〜4/15の途中まで
「だめ!絶ェッ対だーーーめ!これ以上は聞かないから!この話終わり!」って言い切った彩葉、おねだりが不発で呆気にとられたかぐやを見ながらよし
…!よしやったぞ
…!私の勝ち
…!と内心ガッツポーズしてたけど、
「
…あー
…そんなに一緒嫌だったんだ、
…ごめんねえいろは」って、ヘラっと笑うかぐやの顔が自分がクラスで浮かべてる八方美人のそれすぎて同族嫌悪を発動してしまい、
「っそ」の顔やめてよ、かぐやらしくない、と言おうとして先走って握った手に、
「
…彩葉?」とポカンとするかぐやがあまりに弱々しくて、言いたいこと全部ぐっちゃぐちゃになって、
「
…一緒が!嫌とは言ってない」
「え?じゃあ、」
「
…ああ、もう。本当に、本当にちょっとだけなら
…ね、まあ、」と、慰めるためにやむを得ずぼそぼそ口にした途端にぱああとみるみる顔を輝かせたかぐやに「いろはぁーーーー!大好き!」と抱きつかれて、ぎゅうぎゅうされながらどーーーしてこうなんのかな私!?と自問自答してるいつもの回
「おっけ、バンジーね。その日なら明けられるから大丈夫」
「
…えと、彩葉、NGない?」
「ありますけど。恥ずかしいのもダルいのも面倒なのも全部嫌だよ。これも別に私が立てた案じゃないでしょうが」
「いや確かにかぐやが参加してる企画のせいだけどさ!?
…別に、彩葉は、断ってもいーんだからね?」
「
…そりゃ断れたらいいけどさぁ」
「え?
――むえ。らんで頬ふねるの」
「私が無理だーって言った時の、自分の顔、かぐやは見えてる?」
「
―――」
「そりゃ、鏡もないのに見えてないよね。はい、そういうこと」
「
…えー。そんな残念そう?」「この世の終わりみたいな顔」
「
……」
「ポーカーフェイス、得意って聞いてますけど?」
「
…その筈なんですけど
…この前のコラボ配信でも無双したし
…ヤチヨでめっちゃ鍛えられてる無敵の鉄面皮の筈なんですけど
…」
「そりゃ不思議。まあそもそも、あんたのわがままも冒険も付き合うって決めてるから、そういう意味ならNGは
――ああ、かぐやが泣くこととか?」
「う、うう
……ちょ、もう顔あっついからやめてよぉ!?」
「はいはい」
ーーーーーーー
「
――受け入れて覚悟するしか、ない」のシーン、全然歯磨きの最中だからすぐに口をゆすぐ音が流れるのがという日常の味わいすぎていいんだよな 豪華な食事も綺麗なイルミネーションもいらなくて、人が人を好きになるにはボロアパートの真夜中、目と目を合わせて言葉を交わすだけでいい
「うーん、確かにこの人数で何かをするとなるとトラブルは必至かにゃー。まあでもでも?いつもどおりに『受け入れて覚悟するしか』ないのですよ〜」って何の気なしにヤチヨが口にしたら、みるみる彩葉の顔が険しくなるので、言葉チョイス間違えた間違えてないのに〜!って汗だくになるヤッチョの回
彩葉の座右の銘は多分その辺りの言葉からチョイスするけどヤチヨの座右の銘としてはマジで勘弁ならないしどんな理由があれ8000年の統括がそんな諦めをベースにするものであって欲しくないのでずっとムッ
…………としてるし、ヤチヨはヤチヨで彩葉から貰った大切な言葉であり指針なので絶対譲りたくない回
ーーーーーーー
シチュの具体性全然あれなんですけど、なんか困り果ててるモブのためにあれやこれややってた匿名希望キツネ系アバターお姉さんが、「これじゃ埒が明かないかな
……あー、もう。仕方ない!
――聞こえてるんでしょ!」と突然空を仰いで声を出すと、「
――もーちろん!」と分身のヤチヨが勢いよく降ってきて、ぽすん、と頭のうえに収まると狐耳をペタペタしながら「いつ頃ヤッチョ呼んでくれるのかな?ってワクワクしてたのに〜。もー、遅すぎ!」「管理者へのお問合せは最終手段に決まってるでしょうが。ホイホイ呼ぶわけ
…で、何とかなる?」「そりゃあもう!」ってウキウキで会話する2人に、え、え、ヤチヨ
…?親しげに話してるの、じゃあ
…と呆気にとられる回とかさあ〜見たいよ
ーーーーーーー
(また会える?
