matukumo
2026-06-28 11:58:54
59460文字
Public
 

ゲーミング部の3人+αでTRPGやってみた!

ンドラ現代パロ
ゲーミング部の澄野君、面影君と、
部員ではない川奈ちゃんと、ゲームマスター(KP)飴宮ちゃんが、クトゥルフ神話TRPGを遊ぶリプレイ風小説です。
いつも拓歪を描いてる人ですが、今回はカップリング描写は無いです。仲はとても良いです。

・ト書き小説でほぼ台詞
・ダイスロールは実際に振っています
・ハウスルール適用や、神話生物への自己解釈や捏造あり
・自作シナリオによるパロディ(オマージュやリスペクトのつもり)、残酷描写、オリジナルキャラクターや劇中劇的要素、とにかく色々あります

基本4人が仲良く身内ノリでやってるよ!みたいな軽いノリで書いています。
よろしければどうぞお付き合いくださいませ。





飴宮「まず拓海こと水野タク!」

澄野「はっ、はい」

飴宮「いかにもお人好しそうな拓海には〜、古い友人からのお便りが来まーす!」

澄野「友人?オレがその、設定に入れた幼馴染ではないんだよな」

飴宮「そいつとは違いまーす!お手紙には、要約すると『娘が変な事件に巻き込まれたせいで、ヘラって大変だから助けて〜』って感じ」

澄野「軽いのに重い!!」

面影「でも、行くんでしょう?」

澄野「行かないと始まらないし、まあ友達に助けを求められたらな……でもオレなんかでどうにかなるのか?」

面影「そこで私の出番じゃないかな。私はスクールカウンセラーのキャラクターを作ったから、悩める人の対応には慣れているはずだよ。私と澄野君は最近知り合った仲ってことにしてさ」

飴宮「じゃー水野タクは影山ひずみを連れて、片道バスで2時間はかかる村、『かげろふ村』に着きます」

面影「うふふ、ちょっとした小旅行だね」

澄野「刑事の貴重な休暇が……

飴宮「あ、ちなみに休暇は有給で3日以上は取ってるものとする。そうするよう友人に言われたので」

川奈「私もその、かげろう村?に行くのかな」

飴宮「つばさはつばさで行くことになるね!カメラマンだから、観光客ということで」

川奈「そっかーって観光するような場所なの?」

飴宮「……んーと……カメラマンだし貴重な野鳥の観察とかあってもいんでない?シマエナガとか」

澄野「シマエナガは冬に見るやつ!」

面影「ツッコミどころそこかな……?」

飴宮「ここでTRPGの醍醐味ということで、各々村に行く前〜村に行ってる車中でなんかしたいこと宣言しよ!」

川奈「えっ、そんな急に言われても」

面影「じゃあ、『かげろふ村』について分かることを調べたいかな。手持ちのスマホとかで」

川奈「あ、じゃあ私も、観光するぐらいだし調べるよね、普通」

澄野「オレは……友達について深堀りしたいかな」

飴宮「はいはーい。んじゃ……歪とつばさはね。

『かげろふ村』は都心からかなり離れてて、自然が豊かな集落なことが分かるよ。あと、毎年8月15日に盛大な夏祭りが開かれる。蛙の神様に祈りを捧げて、巫女が演舞を踊るのが特徴とかなんとかかんとか」

面影「……村で起きた『事件』、について何かない?」

飴宮「それ以上の情報をご所望なら、【図書館】技能を成功して、電子の海から見つけることだね、きょっきょっきょ」

面影「うーん……私は【図書館】の数値が低いからな。まあやるだけやってみよう。このサイコロを振って、自分の数値より小さかったら成功だよね?

