自由になっちゃった。次、タクの番。どうするのかなー」

澄野「…………くそっ……!打開策が出てこない……!準備や下調べが足りなかったのか?それとも……オレに……覚悟が足りなかったのか……

……飴宮、蟲に【説得】だ。影山じゃなくて、オレに乗り移るように言う」

川奈「ちょ、ちょっと!そんなことして何になるの!?」

影山「オレだって諦めたくない!だけど……このままじゃ、面影……影山が、蟲に良いようにされて死んでしまう!」

面影「……

飴宮「ほーんタクは自己犠牲が強いね。誰の影響なんだろね。振るだけ振ってみ、運命の賽の目を」

澄野「オレだって……死にたくはない。【説得】45%……41%で成功だ」

飴宮「……いいねぇ!じゃあ次の蟲のラウンドで、蟲はひずみの頭から出ていき、タクに突進するよ。その前にひずみのロールね」

面影「……精神対抗、出目33で失敗。私は……動けないね。ああ……首が痛いなぁ……

飴宮「出目1でひずみの残りHPが6になったよ!……さて、次のラウンド。

タクにチャンスが訪れたよ。
【説得】に応じた蟲は、満身創痍のひずみから一度離れて、タクの頭に向かっていく……。そこで、使える技能は?」

澄野「……【回避】!……52……失敗か」

飴宮「はーい、ざんねーん!!次は精神対抗ロール、乗り移られる瞬間はPOW×5で判定ね」

澄野「オレのPOWは11だから55……29で成功したぞ!?どうなるんだ!」

飴宮「んなッ!?回避失敗からの精神対抗成功は……蟲が寄生失敗!だよ!」

川奈「今度は……こっちの番だね!よくも面影を傷つけたね、許さない!虫取り網で捕まえる!」



佐川【虫取り網で蟲を捕まえる】
→DEX×5で判定
→16なので、80以下で成功
→77で成功


飴宮「蟲は、タクの【説得】に応じて姿を現すと、タクに乗り移ろうとした……
しかし、タクの強固な精神力は、蟲を跳ね除けた!
そこへ、夏が虫取り網を振り下ろす!
蟲は見事に捕まった!!クトゥモンゲットだぜ!!
ただ、タクは【回避】を使ったので、このラウンドはもう動けない。でも次のラウンドが来る頃には、蟲は虫取り網を突き破るよ。最後、ひずみのターン」

面影「……あれは水野君が持っていたね。借りてもいい?」

飴宮「ここまで来たら色々文句つけるのも野暮かなって感じ。
ひずみは首から血をダラダラ垂らしながら、血塗れの手でタクのリュックを漁り、ライターとスプレー缶を手に取るだろうね」

影山『うふふ、私の血はこんなに赤いけど、君の血はどんな色をしているのかなぁ。燃えたら見られないのが残念だけど…………仕方ないね』


面影「ライターを点火して、スプレー缶を使って、火炎放射器のように炎上させるよ」

飴宮「汚物は消毒だーーーッッ!!!

ごうごうと燃え盛る炎に照らされた影山ひずみの顔は、あまりにも不気味なことだろー!
蟲は虫取り網の中でギィギィ気味の悪い声を上げながらゆっくり燃やされていくよ!!」

川奈「うっぷ……吐きそう……でも虫取り網掴んでおかないと逃げられるかもだしね……!」

澄野「やったか……!?」

面影「澄野君、それはあんまり言わないほうが多分いいやつだよ」

飴宮「よく燃えたことだけどやがて火は収まっていくね。山火事とか洒落になんないからね、そういうことで。火の中からは、小さい炭しか残ってない。存在そのものが消滅したと言ってもいい。

おめでとう、なんとか死者を出すことなく、戦闘終了でーす!!」











飴宮「…………みたいなヒリヒリ感とギリギリ感のある戦闘を演出するつもりが、ひずみが初手神回避するからさぁ…………なんだよ16以下で16で成功って…………

面影「なんか、それはごめんね」

澄野「飴宮の想像以上にあっさり終わっちゃったんだな……。オレ達的には全員無傷だし、生き残れて良かったけど。えっと、状況どんな感じだ?」

飴宮「井戸の周り、ここね。
小さい炭と焦げ跡。
ロープで縛られたまま、ガクブル震える蒼井風。
蟲が抜け、抜け殻で廃人状態の赤坂天音。
子供が呼んだ警察がやがて来る」