https://privatter.me/page/69dbd179d17ec の小噺)
「ゆーか、鞄のそれ、ウサギとキツネのぬいぐるみ付けてる!え〜もしかしてもしかして、
……かぐやといろPだったり!?」
「え、えと、うん。
私、かぐやちゃんといろはさんのファンだから」
「
――ふぁん」
「
……?」
「い、彩葉。どうしようゆーかがファンになってくれている
…」
「はは、よかったじゃん。あ、ありがとね、私のことまでそんな律儀に」
「そんなこと!その
…公園で遊んでくれた2人かは、今まで分かんないままだったけど。でも、ライバーとして見つけて、同じ所を好きになったから
…応援したいなって」
「ゆ゛ー゛か゛ぁ゛;;;」
「ひゃあ!?!?」
「
…ヤチヨに抱きつかれてる私、こんなんなんかな
…」
「ずび。彩葉はもっと酷い」
「泣くか喋るかどっちかにしなさい」
「あはは
…」
ーーーーーーー
「ヤチヨのライブのサポート、か
……。うん、分不相応かもだけど、それがヤチヨの願いなら、私、やるよ。任せて」
「彩葉
……!」
「あれ?でも私が舞台に立ったらヤチヨのライブ観客席から見られなくない?」
「それはまあうん」
「
……えっちょっと考えさせてもらってもいい?」
「彩葉
……?」
ーーーーーーー
ツクヨミ運営がヤッチョワンオペの場合、犯人の事件簿みたいになってそう 新規システムを期日までに追加して配信の企画立ててお悩み相談の回答原稿作ってクレーム要望の対応してユーザー増加イベント実施して、やることが、やることが多い
……!ヨヨヨ〜!さみしくなんかなかったよ〜!?(半ギレ)
ーーーーーーー
耳用の穴から狐耳だけ覗く深めのフードのコート被ってFUSHI頭に乗せながらツクヨミ徘徊してる狐のオネーサン、ロマンある 所用があっていろアバターのままで歩かなきゃ〜な時に隠密感ある感じで歩いて、目が合ったヒトにしーっ、とかやって『小娘!カッコつけんな!』ってFUSHIに跳ねて怒られて欲しい
なんかヤチヨの代わりに調べ物をしなきゃいけない彩葉の相棒はFUSHIであってほしい
『その先はツクヨミでも結構アングラな路地だぞ。気をつけろ〜』
「へえ。あえて泳がせてる感じだ」
『ノーコメント。ヤチヨは自分の権謀術数とか、彩葉に知られたくないらしいからな』
「喋ってる喋ってる。てか私、8000年全部知ってるのに?」
『それでも』
「それでも、ね。
…、ふふ」
『なんだよ』
「ヤチヨ、可愛いなあって」
『フン、そーゆーのは、本人に言ってやれ』
「だから言ってる」
『
…気づいてたのか?』
「干渉を受けてるFUSHI、動きと音声が3F位ズレるんだよね。今は切れてるぽいけど」
『
…ごめん』
「いーよ、嬉しいから。勿論FUSHIも可愛いよ」
『
…むう』
ーーーーーーー
キツネの着ぐるみでずんぐり徘徊もいい 10年前にとあるライバーが着たことにより若干流行ったけど今や色物の着ぐるみが堂々と歩く異質さに、え
…なにあれ
…?もしかして
…と遠巻きにされながら観光してる所にめーーっちゃ走ってきたかぐやが
「いっ、いろPいたぁ!?なにしてんの!?」
「あれ?かぐやじゃん。ダメだよ大きい声出して」
「かぐやじゃ〜ん、じゃなくて!あーもー、すっげー目立ってんだよ今それ!正体隠すつもりなら意味ないって!見てほら彩葉堂々のトレンド1位!」
「嘘でしょ何で!?」
って愕然としてるいろPがそのまま引きずられてくのに
『いろPもうっかりするんだな
…』
『狐も木から落ちる』とかコメントが付く回
ーーーーーーー
基本ツクヨミ有名人としてのスキルや経験がヤチヨのほうが遥かに上でリテラシーもずっとあるので、ちょくちょく「いや私は別に良くない?」とか謙遜する彩葉に「よくないんだよ、いーーろーーはーー」ってにっこり圧かけるヤッチョはいる マジで軽率にゲリラライブとかやってコンコンと説教される彩葉
「ほら
…かぐやの歌とか、残しておきたいから、時々私も歌おうかなって
…」
「うん、あのね?それは私もすっっごい嬉しいんだけどね?方法があるよね?あのエリア、人集まりすぎてアクセス制限かかった上一部においては強制ログアウト措置まで発生したよ?」
「なんで?」