【図書館】は初期値の25%、出目は46。
うん、普通に失敗だ」

飴宮「じゃあ電子の海に飲まれたね」

面影「水野君!ウイルスを踏んだよ!」

澄野「知るか!!」

川奈「わ、私は『事件』については知らないし、ちょっと調べたからそれで充分かな……

飴宮「じゃー拓海だけど、古い友人について深堀りしようね。

水野タクの古い友人である”黄中良子(こなかりょうこ)”は、『かげろふ村』出身の男性に嫁いでいった女性です。手紙にはおじーちゃんとパパとママと娘といった、四人家族の写真が同封されている。問題の娘さんは小学校高学年ぐらいの年齢に見えるよ」

澄野「……そ、それだけか?」

飴宮「なんか気になることがあったら適宜発言ヨロ!」

澄野「っていっても、写真をじっと見るぐらいしか……

飴宮「写真をじっと見る?ならじゃー……娘さんは母親より父親似っぽいことに気づいていいよ。あと娘さんとお父さんはビジュが良いよ。顔の良し悪しはクトゥルフ神話TRPGにおいてわりとフレーバーだったり重要要素だったり〜!!」

面影「清々しいネタバレなの?」

飴宮「さてどーでしょーか!!」

澄野「今更だけどオレ達って、もう村に向かってるのか?」

川奈「車で行ってるのかな?【運転】技能取ってるし」

飴宮「……あ〜……駐車場がどこにあるかとか考えてなかったんで……とりま片道バス2時間コースでオナシャス……

川奈「マイカーがぁ……

面影「じゃあ、きっと同じバスに皆で乗り合わせているね。こういう田舎のバスは大概一日に一本とかザラだから」

飴宮「タクとひずみは知り合いだからともかく、つばさの夏はどこでどう合流しようね。つばさが考えてもええやで……

川奈「急に投げられても困るよ〜!!」

面影「そうこうしてる内にバスは目的地に辿り着くわけだね」

飴宮「ようこそ!『かげろふ村』へ!!」

澄野「とうとう川奈と合流しないまま村に着いてしまった。同じバスに乗っていたのに」

面影「まあ同じバスだからといって急に話しかける機会とかはあんまり無さそうだからね」

飴宮「えーと……(これなら導入はこうかな〜)

じゃあまず、皆は『役場』に向かうことになるね。この『役場』は宿泊施設を兼ねていて、バディと夏はそこに予約を入れているよ」

澄野「バディ言うな」

面影「水野君がつれない」

飴宮「『役場』にほぼ同時に着いた三人ですが……夏!キミに決めた!」

川奈「えっ、私?」

飴宮「役場に入るやいなや、突然、クールビズでオフィスカジュアルなオッサンが夏に話しかけてきます。

オッサン(KP)『おおー!君こそ真夏に輝く原石だッ!!』

澄野「なんの勧誘?」

面影「ロールプレイそれで合ってる?」

川奈「ええ!?なになになに?」

オッサン(KP)『私はこの”かげろふ村”にあるただ一つの学校、”かげろふ小学校”で校長をやっている者です。君は余所からきた、いわゆる観光客、だね?』

川奈「違うと言いたいけど絶対ごまかせないんだろうなぁ……。そ、そうです」

校長(KP)『余所者の君にしか頼めないことがある!!この村を救ってほしい!!”事件”の真相を……解いてほしいのだ!』

澄野「事件?……まさかだけど」

面影「怠美ちゃん、この話って私達も聞いてていいの?」

怠美「クソデカ大声だから聴こえてることでいいよーー!!!!!」

澄野「さらにボリューム上げてくるなっ!!……で、オレと面影も二人に近づく……でいいのかな」

影山『すみません、私も余所者の観光客なのですが、そのお話伺っても?』

怠美「ウワッ歪の敬語って絶妙にキショいかも」

面影「うふふ、傷つく」



校長(KP)『これ以上は、大きな声では言えんのだが。

この村では、毎年8月15日に盛大な夏祭りを行っている。
しかしここ数年……4年前からだ。祭りの夜を境に、村の子供が、一人消えるのだ。
しかもその内3人は、うちの小学校から出ている。まあ小さい子供は皆、うちの学校しか通うところがないから当然なんだが……とにかくこのままでは、悪評も手伝い、学校が廃校になってしまう。信用問題でもあるんだ。
この事件の解決は、余所者の君達にしか頼れん!
今年の夏祭りはあと2日後。祭りの夜までに、事件に関する謎を解いて、今年の失踪を防いでほしい!!』

