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ちよど
2025-08-25 16:34:28
10390文字
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わし様など
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短編化企画(2025年1~7月)
#練習1Pでポストしていた1P小説を短編化したもの。リクエストしてくださって本当にありがとうございました!
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No.3
アシュヨダ
「全部、俺のせいにすればいい」
小さな唇が引き結ばれて、アシュヴァッターマンは慌ててその体をシーツごと抱きしめた。
ドゥリーヨダナのベッドは広い。地獄のような周回の癒やしとして作らせたそれは、しかしアシュヴァッターマンの腕の中の少年が粗相を隠すには狭すぎた。
霊基異常で少年に戻る前のドゥリーヨダナなら、例え眠っている間に下着を汚したとしても気にせず片付けさせただろう。男として当たり前の生理現象なのだから。
アシュヴァッターマンは少年を抱きしめた。
霊基異常になっても変わらない甘やかな花の香りだけが強く匂う。
腕の中の子供はアシュヴァッターマンの半分ほどの背丈しかなく、その細い肢体は彼が大柄な戦士になるまでの鍛錬の厳しさを思わせた。
周回中の事故で魔力を使い過ぎ子供に戻ってしまったドゥリーヨダナにアシュヴァッターマンは恐る恐る声をかける。
「だ
…
スヨーダナさま」
それに返事をするどころか腕の中の少年は恥辱に震えている。
ひとり息子として育ったアシュヴァッターマンは途方に暮れた。
きらびやかなドゥリーヨダナの部屋を見渡しても助けになりそうなものはない。当然だろう。夢精してしまった子供にかける言葉など聖杯知識をひっくり返しても出てくるはずがない。
しかも、悪いことに。この幼いドゥリーヨダナはアシュヴァッターマンの額の宝珠を見て自分を慕ってついてまわっていた年下の子供と同一人物だと分かってしまっているのだ。
これ以上の恥はそうそうない。
そして何よりも恥を嫌うのがドゥリーヨダナだ。
アシュヴァッターマンは見ていた。記憶まで少年に戻ったドゥリーヨダナにしてみれば、知らない場所で知らない人間に囲まれてわけの分からない事を言われているだろうに。背筋を伸ばしたまま臆する事なく対応していたのを。
鍛え上げられた戦士になったアシュヴァッターマンを寿ぎ、目印になった宝珠に口づけをしてくれた。その足元が一生懸命背伸びをしていた事を。
それが虚勢でも。アシュヴァッターマンはドゥリーヨダナのそういう所も好きだった。
さて、そんなプライドがエベレストな少年が。しつこく乞われて添い寝を許した年下の男(今は年上)の前で精を漏らしたとなれば
……
。
アシュヴァッターマンは天井を仰いだ。
ここは王宮ではなくカルデアだ。そして子供用の下着は数枚しかない。つまり汚れた下着を交換するには理由を説明しなければならない。
その事に少年も気づいたのだろう。アシュヴァッターマンの腕の中の小さな体が徐々に強張っていく。
覚悟を決めてアシュヴァッターマンはゆっくりと少年を包んでいたシーツを剥いだ。
目元を赤くして涙をこらえている小さな顔を覗き込む。
「
……
スヨーダナさま」
柔らかい声に少年が顔を上げた。
唇を重ねる。
「あんたは何もしてねぇ」
いろんな疑問を浮かべる紫の瞳に映る自分が微笑んでいる事を確かめて、アシュヴァッターマンは少年の下着の中に手を滑り込ませた。
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読んでくださってありがとうございます。
少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです。
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