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kr0mm333
2026-02-11 23:14:41
6103文字
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柴チヒ③
原作後の未来設定で捏造モリモリの柴チヒ(41×20)
柴さんの前からいなくなるチヒロ君の話で、2月のWEBオンリーで展示したいと思ってるものです。
1話ずつ増えていきます。
柴チヒ① (
https://privatter.me/page/6950d1ea15f40
)と柴チヒ② (
https://privatter.me/page/698141b78b01c
)
の続きです。
今回は幕間+2話で終了の予定。
ラストまで間に合えばいいんですが…
イベントで展示したもの。
最終話まであります⤵︎
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27272245
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暑い夏が終わり、気づけば肌を撫でる風が涼しくなっていた。
仙沓寺は山奥にあるため、都会よりもずっと季節の移ろいが目にわかりやすい。あんなにも青々としていた木々の葉はその端を黄や赤に染めつつあり、もう少し時間が経てば視界一面の鮮やかな紅葉が見られるだろう。
ここに来て、もうすぐ半年。
その間に夏が過ぎ、誕生日を迎えた千鉱は二十一歳になっていた。
そして今日、十月十五日。
いつもなら誕生日を迎えた柴のため、彼の好物を作っていたところだ。
毎年、柴におめでとうございますと言うと、彼は決まって「もう祝ってもらってもなあ」などと言っていた。それが、ただの照れ隠しだったのは皆に知れている。
だから、いつものように誕生日、と口にしかけーー咄嗟に言葉を飲み込んだ。
自分から離れておかながら、柴の誕生日を祝う資格が千鉱にあるはずがない。
目を閉じ、深く呼吸する。
鼻をくすぐる金木犀の香りに、柴の笑顔が脳裏に浮かぶ。
しかし、その笑顔を振り払うように、千鉱は小さく頭を振った。
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