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kr0mm333
2026-02-03 09:30:47
18313文字
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柴チヒ②
原作後の未来設定で捏造モリモリの柴チヒ(41×20)
柴さんの前からいなくなるチヒロ君の話で、2月のWEBオンリーで展示したいと思ってるものです。
1話ずつ増えていきます。
柴チヒ① (
https://privatter.me/page/6950d1ea15f40
)の続きで、幕間と4話からになります。
続きの柴チヒ③ (
https://privatter.me/page/698c8ed1cd5cb
)はこちら。
最終話まであります⤵︎
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27272245
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「ーーっ!?」
視界がまた切り替わる。
聞こえるのは荒い呼吸の音だったが、それが自分の発しているものだと気づくまで、三十秒ほど時間がかかった。
目の前にあるのは瓦礫の山でも、花畑でもない、見慣れた天井。
「ゆ、め
……
?」
呟いた声は掠れているというより、呼吸の中に紛れてただの音にしか聞こえない。
しかし、声に出したおかげでさっきまで自分の前に広がっていた光景が夢だったことに確信を持てた。
胸元を押さえなくても、心臓が早鐘を打っているのがわかる。
部屋の中は暗く、よろけそうになりながら体を起こした。だが、その原因は暗さだけではない。
目の前にある闇から目を逸らすように窓の方を見れば、家の周りを囲む森の輪郭がうっすらと浮かび上がり、桜の花びらが舞っているのが見えた。
東の空は白んできていても、起きるにはまだ早い時間に違いない。
それでも、目を閉じるとさっきの光景がまた浮かんできそうで二度寝する気にはなれなかった。
部屋を出て、音を立てないように階段を降りる。
きっと、柴はまだ眠っているのだろう。
あんな夢を見た後だ、直接顔を見て安心したい思いはあるが起こしてしまうのは申し訳ない。
柴の部屋の前を通って洗面所に向かう。顔を洗えば少しは思考もスッキリするかもしれない。
そんなふうに考えてみたものの、顔を洗ったところで割り切れるものではなかった。
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