澄野「……いやいや、警察は!国家権力は!?というか、村が主体でなんとかする問題じゃないのか、それ!?」

校長(KP)『それはできない色々があってだなぁ……と、とにかく、謝礼は弾む!!これは前金だよ!!』

飴宮「そう言って校長は最初に呼びかけた夏の両手に厚い封筒を握らせて、足早に逃げていくよ」

川奈「えぇぇ!!強引すぎない!?」

面影(影山)「澄野……『水野君、どっちみち私達は”事件”について関わるつもりだったから、これは渡りに船じゃないかな。お金はあって困ることはないよ』

澄野(水野)「えーと…………『ああ、そうだな、影山』……で、川奈をどうしよう」

川奈「このお金を澄野たちに託して無かったことにしたいけど、一番最初に頼まれたの私なんだよなぁ……うう……

影山『なんだかきな臭い村ですね。女性一人では色々と心細いでしょう、ここは一つ、余所者同士、団体行動で調査でもしませんか?』

川奈「ホントだ。なんか敬語の面影って絶妙にゾワゾワする」

面影「うふふ、もっとゾワゾワしていきなよ」

澄野「ゾワワは置いといて、これで全員揃ったってことになるよな」

飴宮「依頼を否が応にも受けることになった3人は、この村の地図をもらうよ。

……あ、言い忘れてた。水野タクは『友人の家』への地図も、手紙と一緒に貰ってるね。フツー、村の地図に個人宅の詳細ってないでしょ?多分。

だから今行ける場所は、村の地図に載せられた場所と、『友人の家』だね……


★地図に載せられた場所

●役場
●小学校
●資料館
+●友人の家
(水野タクが得た情報により追加)
●アイスクリーム工場
●神社
●山道
●診療所

川奈「行けるとこがいっぱいだけど、まずは二人の最初の目的優先だよね」

澄野「友人の、”黄中良子”の家だな」

面影「それはいいんだけど、軽く自己紹介でもしておこうか。まずは澄野君の水野君から」

澄野「あっ、ああ」

水野『突然話しかけて悪かったよ、オレは水野タク。公務員をやってる。今日は友人を訪ねに来たんだけど、事件がどうとかの話だったから……関係あるかと思って、横入りしたんだ。こっちは学校でカウンセラーをやってる……

影山『影山ひずみと言います。なにか困ったことがあったら、遠慮なく言ってくださいね。悩み事とか聞くの、得意なんですよ』

川奈「えー、えーと、おほん」

佐川『初めまして、私は佐川夏。カメラマンやってます。普段はアシスタントなんですけど、休みの日は個人的に写真撮ったりもしてて。今日もそのつもりで来たんですけど、まさかこんなことになるなんて……はぁぁ』

飴宮「はぁはぁ、いいのぅ、初心者同士のウブな話し合い探り合い。怠美も混ざりてぇ〜」

川奈「な、なんだか恥ずかしいなー!で、あの、行く場所って結局、澄野達が行くところでいいの?」

飴宮「あ、さっきも言った通り祭りが2日後ということで、3日間のタイムテーブルで動きます。順々に時間消費していくで〜」




★探索のルール
3日間のタイムテーブルで物事が動きます。
滞在期間は、8月13〜14〜15日の3日間。
1日は、朝、昼、夜と時間が動きます。
朝に3つ、昼に3つと調べることができます。
夜は宿泊施設である【役場】で大人しくしますが、宣言次第では……
3日目は夕方から祭が行われるので、1つ2つしか場所が調べられません。



飴宮「ちな今は朝の時間で、導入に時間かかったから、朝2つとしよう」

面影「つまり、13日に5つ、14日に6つ、15日に最高2つの場所が調べられる訳か」

川奈「けっこう調べられるんだね」

澄野「それなら余裕がありそうだな……とにかく、友達だって言う黄中の家に行こう」

飴宮「ピピーッ!ここでエンカウント発生!!」

澄野「警報か!?侵校生か!?敵勢力侵入!?」

川奈「澄野は何を言ってんの?」

澄野「ごめんなんか謎の頭痛がして……





飴宮「一行は目的地に向かおうとしましたが、道中、畑仕事をしている元気ハツラツお婆ちゃんに出会います」


お婆ちゃん(KP)『あれぇ!アンタ達、余所の人かい!?あんらぁ若い男の子が二人もねえ。お嬢さんも罪深いねぇ』

澄野「どんな関係だと思われてんだオレ達」





お婆ちゃん(KP)『くれぐれも、”オノコトリコ”には、気をつけなよぉ』




川奈「おの…………なんて?」