「彩葉のことがみんな好きだからだよ???」
「ハハハそんなまさか」
「
…………………………」
「
……ごめん、次は事前申請します
……」
「
……。彩葉ってさ、やっぱ時々おバカだよね」
「ヤチヨに言われてみたいけど言われると普通に傷つく言葉シリーズだ
……」
「彩葉」
「マジごめん」
ーーーーーーー
「彩葉ー、いけそ?」
待機所の物見台にて。かぐやの言葉に軽く頷く。
「おっけー。問題なし
――」
そう、問題なく勝てる。別にプロを自称する気はない、身内の本物を知っている。それでも、画面に映る彼我のレート差があり過ぎる。人数制限なしのKASSENトーナメント初戦、緊張しきりの向こうさんには悪いけれど、このままじゃ始まるのは一方的な蹂躙だ。
……さすがにやり込みすぎたな、10年。
「
……ヤチヨの助言通り、エキシビジョン枠とかに入れてもらったほうが良かったかなぁ
……」
「それ特別扱いでやだーって言ったの彩葉じゃん」ごもっともで。かくいうかぐやもニュービーだったのも今は昔、ヤチヨとしての経験値も込みですっかり玄人プレイヤーの域だ。私とサシでやったとて、勝てるかどうか。
「
――あぁ、すぐ終わっちゃうかもってこと?」
「
……まあ、そんな所」
私の悩みを的確に見抜いたかぐやは、ハンマーを素振りしながらそれもまあ一興じゃん、と口にする。
「だって彩葉とかぐやはサイキョーですし?
――見せつけちゃおーぜい」
にひ、と、得意げにピースサインを向けられれば、そりゃまあね、と指を合わせて仲良しのやつ。別に、勝つ事自体に異論はない。かぐやが再デビューして日も浅い、しっかりやれることはやっておくべきだ。
と、知っていても。
――でも、私だって成り行き10年、研究者と同時にライバーの草鞋を履いていた、エンターテイメント畑の人間である。
「
……いや、やっぱ待った」
「んえ?」
絡めた手ごと、ぐい、と引かれたかぐやがとぼけた声を出して
――ひょいと私の肩に担がれる。軽い。現実じゃ未だにこうはいかない。鍛えないとな。困惑しきりのかぐやが、私の名を不安げに呼ぶ、
「〜
………ええと、いろP?こちらにおかれましては」
「『ハンデです。
――かぐや抱えたまま行きます』」
のを。スルーしてシャウトで発言を入れれば、さて、音声遮断された会場向こうの盛り上がりは如何ほどか。絶句するかぐやを置いて、私は自分の現状を端的に整理する。
「うん、メンバー1人欠落、片手縛り
…」
「ちょちょちょぉっ、いろはぁ!?い、いきなし何言ってっ、」
まさしく片手落ち、しかし、向こうさんの合計したレート値的にもこれで差はかなり減った。盛り上がりには欠かないだろう。
「いい感じかな。
よし、かぐや、行くよ」
「行くよ〜て。
いや、え、本当の本気でかぐや物理で彩葉のお荷物なの!?マジ!?」
わぁわぁ、私の背中を叩きながら騒ぐかぐやに、私はハイハイとゆるく笑む。
「どうせ次の試合はかぐやの独壇場でしょ」
「かもだけど!」
「
――お守りしますので、じっとしててくださいなお姫様?」
冗談混じりの慣れてるはずの呼び名に、どうにも顔を赤くしたかぐやは。
「
――お、お姫様なら、こんなっ、た、俵担ぎなんかすな彩葉のバカぁーーー!」
「他にないんだって運び方。
……だっこ紐がいいの?」
「二度はやだよ!!!」
そんなしっちゃかめっちゃかな叫び声と共に、KASSENの空へと舞い上がっていく。最後の発言で要らん誤解がツクヨミ各所を駆け巡ったのは、また別の話だ。
ーーーーーーー
彩葉と一緒にミニライブ〜!ってウキウキで彩葉がかぐやと過去弾いたことがあるカバー曲とかでセトリ組んで持ってったら「え!?は!?ヤチヨの竹取!?!!?!!?!?」って叫んだきり呆然とした彩葉が
「S席取る
…」
「いや、彩葉はヤッチョと一緒に演奏ですよ?」
「最速先行
…」
「ないよ?」
「お、落ちたら生きていけない
…」
「ミニライブは誰でも参加できるからね?彩葉?おーい?聞いてる?ちょいちょい」
「ヤバい涙出てきた」
「聴いてもないのに?」
「ごめん
…無理
…鍵垢呟いてもいい?」
「漏洩〜」って会話が成り立たなくなる回
ーーーーーーーー
「あ、あの!」
