この紅茶、美味しいざんすよ。紅茶屋でも
やったらどうざんす。お坊ちゃんでも、
何か仕事はした方がいいざんすよ。
そうですね。
あいつ何やってんだ。
ちっとも帰らないぞ。
すっかり嗅ぎつけて、ボロを出さないか
見てるんだろうな・・・。
クソッ。
ふう、美味しい紅茶だったざんす。
また来るざんす。ごちそうサマざんすー!
ウッヒョッヒョ~!
そうですねー。はいはい。
もう来なくていいですよー。
(ギギ~・・・ガチャンッ)
・・・はあ~!なんっなのッ!?
あいつッ!
やっと帰ったな。
これは勝負を真っ向から受けて立った方が
いいんじゃないのか?
勝負って、向こうの指定した物を
こちらが捕まらずに手に入れたら
勝ちなんでしょー?
予め罠が仕掛けてあったら
思うつぼだ。
(キンコ~ン♪)
わあ゛ッ!びっくりしたーッ!!
・・・俺が出る。
みんな、隠れて。
(ギギ~ッ・・・)
はい、どちらさま?
やっぱり、もう一杯紅茶を飲みたいざんす。
えーッ!?店じゃないんだけど?
店を始めるってさっき言ったざんす。
お邪魔するざんす。
ええ~・・・。どうぞ。
うわーっめんどくせぇ!って顔してるね。
そうだね。
頂くざんす。(ズズーッ・・・)
(ブーッ!!)
なんざんすか、この紅茶は!
さっきと全然違うざんすーっ!
これ、ペットボトルのだけど。
・・・うぐぐぐ・・・
どこがどうとは説明できないざんすが、
お前、さっきの坊ちゃんとは別人ざんすね!
いや、俺だけど!?
さっきは僕って言ってたざんす!
あ、しまった!
・・・ウソざんすーっ!ウヒョヒョッ!
僕とも俺とも言ってないざんす。
引っかかったざんす!
え!?あ゛ーっ!面っ倒くさいなぁっ!
二杯目はペットボトルの紅茶で十分だろっ!
飲んだら、とっとと帰って!?
この家には同じ背格好の男が
・・・6人いるざんすね?しかも6つ子・・・
出てこなくても、わかっているざんす!
(・・・ゴクンッ)
ミーの勝負を受けるざんす!
わかったざんすね・・・?
・・・それでは諸君、待っているざんす。
(バタン・・・)
ふう、正面切って言われたら、
せっかくの直々のご招待だ。
ここは・・・
(・・・バサッ!)
お招きにあずかるとしようじゃないか。