川奈「警察の事情聴取とか、するとしたら面倒なことになりそうだね……

面影「化物がいた、って言って、信じてくれる警察はいないだろうね」

澄野「現役警察官のオレは信じるぞ……。あと、蟲だけが問題じゃない。最後に蟲がぺらぺら喋ってた、怪物の方も問題だ。なんだったっけ?」

飴宮「”アイス工場”の冷凍倉庫、そこからの抜け穴から井戸までだね」

面影「井戸の底にはまだ怪物がいるんだよね……あ、私この中に降りようとしてたのか。死ぬところだったね!」

澄野「たしか、黒い何か……おたまじゃくしだよな。おたまじゃくしも火に弱いってあったはず。井戸からどう攻撃しよう」

川奈「井戸からじゃなくて、”工場”の倉庫からの方がアクセスいいのかな。でも、夜の”工場”なんて、きっとセキュリティが……

飴宮「”工場”行く話してるね。じゃあ【幸運】どぞ」

澄野、川奈「「?」」



水野、幸運55→出目79
影山、幸運60→出目1
佐川、幸運65→出目96



飴宮「ダイスの女神が荒れている。ひずみはふと、赤坂天音の方を見る。天音はあーとかうーとか言いながら、ワンピースのポケットに手を突っ込んでゴソゴソしていたよ」

面影「ふむ……じゃあ、彼女が突然暴れないように警戒しつつ、ポケットに手を突っ込むね」

飴宮「天音は無抵抗。ポケットに手を突っ込むと、鍵束だったよ。デデン!どこの鍵か分かるかなっ!」

澄野「流れ的に”アイス工場”のだよな……よし、行くか」

川奈「ちょうどここから見下ろせる場所にあるしなぁ……。これ、伏線だったのかも。井戸と”工場”が抜け穴で繋がってる、っていう」

飴宮「ではでは、一同は”工場”へ向かいました!警察をかいくぐって行くことでしょう。ザッザッザー」









飴宮「ここからは条件も揃ってるし、ほぼ勝ち確イベントなんでさっくり行くね。
”工場”に辿り着いたタク、ひずみ、夏は、鍵束の中から大きな門の鍵を見つけて、”工場”内部へと侵入しました」

川奈「警備の人とかいないの?」

澄野「セキュリティがザルでは」

飴宮「ん?今からセ*ムとか発動させる?」

澄野、川奈「「しなくていいです……」」

飴宮「蟲が言っていた通り、冷凍倉庫までなんとか辿り着いた探索者達は、コンテナの近くに開いた、人が通れそうな穴を見つける。
入ると真っ暗だ。いや、真っ黒な何かがひしめいている。ゲル状の何かは、ただうごうごと体のようなものをくねらせ、そこにいた。

ほいSANチェック。成功で1消費、失敗で1D10のマイナスね。ここまで来たタク達なら余裕っしょー?」




・水野タク、SAN49
→出目69で失敗
→−6
→SANが43

・影山ひずみ、SAN59
→出目28で成功
→−1
→SANが58

・佐川夏、SAN63
→出目8で成功
→−1
→SANが62




飴宮「発狂チャンス!!!短時間で一気に5以上正気度が減った水野タク!!!アイデアロールして!」

澄野「あ、アイデア?えーと50だよな……
72で失敗したけど、もしかしてやばいか」

飴宮「ッッッチッッッ」

川奈「デカい舌打ち」

面影「どうやら、アイデアに成功したら、目の前にある惨状を理解してしまった、受け入れてしまったということで、発狂する……っていう流れだったみたいだね。でも水野君はアイデアに失敗した。つまり」

澄野「つまり?」

面影「ことの重大さを理解しきれてない」

飴宮「わーなんかでかくて黒いなーでもよく暗いし見えないやーってなってるね」

澄野「アホってことなのか?オレが……………

川奈「ま、まあいいや。おたまじゃくしは火に警戒する……弱いんだよね。水野、やっちゃって」

澄野「釈然としないが、そういうことなら多分、よし、燃やすか!って燃やすんだろうな。さっきと同じように……

飴宮「はい、ファイヤ〜。
おたまじゃくしと言われていた、黒いゲル状の謎生物は、簡易的な火炎放射を浴びるとみるみるうちに燃え広がり、抜け穴全体にその炎が広がりました。
火の手が自分達に迫る前に、タク達はとっとと逃げることでしょう
おめでとう、怪物は一掃されました〜」

面影「これ”工場”側は大丈夫?」

飴宮「スプリンクラーとか作動すんじゃない(適当)燃えてもボヤで済む感じだね」

澄野「明日の新聞、大忙しだな」









飴宮「さて、三日目の夜。
どうなったかを説明します。

まず、鳳大輝……子供は警察に保護された。
彼の呼びかけに従った警察は、井戸の上で既に縛られていた蒼井風を確保。
廃人状態の赤坂天音も保護。
ボヤの跡はあるけど、それは見過ごされるか、適当に処理されるかだね。

風の証言から、後日、井戸が調べられるけど、そこには何故か燃え広がった跡のある抜け穴があるだけで、何もないというのが警察の結論になるだろう。

蒼井風は自首しているから警察には捕まるけど、物的証拠の失踪者の死体はもう残ってない。怪物がどうのという発言から、精神鑑定をされるかもしれない。それでも、風は自分がやったと主張し続ける、これからずっと。償うために。

死闘を繰り広げたタク達は一眠りつく。明日は、とうとうこの村から帰る日です。



……さて、ここでタク、ひずみ、夏に最後の選択を与えよう。
最後、帰る前に、なにをする?」


澄野「なにを……ってもしかして、やることは一つじゃないと駄目なのか?」

飴宮「朝のバスが早い。このまま帰ったっていいんだぞ」

澄野「まっ、待った待った!何かする!なにかした方がいい気がしてる!」

面影「都合の悪い証拠とかが残ってたかな……

川奈「そ、そういうのはないと思いたい。普通に、友人の”黄中”さんに挨拶するとか?ほら、まゆちゃんに事件の報告とかしないと……

面影「……それも大事だけど、もしかしたらもっと大事なことがあるかもしれない。そう思わないかい、水野君」

澄野「…………もしかして…………あれか?」