現パロ転生(雑伊♀️)




忍術学園の医務室。
卒業を間近に控えた伊作君は後輩のための薬作りに忙しそうだった。忙しい中でも曲者の私の相手するなんて優しい子だ。
「ねぇ、伊作君。本当に戦場医になるの?」
「はい。校医の新野先生に戦場専門の医師団を紹介してもらってそこに就職が決まりました」
そうだ、君がここを卒業してからも文通を続けようよ」
「僕は各地を飛び回るんですよ、忙しくて忘れちゃうかもしれない。それでもいいんですか?」
「いいよ、私か私の部下が直接伊作君の元に行くから。それとタソガレドキの近くに行くことがあったら気軽に立ち寄りなさい。歓迎してあげる」
「僕はそんな風にしてもらう程の人間じゃないですよ」
「何言ってるの、伊作君。君は自分が思っているより立派な人間だ。それをもっと自覚自覚した方がいい」
「そうですかね?」
「戦場医の仕事をしていく中でわかるはずだよ。私は君の行く道を応援しているから」
「ありがとうございます雑渡さん」
そう行って私は忍術学園の医務室を出て自分の城へと戻った。

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「先生、雑渡先生。私の話聞いてます?」
昔の事を思い出しているうちに少し寝ていたみたいだ。どうやら保健室で伊佐子さんに包帯を替えてもらっている最中らしい。
「ごめんね、ぼーっとしてたよ伊作君」
「伊作?私の名前は伊佐子ですよ」
ごめんごめん。で、何の話だっけ?」
「今の医療って進化しているじゃないですか。なので先生のその額のアザも美容医療で治せると思うんですよ。治す気はないんですか?」
「治したら、君が包帯巻いてくれないじゃない。先生、寂しいなー」
私がニコニコしながら言うと怖い顔でにらまれた。
「冗談だから冷めた目で見ないでよ。それ以外にも理由もある、私はね探してる人が居るんだ」
「探している人?それって奥さんとか
「うーん、ある意味そうかもね」
私がそう答えたら伊佐子さんは一瞬落ち込んだような顔をしたかと思ったら
「善法寺君?」
「先生カッコいいんですから、すぐに奥さん見つかりますよ」
「あうん」
すぐにニコリと笑った。いや私としては君を奥さんにしたいんだけど、前世と変わらず好意には鈍いな

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仕事を終えて家に帰ると、家に灯りが点いていた。
「こなもんさん、おかえりなさい~」
「伏美、来てたんだ」
自分の姪である伏美が家に遊びに来て、晩ごはんを用意していた。
「週末に遊びに行くって言ったじゃないですか~」
「ごめんごめん」
「ほら、ご飯食べながらお話聞かせてもらいますからね!」
「はい
ご飯を食べるために急いで着替える。

伏美が作ってくれた晩ごはんを食べながら近況を話す。この子も前世の記憶持ちで私のよき理解者でもある。
「はぁこなもんさんって変な所で遠慮しますよね」
伏美が呆れた顔で私の方を見る。
「そうかな」
「あの時、伊作先輩を囲っていたら良かったのにずっと後悔しているんでしょう?僕知ってるんですから、伊作先輩とこなもんさんは普通の友人とは違った関係だったの」
「よく見ていたね。でも私は伊作君の可能性を潰したくなかったんだよ。あの子なら戦乱の世を変えてくれると信じていた」
「はぁ伊作先輩を神聖視し過ぎですよ。そんなだから城の跡に
「あーそれは言わないでよ」
伏美が私が伊作君にバレたくない秘密を喋ろうとしたので思わず止める。
「これでも僕は応援してますよ。こなもんさんと伊作先輩が結婚すれば、私も親戚になって伊作先輩とイチャイチャ出来ますから」
ニヤニヤとした顔で言う伏美。
「君ね
「コンプラがどうとか気にしているんでしょうけど、同じ時代に転生するのって珍しい事なんですよ。しかも今世の伊作先輩は女の子、性別も気にする必要もありません。この機を逃すと次のチャンスがいつになるかわかりませんよ。こなもんさんには今度こそ後悔しないように生きてほしいんです」
「わかってるよそれにしても君はよく言うね
「だって僕転生繰り返して、自分が合計何歳か覚えてませんもん~」
自分が受け持つ生徒より伏美の方が年下なのに頭が上がらないずっと昔からこうだった気がする。