akinoshiroihana
2025-04-14 21:35:33
12874文字
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名刺置き場2

2022入院中ゲッター


●アニアク隼人が「内臓ボロボロ」で「もう長く生きられない」設定だったんなら(円盤持ってるのに忘れてました)、火の鳥復活編の女ボスみたいに寝椅子使ってりゃエロかったとうわなにをすry




こうも画面が荒れてはあちらの状況も知れたものではない
モニターに映るのは神司令の上半身だけだし。たまらんな

専用回線での通信が終わった後、カムイがぽつりと言った
なんだよカムイ、神司令オフライン会議状態で下はハーフパンツだったりしたらちょっと許せねえぞ、とは、マシンランド内の高気温に今だ慣れない拓馬と獏である。あと実は画面外でにゃんこなでなでしてるとかも!など鼻息荒い拓馬はさておき、「ここの暑さ、寒がりの年寄り優先配慮で、エアコン切ったが最後『23℃まで』って強制暖房モード入る初夏の病院みたいだ」と青息吐息なのは代表代理として死に近い高齢の信徒を何度も見舞った事のある獏である。ハチュウ人類には心地よい微睡みに誘う高級客室の温度調整なのだが、「ネコチャンと……ハーフパンツ……イイ……地上」など呻かれては、こちらは誓って欠片も無く抑えていられた筈の情や煩悩までむくむくと生じてしまうと、眉一つ動かさないままカムイは心中限定であらぶった、だいたいそういう事ではないのに!と。

よく固まる画像に映り込んでいたのは指令室の奥のプライベートエリアにある寝椅子のヘッドレストだ。長い戦いで内臓までボロボロで、もう長くは生きられないあの人は、ごくたまにそこから指示を出す。
そういえばここ暫くはドクターに止められてもあそこに引っ込もうとはしなかった、拓馬が来てからというもの。もしその姿を見せていたら彼は何と言っただろうか、最初は率直に「エラソーだな、でも似合ってる」?そしてやがて「だからいつも寝っ転がってンだな、そうか、もう無理すんな」?なるほどこれは見せたくないだろう。
モニターが届ける爆炎と轟音と明滅する命を見る彼の寝椅子の上に覆いかぶさって小さく耳打ちした時に舌が感じたのあの温度と匂いはここには無い、故郷には無い
蜥蜴の方に近い自分の舌が育ての親を勝手に恋しがっている、そう気付きカムイは指先で自分の唇の奥にひそかに触れ、それをたしなめる


あの人の内臓が血を流している。何万マイルの海の上、太陽の下で
白い塔で愛と信じるものを浴びて育った蜥蜴は、焦がれるような不安の奥で、とても甘く心地よいしたたりを感じた
それは良質な餌もしくは乳に似ていた