呼び止められた彩葉は足を止める。今はオフの真っ只中、かつヤチヨからの依頼で密偵中だ。
すわ、正体が割れたかと思うけれど
――声をかけてきた女の子の視線は、彩葉のフードに包まれた頭上、呑気にくつろぐFUSHIに向けられていた。
「そのヘッドアクセ、FUSHIですよね!どちらで入手されたんですか?」
「
――あーっと」
まさかオリジナルとも言えず、彩葉は返答に惑う。
「これは、えー、その
――」
『
――よく気づいたね!先行βテストキャンペーンの一部なんだ!情報公開はもう少し先だから、内緒にしてて!』
濁した声に被さったFUSHIのきゃわきゃわな声に、彩葉は堪らず悲鳴が出そうになるのを必死に抑える。
「そうなんだー!じゃあ、私らもそのうち乗せられるのかな!」
「えー楽しみ!お姉さんすみません、ありがとうございます!」
「い、いえいえ〜
……」
ははは、と軽く手を振って、女の子達を見送った後。徐に差し出した腕に飛び乗ったFUSHIが、どやと体を反る。
『
――ふん、応用力が足りないぞ小娘!』
「
……マジで誰かと思ったわ。そういやチュートリアルそんな声だったねあんた」
『ふじゅ〜をプレゼント♪』
「うわ聞き覚えあるー!」
流石に可愛すぎる。そういやFUSHIって愛好家というか患者?も多かったなあと、彩葉はぼんやりヤチヨのファンダムの殺伐とした会話を思い出しつつ、口を開く。
「
……ねえFUSHI」
『なんだ?』
「こうやって注目浴びちゃうけどさ、なんだってここがいいの?」
やけに、私の頭上やら肩に乗ることにこだわる、FUSHIの嗜好には興味があった。今後もこうして問われることを考えると、FUSHIにはアイテムのストレージだったり、もしくはもっと別の場所とか聞いてもらったほうがいいのでは。彩葉のそんな問いに、FUSHIはむ、と眉間にシワを寄せる。
『嫌か』
「嫌じゃない」
『じゃあいいだろ。ボクは彩葉と一緒にいるならここがいいって決めてる。
――一番うれしそうなヤチヨが見られる、特等席だ』
ぴょん、と、フードの上に戻ると、FUSHIはフン、と鼻を鳴らす。なるほど、と彩葉は彼の説明に納得して、それが自分と飼い主双方の好感度で成り立つものだと気付いて、たまらず口元を緩めた。
「
……可愛いこというじゃん。ね、ついでに私への態度ももっと可愛くしない?」
『キリキリあるけー!』
「あーもう、飼い主によく似て素直でないことで
……」
べしべし頭上で跳ねられるのに、彩葉は嘆息一つ、フードを深めにずらして歩き始める。
ーーーーーー
「えー、やるじゃんFUSHI、完敗だわ〜」『ふっふっふ、彩葉には負けるぞ〜』って、ウェイウェイ手とウミウシの身体で仲良しのやつもどきしてて、なんか彩葉悪友テンションで楽しそうだしFUSHIも遠慮ないしでどっちにどういう嫉妬すればいいかわからずわなわなしているヤチヨの回
ーーーーーーー
「彩葉〜、こういうステップ踊れる?これこれ、この動画のやつ!」
「何急に。えー?あー
…こういう感じ?」
「
………」
「見りゃできるけど。
…なんか言え」
「こるぇだから彩葉っさァんは撮れ高がっさァ
…」
「その言い方やめんかい。かぐやだって似たようなもんじゃん」
「それはそう!」
「なんつー不毛な会話」
嫌味なく「練習?そんなしないかなあ。まあフィーリングでできちゃうかんね〜」と答えてるかぐやのフォローする彩葉、
「これ事実ですよ、手本の動画を一通り見ればかぐやはそこそこやれるんですよね、
…羨ましい」と嘆息すると、じっと見上げてくるかぐやが不思議そうに
「でもいろPもやれるじゃん?」
「
…あのね、買いかぶりすぎ。私は良くも悪くも器用貧乏なの、別にあんたほど出来ないから」
「えー?じゃーさ、この前のカバー用の譜面覚えるのどれくらいかかった?」
「は?メロディ知ってたし、半日練習すればなんとかなった
…かな。うん」
「
…んひー」
「
…何、ちょ、つっつかないでよ」
とかわちゃわちゃやってるインタビュー出て、いや、流石に盛りすぎだろ
…なんだそのハイスペ
…って与太扱いされる回はあっていい
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