藤花詩空
2026-04-01 00:00:00
12810文字
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2040487

【イケメンオタク四天王】悪の四天王幹部編

メイン制作ゲーム【イケメンオタク四天王】純空のオタク転校生:2026年エイプリルフール企画「もしイケメンオタク四天王が悪の幹部だったら」プロット



7

「無事か……アンタ」
 アリスに手を差し出したのは崩れた洋館ごと消えたハズのショウセイだった。
「あなたこそ崩れた洋館の中に取り残されていましたよね! あの時ケガもしていたハズでは!?」
「それはもう問題ない……アンタの魔法が効いたんだろ」
「大した回復魔法だな……お陰で死に損なった」
「それなら……いいんですけど……
「どうして助けてくれたんですか」
「貰った恩は返す。敵のアンタに救われた命で生きてるなんて知れたら……どうせオレの居場所なんてねぇし」
「それならもうアンタの側に居るくらいしか……やることもねぇんだよ」
「にしても何でアンタ……チュウジと戦ってたんだ」
「キョウヘイ君があの人に……
「キョウヘイって……まさかキョウヘイのことか?」
……え」
「アイツが騙して傍に居る女って……まさかアンタのことだったのかよ!」
 驚いて言葉を失った時……
「あーあ、ショウたん……バラしちゃ困るなぁ」
 追い求めた声が……聞きたくない言葉を紡いだ。
「困るよ裏切りなんて。チュウちゃんなら絶対に彼女のこと……倒せる計算だったのに」
「キョウヘイ君……!?」
 嫌な予感がする。
「でもバレちゃったらしょうがないか~」
「ごめんね、アリスちゃん。師匠の話なんて最初から嘘。あの人は今……ボクの中で眠ってるんだよ」
「どういうこと……ですか?」
「ボクが優しいのだって……全部嘘だったってこと」
「気づいちゃったよね……だからここでさよならだ」
「女……クッソ……動けねぇ!」
「ダメダメ、ショウたんジャマしない」
「今は地面に居る虫さん達とでも遊んでてよ」
「彼女と遊ぶのが終わったら……ちゃんと相手してあげるから」
……!」
 色んな感情がない交ぜになって、ただキョウヘイを静かに見つめることしかできない。
(でもキョウヘイ君の手で終われるのなら……わたしは……
 だけど結局何も起こりはしなかった。
……あれ、何でだろう」
「何か……涙で前が見えないや」
「弱っているキミの全てを奪うなんて……簡単なことなのに」
「何でボク……動けないんだろ……
 キョウヘイが悔しそうに呟いた時……
「揃いも揃って……随分と腑抜けたものだ」
 別の声がした。