Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
いを
2025-11-02 17:45:08
6899文字
Public
タグ、掌編、その他
Clear cache
タグまとめ31
くらくら
それぞれフォロワーさんのお子さんお借りしています。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
マッケンチーズグラタン(椿さん)
マッケンチーズグラタン。正式名称はマカロニ・アンド・チーズ。
……
の、グラタンである。たっぷりのチーズとマカロニのみのグラタン。肉や野菜が入ったふつうのグラタンとはちがう。
「珍しいものを食べていますね」
自分には微妙な高さのソファ、そしてローテーブル。急患かと思い、曲げていた背中を正した。扉の前に椿が立っている。熱いマカロニと熱しに熱されたチーズが喉をとおり、おもわずむせた。
「大丈夫ですか?」
ミネラルウォーターを一気にあおぎ、「ああ」とうなずく。
「遅い昼食ですね。飛白さん」
「気付かなかった。
……
怪我でもしたか?」
「あ、いえ。ちょうど通りかかったので」
コンビニのグラタンもなかなか美味いものだと思い、紙の器のそれを一瞬、見下ろす。
「ヒマなら座れよ。メシ食ってるけど」
「ありがとうございます。ちょうど休憩で」
まむかいのソファに座った椿は、ゆたかな紫色の髪をゆらしながら、「それは?」と問いかけた。
「マッケンチーズグラタン。珍しかったから、買ってきた」
「飛白さん、眼鏡曇ってますね」
くすくすと笑っている。たしかに曇っているので、眼鏡を外し、テーブルに置いた。カトラリーなど置いていないから、コーヒー用のスプーンを持ってきて食ってみるか、と問うと、目をまんまるにした。
「食いさしだけど。ここ、まだ手ぇつけてないから」
クリーム色とチーズが焦げた茶色の間にスプーンをさしこんで、すくいあげる。
「いいんですか」
「どーぞ」
マカロニが二個に、少々焦げたチーズ。彼はそのちいさなスプーン一杯のグラタンを口に運んだ。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内